日本酒をもっと楽しむおつまみレシピ|焼豚と根菜のエスニック鍋
2023.11.07

楽しむ

日本酒をもっと楽しむおつまみレシピ|焼豚と根菜のエスニック鍋

料理家・高橋善郎さんが提案する、日本酒のおつまみにぴったりの一品をご紹介。 「久保田」と一緒に、ご自宅での上質なひとときをお楽しみください。

目次

  1. エスニック鍋で脱マンネリ
  2. 「焼豚と根菜のエスニック鍋」の作り方
  3. 「焼豚と根菜のエスニック鍋」に合わせたい「久保田 純米大吟醸」
  4. 高橋善郎さんからのワンポイント

エスニック鍋で脱マンネリ

焼豚と根菜のエスニック鍋

徐々に気温も下がってくると、食卓に上がることが増えてくる鍋料理。でも、いつも定番の味付けでマンネリ化してしまう、ということはありませんか?そんな時は、エスニック鍋に挑戦してみましょう。

鍋のスープはカレー風味に仕上げてお酢をひと回し。爽やかでありながらもしっかり食欲を刺激してくれる香りに、さらに豚バラ肉の甘さや焼いた根菜のうま味ある香りが加わって、さっぱりだけど食べ応えのあるおつまみ鍋の完成です。

ちなみに、鍋と聞くとやはり日本酒を合わせたくなりますよね。どちらかというと米のうま味がしっかり感じられる純米酒系、本醸造酒系についつい手が伸びてしまいそうですが、このエスニック鍋は純米大吟醸と合わせることでより深いペアリングを楽しむことができます。
うま味、酸味、辛味が丁度よく調和したエスニック鍋を「久保田 純米大吟醸」と合わせて、鍋×日本酒の新しい表情を見つけてみてはいかがですか?

「焼豚と根菜のエスニック鍋」の作り方

【材料(2人分)】 ※所要時間:約25分
・豚バラ肉(ブロック):約200g 
・れんこん:80~100g 
・ごぼう:80~100g 
・白菜:80~100g 
・小松菜:80~100g 
・ごま油:小さじ1 
・パクチー:適量

A 
-めんつゆ(2倍濃縮):大さじ3 
-水:大さじ2 

B
-水:600ml 
-酢:大さじ1 
-鶏がらスープの素:小さじ2
-オイスターソース:小さじ2 
-カレー粉:小さじ1 
-すりおろしにんにく:小さじ1/2 
-とうがらし(輪切り):1本分 

【作り方】
①豚バラ肉は約5mm幅の厚さに切る。れんこんは皮付きのまま5mm幅の輪切りにする。ごぼうは土を洗い流し、4~5cm幅の長さに切り、さらに縦半分に切る。白菜、小松菜はざく切りにする。

材料の下準備

材料の下準備

②温めたフライパンにごま油をひき、豚バラ肉を入れ、中火前後で脂が出てくるまで炒める。れんこん、ごぼうを加え、同様の火加減で全体に焼き色がつくまで焼く。Aを加え、さらに1~2分炒めたら火を止める。

材料を炒める

材料を炒める

③鍋にBを入れ、ひと煮立ちさせる。白菜、小松菜を加え、蓋をしてふきこぼれないように弱火で2~3分煮る。②を加え、さらに蓋をして5分前後、野菜全体に程よく火が入るまで煮る。

全ての材料を煮込む

全ての材料を煮込む

④ 適宜取り分け、パクチーを添える。

「焼豚と根菜のエスニック鍋」の完成

「焼豚と根菜のエスニック鍋」の完成

「焼豚と根菜のエスニック鍋」に合わせたい「久保田 純米大吟醸」

久保田 純米大吟醸

香り、甘味、キレが融合した、新しい美味しさを追求したモダンでシャープな純米大吟醸酒。上質で華やかな香り、甘味と酸味が調和した味わい、久保田らしいキレのよさが、口の中でハーモニーを生み出します。
純米大吟醸と聞くと華やかな香りが特徴ですが、「久保田 純米大吟醸」はその香りに加えて、しっかりとした米のうま味と心地よい酸味、そしてキレの良さが感じられるので、より鍋料理向きの純米大吟醸酒です。

久保田 純米大吟醸
1,800ml    3,870円(税込4,257円)
720ml    1,800円(税込1,980円)
300ml    860円(税込946円) ※化粧箱なし
※商品の価格は2023年11月7日時点のものです。

高橋善郎さんからのワンポイント

◆スープ単体で飲むと少し物足りなさがありますが、素材の香りとうま味が入ると丁度いい味付けに。パクチーはお好みではありますが、たっぷりとのせて食べ合わせていただくと「久保田 純米大吟醸」とより合います。
◆野菜は皮付きで調理することで香りも栄養も逃さず食べられます。白菜、小松菜をお好みのきのこ類で代用しても美味。
◆今回はカレー粉のみですが、コリアンダーやクミンなどお好みのスパイスをブレンドしてもオリジナルの味付けになって楽しいです。また余ったスープはチーズリゾットにしていただくと、締めまで「久保田 純米大吟醸」とのペアリングを楽しめます。

profile

料理家 高橋善郎

料理家 高橋善郎

東京都世田谷区にある和食店「凧(はた)」グループのオーナーシェフ。料理人である父の影響で、幼少期から実家の店舗で料理の基礎を学ぶ。調理師免許、きき酒師、ソムリエ(ANSA)、野菜ソムリエなど食に関する資格を有し、きき酒師の上位資格である日本酒学講師を当時史上最年少 で合格。素材の持ち味を活かした和食をベースに、エスニックからイタリアン、オーガニックと幅広いジャンルを得意とする。