秋の水辺で日本酒を楽しむ「Outdoor Bar by 久保田」、新潟に期間限定オープン
新潟市の信濃川やすらぎ堤で開催中の「ミズベリング 水辺アウトドアラウンジやすらぎ堤」。そこに、9月8日(金)から10日(日)の3日間限定で、アウトドアで日本酒を楽しむバー「Outdoor Bar by 久保田」がオープン。Barでは日本酒の「久保田」や、「さつまいも農カフェきらら」のさつまいもを使った特製フードなどが楽しめます。
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成人の日は、大人になったことを祝う特別な日。成人式の後に、同級生や仲間と集まって、思い思いのお酒を飲むのも成人の日の楽しみ方の1つです。本記事では、新成人などのお酒初心者でも飲みやすい日本酒の特長や、日本酒をより楽しめる飲み方、おすすめの日本酒を紹介します。
目次
日本酒は、米・米麹・水を主原料とした、日本の伝統的なお酒です。最近は、日本だけでなく海外でも日本酒が広く愛されています。誕生日を迎えて20歳になったら、奥深い日本酒の世界に足を踏み入れて、さまざまなお酒を楽しんでみてはいかがでしょうか。まずは、お酒に慣れていない新成人でも飲みやすい日本酒の特長を紹介します。
なお、「改正民法」において2022年4月1日から成人年齢が18歳へと引き下げられます。
ただし飲酒については若年者の健康を配慮し、変わらず20歳からです。
当記事における「新成人」は2021年1月時点での「新成人」を示しており、未成年飲酒を推奨するものではございません。
酒税法で清酒に分類されている日本酒は、アルコール度数は22度未満と法律で定められています。実際に流通している日本酒は、15~16度が一般的です。とはいえ、アルコール度数が低い日本酒も種類は豊富。お酒が好きな人も、飲み始めたばかりの人も、飲みやすい日本酒を見つけられます。
新成人などのお酒初心者には、ビールやチューハイなどとアルコール度数がほとんど変わらない、5~10度前後の日本酒がおすすめです。度数が低い分、日本酒独特の苦みが抑えられています。
ただし、アルコール度数が低いからといって、いきなりたくさん飲むのは要注意。美味しいおつまみを食べながら飲んだり、気心の知れた仲間と会話をしながら飲んだりと、日本酒をゆっくりと楽しく飲むことを意識しましょう。
日本酒には、甘口と辛口の味わいがあります。甘口と辛口を判断する目安となるのは、「日本酒度」「酸度」「アミノ酸度」の3つです。
1つ目の日本酒度とは、日本酒の比重を表した数値で、プラス(+)とマイナス(-)で表示されます。まずは、「日本酒度がマイナスのお酒は甘口の傾向」と覚えておきましょう。マイナスの数値が大きければ大きいほど、糖分が多く甘口ということになります。日本酒度が-1.5から-3.4のものは「やや甘口」と、-3.5から-5.9のものは「甘口」とされています。
ただし、日本酒の甘辛さはアルコール度数や酸度とのバランスによっても変わります。
2つ目の酸度とは、日本酒に旨味や酸味をもたらす大事な成分の1つの、有機酸が含まれている量を相対的に表す数値です。酸度が高ければ辛口に感じ、逆に酸度が低いと甘口に感じることが多いです。
3つ目のアミノ酸度とは、日本酒に含まれているアミノ酸の量を表す数値のこと。主にコクや旨味をもたらしています。アミノ酸度が高ければ高いほどコクと旨味をしっかり感じられるので、一般的には甘口の日本酒として分類されます。逆に数値が低ければすっきりとした辛口の日本酒ということになります。
これら3つの数値は味わいの目安にはなりますが、日本酒は奥深い飲み物。成分のバランスなどによって味わいは変化するので、いろいろな日本酒を飲み比べて、自分好みのお酒を見つけましょう。
お酒初心者には、お米本来の甘味を感じやすい純米酒や、華やかな香りや甘くてフルーティーな味わいを感じられる大吟醸酒などがおすすめです。
「まずは飲みやすい日本酒から」と考える人には、スパークリング日本酒がおすすめです。スパークリング日本酒とは炭酸ガスを含んだ日本酒のことで、「発泡清酒」や「発泡日本酒」と表現されることもあります。
一般的な日本酒よりもアルコール度数が低めなだけでなく、甘口なことが多いので、新成人などの日本酒初心者にぴったり。おしゃれなボトルが多いので、飲むだけでなく見ても楽しめると人気です。インスタ映えする写真を撮影してSNSにアップしたり、空きボトルを部屋に飾ったりと、飲み終わった後も楽しめます。
日本酒は、さまざまな温度帯で楽しめるお酒です。同じ日本酒であっても、飲む温度帯によって味わいが大きく変化するところも魅力の1つ。こちらでは新成人など、お酒初心者に試してほしい3つの飲み方を紹介します。
お酒に氷を入れる飲み方を「ロック」と呼びます。日本酒に氷を入れると温度が下がり、すっきりとした味わいに。氷が溶けることでアルコール度数が下がるため、初心者でも飲みやすいです。スパークリング日本酒の場合は、氷を入れることで喉ごしが良くなるだけでなく、日本酒本来の甘味を感じられます。
5~15℃前後に冷やした日本酒のことを「冷酒」と呼びます。日本酒は、温度帯によって呼び名が変わるお酒。5℃前後の冷酒は「雪冷え(ゆきびえ)」と、10℃前後の冷酒は「花冷え(はなびえ)」と、15℃前後の冷酒は「涼冷え(すずびえ)」という名称がつけられています。日本酒は冷やすことで独特のクセが薄まり、喉ごしがすっきりとするため、初心者には冷酒もおすすめ。
自宅で日本酒を飲む時は、冷蔵庫の中で数時間冷やすだけで冷酒が完成します。冷やし忘れていた時や、急に冷酒が飲みたくなった時は、日本酒の瓶が収まる大きさのボウルと氷水、大さじ1杯くらいの塩を準備しましょう。ボウルに氷水を張って塩を入れてかき混ぜると、氷水の温度がみるみるうちに急降下。そこに日本酒の瓶を入れたら、30分くらい放置します。おつまみの準備などをしている間に日本酒が冷えていき、30分後には冷酒が楽しめます。
また、居酒屋で飲んでいる時に「涼冷えで」などと冷酒を注文すると、お酒に詳しい印象を友人に与えられるかもしれません。
日本酒の合間に飲む水のことを「和らぎ水(やわらぎみず)」と呼びます。お酒を飲み始めたばかりの頃は、ついついハイペースで飲んでしまって翌日は二日酔い、なんていうことも。
深酔いを避けつつもお酒を美味しく飲むために、手元に水が入ったグラスを用意して、日本酒と和らぎ水を交互に飲むようにしましょう。和らぎ水で口の中をリセットすると、次に口に含むお酒や料理の味がさらに美味しく感じられます。
朝日酒造は、酒どころとして有名な新潟県の酒蔵です。そんな朝日酒造が誇る日本酒の中から、新成人などのお酒初心者でも飲みやすいものを3つ、それぞれを実際に飲んでみた新成人の感想と一緒に紹介します。
甘味と酸味が調和した味わいが特長の純米大吟醸酒。甘味と上質で華やかな香り、久保田らしいキレの良さが融合し、口の中で美味しさが広がります。乾杯酒として、また、フルーツやスイーツなどのデザートとも合う一杯です。
新成人からは、「普段日本酒は飲まないけど飲みやすい」「キレがあって飲みやすい」「日本酒はおじいちゃんのものってイメージだけど全然そんなことなかった」「合わせる料理を選ばない」という感想が寄せられました。中には「親が日本酒好きで飲んでいた」という新成人も。親子で楽しめる銘柄のようです。
スタイリッシュなボトルデザインは、洋食を食べる際やカジュアルなシーンにも自然に溶け込みます。お酒を飲み慣れない人も手に取りやすい300mlという小瓶でのラインアップもあります。
純米酒をベースとした発泡性日本酒で、マスカットを連想させる爽やかな香りが特長です。アルコール度数は12度と一般的な日本酒よりやや低めのため、新成人やお酒初心者にも飲みやすくなっています。ヨーグルトやオレンジの炭酸飲料と混ぜたり 冷凍フルーツを入れたりとアレンジしても楽しめます。
飲んでみた新成人からは「お酒はあんまり飲めないけど美味しく飲めた」「すいすい飲める」「軽さがある、お腹が重くならない」「肉料理や洋食にも合いそう」などのコメントが。「誕生日に飲みたい」という新成人もいて、お祝いの場にも持ってこいの一品だと分かります。
細身のボトルや、シャンパンゴールドを基調としたラベルで見た目も瀟洒かつ華やかです。手書き調のロゴによりカジュアル感もあり、これからお酒を楽しみたい新成人にも手に取りやすくなっています。
高知県産の香り高い本柚子を使った、果汁感と日本酒感のバランスがよいリキュールです。フルーティーでありながら久保田らしいキレも楽しめます。新成人や日本酒初心者におすすめしたい、アルコール度数9度の軽やかな飲み口です、ストレートやロックはもちろんソーダや紅茶割りでも美味しく飲めます。冷蔵庫でしっかり冷してから飲むと、より味わいがすっきりします。
試飲した新成人にとっては「めちゃくちゃ美味しい」「ゆずの苦味までしっかりあり、本物のゆずを使ってる感じがする。人工の甘味料を使っている感じと違う」などのコメントで、アンケート結果では飲んだ新成人100%が「とても美味しい」「美味しい」という回答でした。
また、シーンを思い浮かべる方もいて、「家で映画観ながら飲むのによさそう」「爽やかさがあるので食事にも合いそう」「意外とチョコにも合いそう」といった印象だったようです。
鮮やかで爽やかな雰囲気のラベルデザインも、前途洋々な新成人にぴったりです。新成人が日本酒デビューで迷ったらこれ! な一本かもしれません。
日本酒は種類の違いだけでなく、温度帯によっても味わいが変化する、とても奥深い飲み物。飲めば飲むほど新たな魅力を発見できます。飲みやすい飲み方や好きな味わいの日本酒を見つけて、日本酒の世界を楽しみましょう。