72%チョコレートは何に合う？濃度違いのチョコレートと日本酒をペアリングしてみた

一緒に楽しんだことがない方にとっては、「本当に合うの？」と疑問を持ちそうな日本酒とチョコレートの相性。日本酒とチョコレートがマッチするのは、日本酒が持つ米由来の甘味やコクがカカオの豊かな風味と相乗効果を生むからです。

最近では日本酒を練り込んだ生チョコレートや、チョコレートの中に日本酒を入れた「日本酒ボンボン」なども数多く登場しており、日本酒×チョコレートの組み合わせが注目されています。

日本酒「久保田」を製造する朝日酒造でも、1月〜2月限定で日本酒ボンボンを発売しているのでぜひチェックしてみてください。

今回はチョコレートブランドのトップとも呼べるブランド「ゴディバ」から「ミルク」「50％」「72％」「85％」の4種類のチョコレートと久保田の日本酒の相性を検証してみました。

チョコレートの濃度によって合う日本酒が変わる理由は、チョコレートは濃度によって味わいが変わり、その風味が日本酒との相乗効果を起こすからです。

チョコレートは濃度が高いほど苦味や酸味が強くなり、生クリームなどの割合が高くなると甘みやコクが増します。日本酒は合わせるものによって旨味や甘みの引き立ち方が変わるため、苦味や酸味の異なるチョコレートとペアリングすることで、同じ日本酒でもスッキリとした印象に感じたり、複雑な味わいに感じたりするのです。


日本酒の温度による相性の違いや、ペアリングのポイントについては以下の記事をご覧ください。

まずは「カレ ミルク」と久保田をペアリング。豊かな風味となめらかな口どけが特徴の、旨味と甘みがリッチにとろけあうミルクチョコレートです。

「カレ ミルク」に合うお酒は「久保田 千寿 純米吟醸」。上品でキレのある味わいが特徴の日本酒です。ミルクチョコレートのまろやかさが千寿 純米吟醸と合わさることで軽やかになり、チョコレート本来の風味が感じられます。

ちなみに、チョコレートの華やかな味わいや甘みをじっくりと堪能したい方は「久保田 純米大吟醸」もおすすめです。日本酒の甘みと相まって、リッチな味わいになります。

久保田 千寿 純米吟醸
1,800ml　3,160円（税込3,476円）
720ml　1,470円（税込1,617円）
300ml　740円（税込814円）

次は「カレ 50% ダーク」と久保田の相性を検証。万人受けするカカオ分50%のチョコレートは、ほろ苦い甘さと香りをバランスよく楽しめるまろやかな味わいです。

「カレ 50% ダーク」に合うお酒は「久保田 スパークリング」。飲んだ瞬間口の中に甘酸っぱさが広がり、シャンパンのように洋食やスイーツともマッチするスパークリング日本酒です。スパークリングの清涼感がフルーツのようで、フレッシュな果実にチョコレートをかけたような感覚が味わえます。

久保田 スパークリング
500ml　1,350円（税込1,485円）

続いて「カレ 72% ダーク」と相性の良い日本酒を探りました。華やかに広がる香りと奥深い苦み、リッチでなめらかな味わいを楽しめるダークチョコレートです。

使用するお酒は「久保田 純米大吟醸」。上品な甘みの中にもほどよい酸味とスッキリとしたキレを感じる日本酒です。華やかでフルーティーな吟醸香を感じられ、ダークチョコレートに彩りを添えます。

久保田 純米大吟醸
1,800ml  3,870円（税込4,257円）  3,760円（税込4,136円）※化粧箱なし
720ml  1,800円（税込1,980円）  1,740円（税込1,914円）※化粧箱なし
300ml  860円（税込946円）※化粧箱なし

最後にご紹介するのは「85% ダークカカオ カレ」。カカオの割合が最も多く、チョコレートの香りと風味が口いっぱいに広がります。

苦味のある「85% ダークカカオ カレ」と相性が良いのは「久保田 ゆずリキュール」。穏やかな香りとやさしい酸味の『久保田 千寿 純米吟醸』をベースにした、ゆず本来の爽やかな香りとほのかな甘味のお酒です。

通常の日本酒でも美味しくいただけますが、合わせる場合はぬる燗や熱燗でいただくのがおすすめ。日本酒の旨味がより感じられるためカカオの苦味との相乗効果があり、美味しくいただけます。

久保田 ゆずリキュール
720ml    1,460円（税込1,606円）

バレンタインの時期、自分へのご褒美にチョコレートを買うという方も多いかと思います。今年はゴディバのこだわりのチョコレートと久保田の日本酒で、じっくりとチョコレート本来の美味しさを味わってみるのはいかがでしょうか。

※こちらの記事内で紹介した商品の価格は2024年2月5日現在のものです。