初心者でも飲みやすい日本酒おすすめ4選!おすすめの選び方や飲み方も解説
「初心者でも飲みやすいおすすめのお酒はどれですか?」「自分に合った日本酒の選び方や飲み方を知りたい」こんな疑問やお悩みを持っていませんか?甘口のもの、辛口のもの、軽やかなものから濃厚なものまで、日本酒の味わいは多種多様。たくさんの日本酒の中から、自分に合ったお気に入りの1本を選んでみませんか。この記事では、普段日本酒をあまり飲まない方向けに、日本酒の基礎知識と飲みやすい日本酒の選び方、おすすめの日本酒などを紹介します。
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炭酸ガスを含んだ日本酒を、「スパークリング日本酒」と呼びます。ここでは、近年人気が高まっているスパークリング日本酒について、製法やおいしく飲む方法、あわせておいしいおつまみ、日本酒ビギナーにもおすすめのスパークリング日本酒を紹介します。
目次
近年人気が高まっているスパークリング日本酒ですが、まだ飲んだことのない人もいるかもしれません。まずはスパークリング日本酒とはどんな日本酒なのか、基礎的な知識を紹介します。
スパークリング日本酒は、炭酸ガスを含む日本酒です。「発泡日本酒」、「発泡清酒」と呼ばれることもあります。通常の日本酒に比べると、アルコール度数が低く、甘口のものが多いです。そのため、普段日本酒をあまり飲まない人でも気軽に飲みやすいという声も。おしゃれなパッケージも魅力で、日本酒にあまりなじみのない女性からも人気があります。
スパークリング日本酒はさまざまな製法で造られています。ここでは、製法ごとにどのような特徴があるのかをみていきましょう。
発酵の過程で発生する炭酸ガスを利用して造る方法には、「瓶内二次発酵方式」と「タンク内二次発酵方式」があります。
「瓶内二次発酵方式」は、アルコール発酵が止まっていないもろみを濾した酒を瓶詰し、瓶内でさらに発酵させて炭酸ガスを閉じ込める製法。火入れを行わず生の状態で瓶詰めされています。これは、スパークリングワインで有名なシャンパーニュの製法と同じです。
「タンク内二次発酵方式」は、完熟した酒を密閉されたタンク内で二次発酵させる製法。二次発酵によって酵母のつくる炭酸ガスが溶け込み、フレッシュな味わいと香りがプラスされます。
反対に発酵過程の炭酸ガスを利用せず、人工的に炭酸ガスを加える「炭酸ガス注入方式」という製法も。二次発酵の手間がないため、他の製法と比べて手軽に発泡日本酒を製造できます。市販の炭酸飲料にも用いられている方法です。
発酵している酒をろ過せず、そのまま菌が生きている状態で瓶詰めした日本酒は「活性にごり酒」と呼ばれています。火入れをせずに粗めに濾して瓶詰めしたお酒です。熱処理をしていないため、まだ弱い発酵が進んでいます。にごりならではのクリーミーな味わいが特徴。発泡力が強いため、穴開き栓で空気が抜けるようにしていることもあります。
日本酒は搾った時点で多少の炭酸ガスを含んでいます。そのため、搾り機から直接瓶に詰める「直汲み(じかぐみ)タイプの酒」には、軽い炭酸が溶け込んでいます。シュワッとした微発泡感が爽やかです。
このように製法によって、炭酸の強さや味わいが変わります。「炭酸が強いものが良い」「クリーミーな口当たりのものが良い」などの好みがあるのなら、手に取った酒の製法を確認してみると良いかもしれません。
スパークリング日本酒は酵母が生きた状態で瓶詰めされているものも多いため、基本的に要冷蔵です。常温に長く置いてしまうと炭酸が抜けてしまったり、発酵がどんどん進んでしまったりする可能性も。また、高温による変質が起こりやすいのも特徴です。ただし、市販の炭酸飲料でも用いられる製法である「炭酸ガス注入方式」は、比較的安定した品質が保つことができます。そのため、常温保存も可能です。
さらに、炭酸ガスを閉じ込めたお酒は、開けるとき栓が飛ぶことがあるので注意が必要です。冷蔵庫から取り出したら、揺らしたり衝撃を加えたりしないように扱いましょう。また、飲み切らないお酒を冷蔵庫で保管するときは、瓶を立てて保管してください。横にすると吹き出してしまう可能性があります。
日本酒ビギナーの人は、どれを選べば良いか迷うこともあるかもしれません。そこで、こちらでは米処で有名な新潟県の酒蔵で造られた商品をピックアップ。おすすめのスパークリング日本酒3銘柄を紹介します。
※こちらの記事内で紹介した商品の価格は2021年4月21日現在のものです。
2021年4月19日に初めて登場した商品。きめ細やかな泡立ちとマスカットのような爽やかな香りで、軽やかな爽快感を楽しめる、スパークリング日本酒です。
甘酸っぱい味わいでボリュームはありながら、久保田ならではのキリっとしたシャープな酸味で、後味すっきり。シュワっと心地よく弾ける炭酸が、気分をリフレッシュさせてくれます。
キリッと冷やしてさらに飲みやすく、冷凍フルーツやジュースを加えて、アレンジを楽しんでみるのもおすすめです。
希望小売価格
500ml 1,350円(税込1,485円)
成熟した果実を思わせる濃厚な香りと、麹本来のやわらかな甘味がふわりと舞う、まるで淡雪のような軽い飲み心地が特徴のスパークリング日本酒です。冷やして食前酒や食後酒として飲むのがおすすめ。アルコール度数は7度と控えめです。
希望小売価格
300ml 540円(税込594円)
2020年10月にリニューアルした「上善如水 スパークリング」。甘さを抑えて、よりスッキリとしたドライな飲み口に生まれ変わりました。パッケージデザインも大変身し、華やかさがアップしています。
口に含んだ瞬間に感じるやわらかな甘味と、爽快感。食前、食中を選ばず楽しめる一杯です。
希望小売価格
360ml 722円(税込794円)
おすすめのスパークリング日本酒が分かったところで、次は飲み方についてみていきましょう。ここでは、スパークリング日本酒の特徴を生かした、おいしい飲み方を紹介します。
冷やす温度により、スパークリング日本酒の味に変化が生まれます。冷やすことで後味がクリアになって、飲みやすく感じることも。グラスを同時に冷やして飲むのもおすすめです。
氷を入れることでのどごしがより良くなるので、日本酒ビギナーにもおすすめです。
一気に注ぐと氷がとけやすく味が薄くってしまうので、少しずつ注いでお楽しみください。
そのままでも十分においしいスパークリング日本酒ですが、アレンジも可能です。ライムやイチゴなど好みの果物をカットしてグラスに入れ、スパークリング日本酒を注げば、おしゃれなドリンクに。また、キウイや柑橘系のフルーツをミキサーでミックスしたものや、凍らしたフルーツを入れる方法もおすすめです。
お酒の種類によって、合う食べ物は変わってきます。ここでは、スパークリング日本酒にぴったりの肉・魚料理、軽食、フルーツ・スイーツを紹介します。
魚料理なら刺身、マリネなど、あっさりした料理がおすすめ。グリルしたお肉やステーキもスパークリング日本酒にぴったり合います。
ピンチョス、カプレーゼ、クラッカーなどのフィンガーフードを、スパークリング日本酒のおつまみにするのもおすすめ。手軽なおつまみなら、チーズ、冷奴などをそのまま出したりするのも良いでしょう。
実は、甘いおつまみもスパークリング日本酒にとてもよく合います。ケーキやチョコレートフォンデュ、マカロンなどのスイーツに合わせたり、フルーツをつまんだりしながらデザート酒としても楽しめます。
スパークリング日本酒はアルコール度数が比較的低く、のどごしがすっきりしているため、日本酒ビギナーでも飲みやすいです。温度で変わる味の変化や、おつまみや料理と合わせて広がるおいしさを楽しむのも良いでしょう。1人で飲むもよし、家族や気心知れた仲間と飲むにもぴったりのお酒です。あなた好みのスパークリング日本酒を見つけてください。