2種類の久保田をブレンド! テンションの上がる美味しい組み合わせを発見
久保田の意外な味わいや新しい楽しみ方などを、久保田ファンの皆様と一緒に飲んで話しながら見つけていくイベント「KUBOTAYA座談会」。第6回は「2種類の久保田をブレンドして新しい味わいを探そう」をテーマに開催しました。
特集
久保田の意外な味わいや新しい楽しみ方などを、久保田ファンの皆様と一緒に飲んで話しながら見つけていくイベント「KUBOTAYA座談会」。第3回は、「お酒に弱い人でも楽しめる久保田の美味しい割り方」をテーマに開催しました。
目次
「KUBOTAYA座談会」とは、久保田の意外な味わいや新しい楽しみ方などを、久保田ファンの皆様と一緒に飲んで話しながら見つけていくイベントです。
第1回目の座談会には、お酒は強くないけど日本酒は好き、という方が参加してくださいました。その方よりいただいたのが、お酒に弱く、飲める量が少ない人でも、こうやれば楽しいという方法が分かるといい、というコメント。
日本酒をソフトドリンクで割ればアルコール度数も低くなるので、お酒が弱い方でも楽しめるのではないか、ということで、第3回は「お酒に弱い人でも楽しめる久保田の美味しい割り方」をテーマに開催しました。久保田2銘柄をソフトドリンク5種で割って飲み、どの組み合わせが一番美味しいかなど、率直に語り合った感想をレポートします。
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<熊木さん>
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<髙橋さん>
久保田を好きになったきっかけ:にいがた酒の陣で試飲したこと。それをきっかけに苦手だった日本酒を好きになり、今では色々な酒蔵の日本酒を楽しんでいる。日本酒を飲むようになって5~6年とのこと。日本酒を割って飲むという認識は本日までなかった。お酒の強さは熊木さんと同じくほどほど。
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<榎並さん>
朝日酒造 マーケティング部に所属。本日の司会進行を担当。
久保田は、味わいのタイプが異なる2種類を用意しました。
久保田 純米大吟醸(アルコール度数15度):洋梨やメロンを思わせる華やかな香りと、甘味と酸味が調和した上品な味わいがあり、久保田らしいキレも併せ持つ純米大吟醸酒。
久保田 千寿(アルコール度数15度):綺麗であっさりした辛口でありながら、まろやかさを感じさせる味わいの吟醸酒。喉をさらっと通るキレの中に、米本来の旨味と酸味とともに、ほのかな余韻や甘味が感じられます。
そして割り材は、定番かつ家でも用意しやすいものとして、炭酸水、オレンジジュース、コーラ、カルピスウォーター、麦茶の5種類を用意しました。
これまでKUBOTAYAでは久保田に合う様々な割り材を紹介してきましたが、今回用意した割り材は、炭酸水以外はどれもKUBOTAYAでは試したことがありません。一体どんな味わいになるのでしょうか?
熊木さん(以下、熊木):まず日本酒をそれぞれストレートで飲むと、純米大吟醸の方が好きですね。千寿だけで飲んだら分からないんでしょうけど、2つ並べて味わうと、若干、千寿の方がアルコールの匂いがある感じがします。
髙橋さん(以下、髙橋):千寿はいわゆる日本酒って感じですもんね。ストレートで飲むなら、私も断然、純米大吟醸かなあ。すっと飲めますよね。
日本酒と割り材を1:1で割ると、アルコール度数が半分ぐらいになるんですね。今回の久保田はどちらもアルコール度数が15度だから、7.5度ぐらいになる。
熊木:千寿と炭酸水を1:1で割ってみると、千寿をストレートで飲んだ時に感じるアルコールの匂いが和らぎましたね。日本酒感が少なくなった。
純米大吟醸と炭酸水を1:2でもやってみると、アルコール度数が5度で、ビールと同じくらい。若干薄くて、もう少し日本酒を入れたくなります。
髙橋:私は、純米大吟醸と炭酸水を1:1で割ってみます。うん、美味しい!ストレートで飲んだ時より、香りが際立つ。この飲み方はありかもしれない。
同じ組み合わせで、割合を変えて1:4で割ってみましたが、これだとアルコール度数が3度ぐらい。これもありですね。お酒に弱い人には、氷を入れて飲んでみて、と言ってこれをあげたいです。
髙橋:千寿とオレンジジュースを1:1で割ったんですけど、ちょっと苦いかな。
オレンジジュースの割合を増やしてみると、オレンジジュースになりますね(笑)。オレンジジュースの味が口の中にすごく残る。
熊木:私も同じものを飲んでいます。割り材の比率を高くすると、割り材の味になっちゃうと思うんですね。だから1:1という割合が、割る上で一つの限度のような。でも、アルコール度数7.5度って低くないですよね。お酒に弱い人にとってはどうなんだろう。
ビタミンCとかカリウムを多く摂ると、お酒が翌日に残らない。そういう効果を狙って、オレンジを搾って、生搾りっぽく割るという方法で攻めるのも、お酒に弱い人にとってはいいのかなあ、と思ったり。
髙橋:あ! 純米大吟醸をオレンジジュースで1:1で割るのは、美味しいかもしれない。純米大吟醸の香りもほんのりしている。
どの日本酒を割るかによって全然違うんだ! 面白い。さっきの千寿とオレンジジュースが衝撃的で、「おお…」っていう感じだったので、それと比べると、これはお酒に弱い人がやってもいいかも。ちょっともったいないと思うかもしれないけど、私はありだと思う。
熊木:わたしはちょっと、ですね。純米大吟醸の香りとオレンジジュースの香りがぶつかっている気がする。飲むと一瞬オレンジジュースの香りなんだけど、あとから時間差で、純米大吟醸の香りがくる。これがどうですかね、という感じです。だから逆に千寿の方がまだいいのかな。アルコールの匂いが、オレンジジュースで消えていく感じで。
髙橋:個人の好みや、男女での感じ方の違いもあるかもしれませんね。
髙橋:炭酸は合うと思うんだよね。ただ、コーラの甘さとどう反応するか。
千寿とコーラ、純米大吟醸とコーラ、どっちも1:1で割ってみました。うーん…。どっちももったいない。コーラって刺激があってもっと美味しい飲み物だと思うんですけど、気が抜けたコーラになってしまっている。氷を入れると少し変わると思う。どっちかと言えば、純米大吟醸の方が飲みやすいですね。
熊木:千寿とコーラを1:1で割ると、炭酸が抜けたコーラって感じですね。あと、駄菓子屋のコーラの飴の味がします。
純米大吟醸とコーラ、1:1で割ってみたものは、うーん。こういう飲み方もあるんだな、と。お酒に弱い人であれば翌日に残ってしまわないように、やはり天然果汁で割るのがいい気がします。
髙橋:千寿とカルピスウォーターは、全然合わないのでやめた方がいいよ、って思います。
熊木:千寿が消えてしまっていて、これはカルピスウォーターですね。これだと日本酒を割ってるっていうのに気づかない。アルコールが入ってるっていう感じで、日本酒の存在感が薄れちゃっていますよね。純米大吟醸もカルピスを1:1で割ってみましたが、やっぱりカルピスウォーターですね。
髙橋:私も純米大吟醸をカルピスウォーターで割ってみます。
あ! オレンジジュースの時みたいに、銘柄によってやっぱり全然違うんだ(笑)。面白い! 純米大吟醸とカルピスウォーターは氷を入れたいかもしれないです。千寿をカルピスウォーターで割るよりは、飲める。
でも、だからと言って、久保田の美味しさが伝わるかって言ったら、「うーん…」という感じなんだよなあ。
髙橋:千寿と麦茶を1:1で割ってみましたが、なかなか斬新ですね。ごめんなさい、私の口には合わないみたいです(苦笑)。麦茶は麦茶がいい。何味? って感じですよね?
熊木:「アルコール」って感じですね。麦茶の香りが完全に消えているので、麦茶の存在感もなく、アルコールですよね。
いやあ、純米大吟醸でもこれをやるのはもったいないですが、1:1で割ってみました。これも厳しいですね。こちらも「アルコール」という感じで、純米大吟醸も麦茶も消えますね。そうなると、別に日本酒じゃなくてもいいんじゃないかなってなっちゃいます。
髙橋:日本酒と麦茶、1:1の割合でこれだもんね。これ以上割り材増えると、日本酒がさらに飲み込まれちゃうよね。
でも、きっと好みもありますよね。私は元々ウーロンハイとかお茶で割るお酒がそんなに好きじゃないので、なおのことかもしれないです。
熊木:自分の飲んだ量から考えると、千寿と炭酸水を1:1で割ったものですかね。千寿の特長が消えちゃってるんですけど、飲みやすかった。ごくごく飲めたかな。ちなみにワーストは純米大吟醸と麦茶を1:1で割ったものですね。麦茶は全体的にやめた方がいい。カルピスウォーターを超えてしまいました(笑)。
髙橋:私は純米大吟醸と炭酸水を1:1で割ったものが美味しかったかな。でもそれと同じくらい、純米大吟醸と炭酸水を1:4で割る、アルコール度数3度のものも結構よかった。ちゃんと純米大吟醸の香りも残ってるし、爽やかに飲めるから、お酒に弱い人にいいんじゃないかなって。氷を加えて、キンキンに冷やすといいと思います。
いい日本酒で割るから、この割り方はいいとか悪いとか分かる、そんな気がするよ。
熊木:単体では味わえないお酒を割ってごまかすということはあるかもしれないですね。でも、それにしても、麦茶はない。
髙橋:麦茶はなしですね。それぞれ別で飲んだ方がいいという気づきがありました。
でも、ごめんなさい、本末転倒ですけど、やっぱり久保田はストレートで飲んでほしい(笑)。断然、このままが美味しいと思います。
熊木:日本酒の香りっていう部分を生かすためには、個性の強くない割り材だと美味しくなるような気がします。それから、飲む人ですよね。例えば女性なのか男性なのか、あとは年齢層とか、合わせる料理がどうなのか。中華なのか、和食なのか。それによっても多分、美味しいと感じる割り材って違ってくると思います。
上質で華やかな香りに加え、甘味と酸味が調和していて飲みやすいのが特徴。日本酒初心者さんにもおすすめです。
KUBOTAYAではこれまで、コーヒーやレモンティー、緑茶、いちごヨーグルトなどで割る方法を紹介してきました。「久保田 純米大吟醸」のフルーティーな香りと同じように華やかさを持った割り材と組み合わせるのをおすすめしてきたので、オレンジジュースで割るのはありかも? という感想にも納得です。
今回の座談会で見つかった意外な味わいや新しい楽しみ方
◆炭酸水と割ると、ストレートで飲むより香りが際立つ。お酒に弱い人には1:4の割合で割ると爽やかに飲める。
◆オレンジジュースで割るのも一見の価値、ならぬ一飲みの価値あり。香りの好みに合えばあり。
希望小売価格
1,800ml 3,400円(税込3,740円)
720ml 1,570円(税込1,727円)
300ml 750円(税込825円)※化粧箱なし
久保田のオリジンとして世代を越えて愛されている不朽の銘酒。穏やかな香りと雑味のないすっきりした味わいは、どんな料理にも寄り添い味を引き立てます。
その特長からか、これまでKUBOTAYAでは料理とのペアリングは多数試してきましたが、割って飲むことはあまりしてこなかった銘柄でした。1985年に発売されて以来35年以上、久保田シリーズのセンターを張ってきた「久保田 千寿」ですが、割ることによってまだ隠し持っている魅力を明らかにできるのかもしれません。
今回の座談会で見つかった意外な味わいや新しい楽しみ方
◆炭酸で割ると千寿の特長が薄らいでしまうものの、飲みやすくなる。
希望小売価格
1,800ml 2,430円(税込2,673円)
720ml 1,080円(税込1,188円)
300ml 500円(税込550円)
同じ割り材を使っていても、割る日本酒が異なれば違う表情が立ち現れ、その表情に参加者のお二人も一喜一憂。意表を突かれたことによる歓声が挙がることもあれば、意気消沈なんていうこともあり、その緩急が大変面白い座談会となりました。
当初のお二人のように、日本酒を割ることに抵抗があるという人も多いかもしれませんが、次はどんな表情を見せてくれるだろうというドキドキ感を楽しめるのが日本酒を割ってみることの醍醐味なのかもしれません。お二人とも、こういう機会がなかったら味わえなかった! と何度もおっしゃっていたのが印象的でした。
今回の座談会でのコーラ割りはいまいちな味わいとなってしまいましたが、東京・渋谷の「未来日本酒店/KUBOTA SAKE BAR」でかつて提供したクラフトコーラシロップを使ったカクテルは深い味わいになり美味しく飲めました。また、日本酒をカルピスの原液で割ると美味しいらしいという噂も。
参加者のお二人も言っていたように氷を入れたり、原液のシロップを使ってみたり、やり方によって美味しさの可能性が無限にありそうです。
大正解パターンを見つけたら、お酒に弱いけど日本酒を楽しみたいと考えている人におすすめしてみてください。
「KUBOTAYA座談会」は今後も開催していきますので、皆様のご参加、お待ちしております!
■「KUBOTAYA座談会」 開催概要
テーマ:寿司のネタごとに最も合う久保田を見つけよう
内容:味わいの異なる久保田4銘柄と赤身・白身・光物の寿司ネタを用意いたしますので、ネタごとに久保田を合わせて飲んでいただきます。どの組み合わせが一番美味しいかなど、ご意見をお聞かせください。
日時:2022年7月8日(金)19:00~20:00頃
対象:「KUBOTA MAIL NEWS」メルマガ会員
会場:長岡駅から徒歩5分程度の会議室(当選者の方に詳細の場所をご連絡します)
参加費:無料
お申し込み:「KUBOTA MAIL NEWS」に既にご登録の方は、メルマガに記載の応募フォームからアンケートに答えてお申し込みください。
「KUBOTA MAIL NEWS」にまだご登録されていない方は、下記URLからご登録ください。
https://www.asahi-shuzo.co.jp/kubota/mailnews/
定員:4名様(1名様、もしくはご友人をお誘いして2名様でのご応募も可能です)
※ご応募多数の場合は抽選とさせていただきます。当選者には、6月28日までにご登録のメールアドレスに当選連絡と開催場所についてご連絡いたします。
※新型コロナウイルス感染症の対策を十分に講じて開催しますが、感染拡大状況により、開催を中止とさせていただく場合もあります。
久保田を好きになったきっかけ:新潟県外の出身で、新潟にやって来た際に初めて飲んだ日本酒が久保田だったこと。一番好きな久保田は「久保田 碧寿」。大学時代の知人に酒蔵の関係者がいて、日本酒は割るものじゃないという教えを受けてきた。お酒の強さはほどほど。