日本酒を割ってもいいの?おすすめの日本酒の割り方6選
2022.05.11

楽しむ

日本酒を割ってもいいの?おすすめの日本酒の割り方6選

日本酒を割ってもいいのですか?という質問をよく受けますが、もちろん割っても構いません。合わせるものによって、新たな日本酒の美味しさに出会えます。スーパーやコンビニでも買える割り材を使った、自宅でも簡単にできるおすすめの日本酒の割り方をご紹介します。

目次

  1. 自分でも作れるカクテル
    1. カクテル=ベースの酒+副材料
  2. 日本酒にぴったりの割り方6選
    1. トニックウォーターで割る
    2. 緑茶で割る
    3. 紅茶で割る
    4. コーヒーで割る
    5. トマトジュースで割る
    6. 酢で割る
  3. 自宅でバー気分を

自分でも作れるカクテル

カクテル

5月13日は「カクテルの日」です。
1806年5月6日、ニューヨークの週刊新聞「バランス・アンド・コロンビア・リポジトリ」に、初めて「カクテル」という言葉が登場し、その翌週の5月13日号に「カクテルの定義」が明文化されたことを記念して、カクテルの日が制定されました。当時のカクテルの定義は、「蒸留酒に砂糖、水、ビターを加えて作る刺激的な酒」だったそうです。

日本では4つのバーテンダーの協会・団体によって2011年に制定され、当日はカクテルにちなんだ様々なイベントが開催されています。

カクテル=ベースの酒+副材料

カクテルと聞くと、おしゃれだけれども、何種類ものお酒やリキュールなどを用意しないといけないし、シェーカーやメジャーカップなど色々な道具を揃えないといけないし、自分で作るのは大変そう、と思うかもしれません。
しかし、ベースとなる酒に別の酒や副材料を1種類でも混ぜれば、それはもう立派なカクテルです。

また、カクテルというとジンやウォッカ、ラムなどのスピリッツ(蒸留酒)をベースに使うものが多いですが、最近では日本酒やワインなどの醸造酒を使ったカクテルも人気です。日本酒やワインであれば、より身近なお酒なので自分でも試してみやすいですね。

日本酒にぴったりの割り方6選

今回は、日本酒+1種類の割り材を使うだけの、簡単なカクテルレシピをご紹介します。使う日本酒は、代表的な日本酒銘柄の「久保田」から、おすすめのタイプの久保田もご紹介します。

トニックウォーターで割る

トニックウォーター割り

まずご紹介するのは、割り材の基本であるトニックウォーター
トニックウォーターは、炭酸水とは違い香りや風味もあるため、シンプルながらもがらっと日本酒の表情が変わる日本酒ハイボールを楽しめます。
さらに、お好みのスパイスやハーブ、フルーツをプラスすれば、オリジナリティ溢れる一杯に。一緒に楽しむ料理に応じてスパイスを変えると、味わいの幅がグッと広がります。

【材料】
・日本酒:80ml
・トニックウォーター:80~160ml
・氷:適量

【作り方】
①タンブラーグラスに氷を入れたら日本酒を80ml注ぎ入れる。
②軽くかき混ぜ、氷が少し溶けて日本酒の香りがふわっと広がったところで、トニックウォーターを80~160mlほど注ぐ。
③マドラーを使って軽くかき混ぜれば完成。

おすすめの日本酒のタイプは、すっきりとしつつ上品な香りもある「久保田 千寿 純米吟醸」。トニックウォーターのほのかな香りやすっきり感と好相性です。

緑茶で割る

緑茶割り

緑茶ハイなどがあるように、緑茶はお酒の定番の割り材です。緑茶のすがすがしさやさっぱり感が加わり、アルコール度数も低くなるので、お酒が弱い方でもすっきりと飲みやすい一杯です。

【材料】
・日本酒:60ml
・緑茶:60ml
・氷:適量

【作り方】
①水出し緑茶を作る。
②グラスに日本酒と緑茶を注ぎかき混ぜる。お好みで氷は適量入れる。

緑茶のタイプによっても異なりますが、甘味や香りがある新茶の場合は、同じく上品な甘味や華やかな香りを持つ「久保田 純米大吟醸」がおすすめです。

紅茶で割る

紅茶割り

紅茶も日本酒と合わせやすい割り材です。ストレートティーやレモンティーは合わせやすいですが、今回はちょっと難しそうに見えるミルクティーレシピをご紹介します。ふんわりと日本酒が香り、体が温まるホットカクテルです。ペットボトルの紅茶を使うので、簡単にできますよ。

【材料】
・ミルクティー:120ml
・日本酒:60ml

【作り方】
①ペットボトルのミルクティーをカップに入れてレンジで温める。
②日本酒は湯せんで40℃くらいまで温めて、ミルクティーに入れる。

ミルクティーに合わせるおすすめの日本酒のタイプは、乳酸由来の香りも感じられる山廃仕込みの「久保田 碧寿」。お燗にすると美味しい日本酒なので、ホットミルクティーにはぴったりです。
ストレートティーやレモンティーであれば、フルーティーな香りが特徴の「久保田 純米大吟醸」などがおすすめです。

コーヒーで割る

コーヒー割り

意外に思われるかもしれませんが、コーヒーと日本酒も意外にも相性ぴったり。コーヒー粉を使って抽出すれば、さらに美味しいカクテルが出来上がります。

【材料】
・ブラックコーヒー:100ml
・日本酒:10ml
・ブラウンシュガー:5~7g

【作り方】
①温めたグラスに、ホットのブラックコーヒー、ブラウンシュガー、日本酒を入れ混ぜ合わせる。

コーヒーは豆や原産国、煎り方によって味わいがかなり変わりますので、豆ごとに合う日本酒は変わります。華やかな香りのコーヒーには華やかな日本酒という風に、コーヒーの味わいと似ているタイプの日本酒を選ぶと合わせやすいです。

トマトジュースで割る

レッドサン

紹介するとみなさんに合うの?と疑われますが、一口飲むとその美味しさに驚かされるのがトマトジュースで割る方法。香りがあと引く大人な一杯です。

【材料】
・日本酒:60ml
・トマトジュース:60ml

【作り方】
①日本酒とトマトジュースをグラスに入れて、軽くかき混ぜれば完成。

日本酒は、熟成酒や山廃仕込みなど味わいの個性が強いタイプでなければ、だいたいどんな日本酒でも美味しく楽しめます。久保田の中でのおすすめは、他でも何度も登場している「久保田 純米大吟醸」です。

酢で割る

バルサミコ酢で割る

こちらもえ?と思われるかもしれませんが、意外にも日本酒に酢を入れると女性は大絶賛。酢は、バルサミコ酢やリンゴ酢といった、果実酢タイプがおすすめです。美容や健康を意識している方にはぴったりの飲み方です。

【材料】
・日本酒:90ml
・バルサミコ酢:小さじ1

【作り方】
①日本酒に小さじ1杯のバルサミコ酢を入れて、軽く混ぜれば完成。

日本酒のタイプは、酢と同様、酸があってすっきりしたタイプの日本酒がおすすめです。

自宅でバー気分を

カクテルというとおしゃれで作るのが難しそうに聞こえますが、ベースとなる酒に別の酒や副材料を1種類でも混ぜれば、それは立派なカクテルです。
そのまま飲んでも美味しい日本酒ですが、今夜はちょっとバー気分で何か足して味わってみませんか?