ゴールデンウィークは新潟県を満喫する観光列車の旅を
2022.04.14

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ゴールデンウィークは新潟県を満喫する観光列車の旅を

まもなくやってくるゴールデンウィーク。今、移動そのものを楽しむ観光列車が増え、人気を博しています。今回は、新潟県内を走る日本酒や食事を楽しめる観光列車「越乃Shu*Kura」の魅力や見どころなどをご紹介します。

目次

  1. ゴールデンウィークは「越乃Shu*Kura」に乗ってみよう
  2. 越乃Shu*Kuraの魅力
    1. 新潟県の水と大地が育んだ日本酒や食材が味わえる
    2. 大きな車窓を流れるのどかな風景
    3. 非日常に浸れる趣深い内装
  3. 越乃Shu*Kura沿線での見どころ
    1. ①青海川駅
    2. ②美人林
  4. 車内で楽しめる新潟県の銘酒
    1. 越乃Shu*Kura オリジナル大吟醸酒(君の井酒造)
    2. 新潟しゅぽっぽ(越後鶴亀)
  5. 列車で新潟の日本酒を楽しもう

ゴールデンウィークは「越乃Shu*Kura」に乗ってみよう

越乃Shu*Kura

今年のゴールデンウィーク、どう過ごすかは決まりましたか? 新緑を揺らす爽やかな風に吹かれると、どこかへお出かけしたくなりますよね。たまには、移動そのものを楽しんでしまう、そんなお出かけはいかがでしょう。

JR東日本が2014年から新潟県で運行している「越乃Shu*Kura」は、地酒王国・新潟が誇る「酒」をコンセプトとした観光列車です。4月から9月という新潟県でのお出かけには絶好の時季に、金・土・休日を中心に上越妙高駅~十日町・越後湯沢・新潟駅間を往復運行しています。新潟県に住んでいる人であれば、自然に馴染みながらも印象に残る深いブルーの車体を見たことがあるかもしれません。

ちなみに越乃Shu*Kuraという名前は、新潟県の酒蔵と豊かな自然をイメージして命名されています。「越乃」は越後、「Shu」は酒、「*(アスタリスク)」は米と雪と花、そして「Kura」は蔵を表現しています。

今回は、そんな越乃Shu*Kuraの魅力を、お食事つきプランをメインにご紹介します。

■越乃Shu*Kura
・ゴールデンウィーク期間の運行予定日:
越乃Shu*Kura/
2022年4月29日(金・祝)~ 5月1日(日)、5月3日(火・祝)~ 5月5日(木・祝)
ゆざわShu*Kura/
5月6日(金)~ 5月8日(日)
・ゴールデンウィーク期間の運行予定時刻:
越乃Shu*Kura/
往路:10:02上越妙高駅発~12:32十日町駅着
復路:14:49十日町駅発~18:38上越妙高駅着
ゆざわShu*Kura/
往路:10:02上越妙高駅発~13:11越後湯沢駅着
復路:14:45越後湯沢駅発~18:38上越妙高駅着
※申込期限はご乗車日の3日前まで
・料金:
基本代金(片道)おとな1名様 ※消費税込み
越乃Shu*Kura/
上越妙高駅~十日町駅 8,500円
ゆざわShu*Kura/
上越妙高駅~越後湯沢駅 8,700円
・予約サイト:
https://www.jre-joyful.com
・URL:
https://www.jreast.co.jp/railway/joyful/shukura.html

※2022年4月14日時点の情報です。最新の情報は、のってたのしい列車ポータルサイトをご確認ください。
※本記事に掲載の写真はすべてイメージです。

越乃Shu*Kuraの魅力

新潟県の水と大地が育んだ日本酒や食材が味わえる

利き酒コーナー

酒どころとして知られる新潟県には90近い酒蔵があり、全国的に知名度の高い銘柄も多くあります。越乃Shu*Kuraには、そんな新潟県の銘酒を満喫できるタイミングがてんこ盛り。
まずはウェルカムドリンクとして新潟の銘酒がふるまわれます。広い座席に身を預けて、ゆったりとした贅沢な時間のスタートです。そして、車内に設けられた利き酒コーナーでは、厳選された新潟県内の銘酒を常時5種類楽しめます(有料)。また、お食事つきプランで提供される食事は地元の食材にこだわったオリジナルメニュー。往路と復路、加えて季節によって中身が変わるので、何回も乗りたくなってしまうかもしれませんね。

大きな車窓を流れるのどかな風景

越乃Shu*Kuraで車窓を楽しむ乗客

季節によって違う魅力を味わえるのは食だけではありません。越乃Shu*Kuraの大きな車窓から望む、美味しい日本酒や食材を育んだ自然もまさしく一期一会です。車内には一部の座席を景色の眺めやすい展望シートにするなど、美味しい景色を堪能するための工夫が施されています。

非日常に浸れる趣深い内装

越乃Shu*Kuraの車内の様子

また、車内は昔ながらの酒蔵を思わせる照明や窓枠、酒樽を模したようなテーブルなど、ついつい写真に納めたくなってしまう趣深いしつらえで統一されています。あたかも走る酒蔵とも言えそうな情緒たっぷりの内装に、非日常気分が盛り上がります。乗り込んだら目的地まで着席したままというのが一般的な列車の乗車スタイルかもしれませんが、越乃Shu*Kuraでは車内を見て回って楽しむのもおすすめですよ。

越乃Shu*Kura沿線での見どころ

停車駅が近づくと駅や駅周辺の見どころを車内アナウンスで教えてもらえます。その中でも選りすぐりのスポットをご紹介します。

①青海川駅

青海川駅

青海川(おうみがわ)駅は、柏崎市にある信越本線の駅です。日本海に最も近い駅とされ、魅力は何と言ってもその絶景。車体を包む波音に耳を澄ませ、ホームまで到達しそうな日本海の白波やどこまでも続く水平線を窓越しに見渡しながら、日本酒に酔いしれてみてください。数分間停車するので、日本海をバックにした記念撮影も楽しめます。

②美人林

美人林

美人林」とは、越乃Shu*Kuraの始発及び終着駅である十日町駅から、車で約50分の丘陵に広がるブナ林のこと。すらりとした立ち姿が美しいことからこの名で呼ばれています。ゴールデンウィーク期間中であれば、まだ残雪がある中に芽吹く若葉という、絵画のように美しい景色が見られるかもしません。散策には長靴やブーツがおすすめです。

車内で楽しめる新潟県の銘酒

越乃Shu*Kura オリジナル大吟醸酒(君の井酒造)

越乃Shu*Kura オリジナル大吟醸酒

JR東日本と君の井酒造株式会社のコラボレーションによる、越乃Shu*Kura車内限定の日本酒です。お食事つきプランで味わえるほか、車内サービスカウンターでも購入できます。豊かなひとときを期待させる華やかな香りと、爽快な飲み口、米の旨味と甘味、すっきりと綺麗に消えてゆくキレの良さが特長です。新潟県が誇る酒造好適米「越淡麗」の魅力が最大限に引き出された大吟醸酒です。

車内販売価格
180ml 1本    1,000円(税込)

新潟しゅぽっぽ(越後鶴亀)

新潟しゅぽっぽ

車内に設けられた利き酒コーナーで楽しめる銘柄のうちの一つ「新潟しゅぽっぽ」は、日本酒を通じた新潟県の魅力発信のため造られた純米吟醸酒です。同じ米と精米歩合で新潟県内の4つの酒蔵がそれぞれの味わいに醸しました。

中でも「新潟しゅぽっぽ(越後鶴亀)」は、「リッチな酸」をテーマに醸した純米吟醸酒です。控えめな香りと酸味の絶妙な調和を、少し冷やして、新潟県の豊かな食文化とともにお楽しみください。

※利き酒の銘柄は定期的に変更します。また都合により銘柄が変更になる場合がございます。

列車で新潟の日本酒を楽しもう

新潟県の魅力である日本酒、食事、そしてそれらの源である豊かな自然。越乃Shu*Kuraは、その三つを同時に味わえるとても贅沢な観光列車です。穏やかな春の陽気が差すゴールデンウィークには、新潟県の魅力に出会える越乃Shu*Kuraへの乗車をぜひ一考してみてくださいね。
車窓を流れていく春の麗らかな風景を肴に、美味しい日本酒に酔いしれましょう。