夏酒とは?夏に飲みたい、おすすめの新潟の日本酒5選!
2021.07.03

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夏酒とは?夏に飲みたい、おすすめの新潟の日本酒5選!

暑い夏にはビールも美味しいですが、キリッと冷やした「夏酒」もおすすめです。特に、新潟の日本酒は淡麗な味わいで、夏酒にぴったりです。この記事では、夏酒の特徴のほか、夏酒としておすすめしたい新潟の日本酒を5つご紹介します

目次

  1. 夏酒とは
    1. 夏酒の特徴
  2. 夏におすすめの新潟の夏酒5選
    1. ①八海醸造「特別純米原酒 八海山」
    2. ②白瀧酒造「上善如水 純米吟醸 生酒」
    3. ③菊水「吟醸 生詰 無冠帝」
    4. ④大洋酒造「本生吟醸 大洋盛」
    5. ⑤朝日酒造「久保田 翠寿」
  3. 新潟の夏酒で暑い夏をひんやりと

夏酒とは

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6月に入り、じわじわと気温が高まるこの季節。ビールやサワーがつい飲みたくなりますが、キリッと冷やした「夏酒」を味わうのも乙な楽しみ方です。

夏酒とはどういうお酒を指すのか。実は明確な定義はなく、夏向けに発売されている日本酒のことを夏酒と呼んでいます。
夏酒という言葉が生まれたのは最近のことで、2007年頃から夏酒というネーミングをつけた商品が出回るようになったようです。
夏は日本酒の消費量が落ちる季節のため、酒蔵も夏にも飲みやすい日本酒を、と夏酒として売り出すことが増えてきました。

夏酒の特徴

夏酒の特徴として、口当たり・喉越しが良く、サラッと飲めるのが多い傾向にあります。
なかでも、新潟の日本酒は淡麗な味わいが特徴で、冷やすことでさらにすっきりとした飲み口に。ロックで飲んでも美味しいです。

夏酒として注目されているのが、「夏の生酒」です。
生酒とは、製造工程で火入れを1度も行わない日本酒のこと。保存できる期間は短くなりますが、新鮮な香りや味わいを堪能できるという魅力があります。瑞々しくフレッシュな飲み口は、暑い夏にぴったりです。

最近では「夏のにごり酒も注目を集めています。
にごり酒というと冬をイメージする方が多いかもしれませんが、生きた酵母を含むため栄養が豊富で、夏バテ防止にも効果があるとされています。

また、青いボトルを使っている商品も多く、見た目からも清涼感を感じられます。

夏におすすめの新潟の夏酒5選

新潟の日本酒は淡麗な味わいで、夏酒にぴったりです。夏酒としておすすめしたい新潟の日本酒を5つピックアップしてご紹介します。

①八海醸造「特別純米原酒 八海山」

八海醸造は、1922年創業、日本を代表する米どころとして知られる南魚沼の地にある酒蔵です。旨味があるのに、飲み飽きしない。辛口なのに、尖ったところがない。淡麗なのに、深みがある。そんな酒造りの姿勢を映した同銘柄の定番酒、「清酒 八海山」。「いい酒をより多くの人に」を形にした、同酒蔵の真髄のお酒です。他にも人気の銘柄は「特別本醸 八海山」や「吟醸 八海山」など。飲み飽きることなく楽しむことができる日本酒です。

特別純米原酒 八海山

6~8月の季節限定で販売されている「特別純米原酒 八海山」は、辛みを抑えた深い味わいと軽さが特徴。ふくよかで気品ある香りが楽しめる一品です。飲み始める1時間ほど前に冷凍庫に入れ、氷温(マイナス温度)でしっかりと冷やして飲むと、より美味しさが引き立ちます。
和食だけでなく色々なジャンルの料理とも相性がよく、イタリアンのカプレーゼにもぴったりのお酒です。

②白瀧酒造「上善如水 純米吟醸 生酒」

白瀧酒造は、1855年に世界有数の豪雪地帯として知られる魚沼地方で生まれました。
やわらかく飲みやすい日本酒が特徴で、上品な甘味と気品のある香りが楽しめるお酒を造っており、「上善如水 純米吟醸」「上善如水 スパークリング」や、季節限定商品「上善如水 純米 原酒」など、多数の人気銘柄があります。
「上善如水」は2020年に発売30周年を迎え、商品の酒質やパッケージもリニューアルしています。

上善如水 純米吟醸 生酒

2020年10月にデザインリニューアルした「上善如水 純米吟醸 生酒」は、もぎたての果実のような香りと、フレッシュながらもしっかりした旨味が特徴の日本酒です。
日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会が主催した「第1回 酒友グランプリ 2017夏」では、まぐろの漬けと相性が良い日本酒として準グランプリを受賞。冷蔵庫でしっかりと冷やして飲むのがおすすめです。

③菊水「吟醸 生詰 無冠帝」

菊水酒造は、1881年創業。雪解けのせせらぎが流れる、越後平野の恵みを受ける新発田市の酒蔵です。菊水の代表銘柄は「ふなぐち菊水一番しぼり」。しぼりたての生原酒をアルミ缶に閉じ込め、ほとばしる旨さとフレッシュな香りが特徴です。SNSでは「コンビニ最強酒」とも囁かれるコンビニ・スーパーでお馴染みお酒として愛されています。

吟醸 生詰 無冠帝

吟醸 生詰 無冠帝」は、辛口と旨みが調和した旨辛タイプの吟醸酒です。生詰ならではのフレッシュな吟醸香が全体の味わいを引き立て、洗練された風味に仕上げています。2019年には「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」で最高金賞を受賞。ブルーのスタイリッシュなボトルも、目を引きます。

④大洋酒造「本生吟醸 大洋盛」

大洋酒造の歴史は1945年、地元に古くからある14の酒蔵が合併したことから始まります。古くから食事との相性を考えた酒造りを行い、高級酒から定番の晩酌酒まで幅広いラインナップがあります。人気銘柄は「紫雲 大洋盛」「吟醸 日本国」「清酒 北翔」などがあります。

本生吟醸 大洋盛

本生吟醸 大洋盛」は、地元産の酒米「たかね錦」を100%使用し、半分近くまで精米し、丁寧に醸した本生の吟醸酒。一度も火を通していないからこそ引き立つ、フレッシュで瑞々しい味わいと、口に含んだ時の香りを楽しむことができる日本酒です。冷蔵庫でしっかりと冷やして飲むのがおすすめです。

⑤朝日酒造「久保田 翠寿」

1830年創業の朝日酒造は、自然豊かな新潟県長岡市越路地域をふるさとに持つ伝統ある酒造です。日本酒造りでは水や米からこだわり、食の嗜好によって好まれる味わいや香りを考え造られる日本酒は、多くの人を虜にする美味しさです。
朝日酒造の看板銘柄である「久保田」は、創業時の屋号からとったもの。まさに、朝日酒造の屋台骨ともいえる銘柄であり、こだわりも並々ならぬものがあります。

1985年当初、日本酒はこってりとした濃醇甘口が主流であったなか、淡麗辛口という斬新なコンセプトのもと生まれた「久保田」。その後の淡麗辛口ブームを生んだ「久保田 千寿」「久保田 萬寿」や、さらなる“新しい美味しさ”を目指して造られた「久保田 純米大吟醸」など、さまざまな人気銘柄があります。

久保田 翠寿

4~9月限定で出荷される「久保田 翠寿」は、華やかな香りと軽やかな味わい、そして上品な甘味が特徴の日本酒です。華やかな香りの後にやってくるキレが、暑い夏にぴったり。冷蔵庫でしっかり冷やしてから飲み始め、その後の温度変化による味の移り変わりを楽しむのがおすすめです。

新潟の夏酒で暑い夏をひんやりと

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暑い夏におすすめしたい夏酒は、さっぱりとした味わいの飲みやすいものが多いです。
今回は5つの銘柄を紹介しましたが、好みや料理に合わせて銘柄や飲み方をカスタマイズして、暑い夏を美味しく涼しく過ごしてみてください。