甘酒を料理にも!海老とかぶのとろみあんかけ
栄養素たっぷりで美容や健康への様々な効果・効能が期待できる甘酒。そのまま飲む人が多いかと思いますが、実は甘酒は調味料としても優秀です。料理に使うと自然の優しい甘みが加わったり、肉や魚を柔らかくしたりします。料理家・高橋善郎さんが考案した、甘酒を使った料理レシピをご紹介します。
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栄養素たっぷりで美容や健康への様々な効果・効能が期待できる甘酒。そのまま飲む人が多いかと思いますが、実は甘酒は調味料としても優秀です。料理に使うと自然の優しい甘みが加わったり、肉や魚を柔らかくしたりします。料理家・高橋善郎さんが考案した、甘酒を使った料理レシピをご紹介します。
飲む点滴と言われて人気の甘酒は飲むだけではなく、実は料理にも活用できます。例えば、ドレッシングやスープの材料として使ったり、肉や魚を甘酒に漬け込んで焼いたりと、様々な使い方が可能です。
そこで、今回は甘酒を使ったサムゲタン(参鶏湯)風スープの作り方をご紹介。
サムゲタンは、丸鶏の中に高麗人参やもち米、松の実などを詰めて煮込む韓国料理で、家で作るのは難しそうですよね。しかし、今回のサムゲタンは、甘酒と全ての調味料、食材をひとつのお皿に入れて、電子レンジで加熱するだけで完成するお手軽レシピです。
甘酒を煮込み料理に使用すると、使用する調味料も少なく済むだけでなく、料理自体の香りもよく、深い味わいが楽しめます。甘酒の香りも他の食材にじんわり移って、やさしい甘さが心地よく広がりやみつきになる味わいに。水の量を大さじ2~4ほど減らして、その分甘酒を加えると、さらに濃厚なサムゲタンに仕上がります。
【材料(2~3人分)】 ※所要時間:約25分
・久保田 こうじあまざけ:大さじ4
・鶏もも肉(ぶつ切り):250g
・玉ねぎ:1/2個
A
-ごはん(冷飯でも可):100g
-長いも(すりおろし):100g
-水:400ml
-しょうが(千切り):20g
-おろしにんにく:小さじ1
-酒:大さじ4
-薄口しょうゆ:大さじ1と1/2
-顆粒鶏がらスープの素:小さじ1
-ごま油:小さじ1
-塩:小さじ1/2
-赤とうがらし(輪切り):1本分
-きくらげ(乾燥):5g
【作り方】
①鶏もも肉を保存袋に入れて綿棒などで全体をたたく。玉ねぎは半分に切り、繊維を切るように5mm幅に切る。長いもはすりおろし、しょうがは千切りにする。
②大きめの耐熱ボウルに久保田 こうじあまざけ、Aを入れ、よく混ぜ合わせる。鶏もも肉、玉ねぎを加え、ラップをかけ、数カ所穴をあける。電子レンジ(600W)で10分ほど加熱する。
材料を混ぜ合わせて加熱する
③ラップをはずし、一度全体を混ぜ合わせる。再びラップをかけ、同様に穴を開けたらさらに5分ほど加熱する。
全体を混ぜ合わせる
④器に盛り付け、あれば適宜戻したクコの実(分量外:適量)を添える。
「サムゲタン風スープ」の完成
日本酒「久保田」に使用される新潟県産の酒米「五百万石」を精米歩合65%まで磨き、久保田の酒造りのために長年追求し厳選した米麹を使い、丁寧に仕上げました。そのまま飲めば甘酒特有の香りがふんわりと口の中で広がり、すっきりきれいな後味が楽しめます。
久保田 こうじあまざけ
530g 800円(税込864円)
※商品の価格は2023年4月14日現在のものです。
◆鶏もも肉は軽くたたいて繊維を壊すことで、より柔らかく味も染み込みやすくなります。鶏むね肉で代用いただいても美味。
◆お好みでしめじやしいたけなどのきのこ類、れんこんやごぼうなどの根菜類を足してさらに栄養価の高いサムゲタンに仕上げても◎。
profile
料理家 高橋善郎
東京都世田谷区にある和食店「凧(はた)」グループのオーナーシェフ。料理人である父の影響で、幼少期から実家の店舗で料理の基礎を学ぶ。調理師免許、きき酒師、ソムリエ(ANSA)、野菜ソムリエなど食に関する資格を有し、きき酒師の上位資格である日本酒学講師を当時史上最年少 で合格。素材の持ち味を活かした和食をベースに、エスニックからイタリアン、オーガニックと幅広いジャンルを得意とする。
材料の下準備