人気居酒屋シェフ考案!家飲みにおすすめの簡単おつまみレシピ5選
東京・経堂で人気の居酒屋「凧」「凧HANARE」を経営する料理家・高橋善郎さんが、フライパン不要の、和えるだけ、漬けるだけ、チンするだけの簡単レシピをご紹介。缶詰やサラダチキン、卵など、手軽に買える食材が主役のおつまみです。日本酒のおともにもぴったりの一品で、”おうち居酒屋”気分でおうち時間を楽しみましょう。
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新型コロナウイルス感染症の影響で、「宅飲み(家飲み)」というスタイルが流行しました。時間を気にせず、思い立ったときに好きなお酒を自宅で飲めるこのスタイルは、今や新たなスタンダードと言えるでしょう。本記事では「宅飲み」を楽しむコツや、手軽に作れるおつまみレシピをお届けします。
目次
「宅飲み」とは、家でお酒を楽しむこと。家飲み、最近はおうち居酒屋とも呼ばれていますよね。友人達とのオンライン飲み会の他、1人でじっくりお酒を味わったり、家族と楽しんだりすることも含まれます。
家族と一緒に「宅飲み」をする魅力は、なんといっても家族団らんの楽しいひととき。夕食のおかずを肴に一杯、という家庭も多く、皆が集う食卓でのお酒は格別の味わいです。周りの目や時間を気にしなくて良いので、小さな子どものいるパパ・ママも飲み会気分を大いに楽しめます。会えずにいる遠方の家族とは、オンライン帰省を取り入れてみましょう。
誰に気を使うこともなく、自分のペースで好きなようにお酒を飲める。そんなひとり飲みは最高に楽しい時間です。外飲みに比べると圧倒的にコスパが良いので、いろいろなお酒の飲み比べや、ちょっと良いお酒やおつまみを準備しても楽しいでしょう。部屋着やノーメイクでOK、酔ったらベッドに直行できる自由度の高さは、ひとり飲みならではと言えます。
オンライン飲みの良いところは、なんといっても世界中の人々とアクセスできる点です。ビデオ通話ツールを用意して、SNSではつながっているけれど何年も会っていない地方や海外在住の友人と、オンライン飲みにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。お互いに飲んでいるお酒やおつまみを見せ合うのも、新鮮で楽しいものです。
ゆっくりと楽しみたい「宅飲み」には、なんといっても日本酒がおすすめ。従来は四合瓶(720ml)や一升瓶(1800ml)が多かったものの、最近は300mlほどの飲み切りサイズや、蓋を外せばそのまま飲めるカップ酒(180ml)なども増えています。ここでは、宅飲みに適したおすすめの日本酒を3つ紹介します。
※こちらの記事内で紹介した商品の価格は2021年2月26日現在のものです。
「久保田 千寿」
いつもの食事を、ちょっぴり特別なものに格上げしてくれる食中酒が「久保田 千寿」です。料理の味を邪魔せず、食材の持つ香りや味を引き出します。和洋中どの料理にも合うオールマイティーさも魅力です。まずは300mlから試してみてはいかがでしょうか。
1,800ml 2,430円(税込2,673円)
720ml 1,080円(税込1,188円)
300ml 500円(税込550円)
「久保田 純米大吟醸」
華やかな香りや、バランスのとれた甘味と酸味のハーモニー、久保田らしいキレの良さを感じられる純米大吟醸です。発売から30年を経て、新たな味わいを追求してリニューアルを実現しました。黒のボトルに英字のKUBOTAロゴが映える、スタイリッシュな装いです。
1,800ml 3,400円(税込3,740円)
720ml 1,570円(税込1,727円)
300ml 750円(税込825円)※化粧箱なし
「久保田 ゆずリキュール」
こちらは高知県産の本柚子を使用した「久保田」初のリキュール。フルーティーさがありながら、「久保田」らしいキレも楽しめます。日本酒感と果汁感のバランスが良いので、日本酒が苦手な人や女性にもおすすめです。サイダーや紅茶、ヨーグルトと割ったり、凍らせてシャーベット状にしたりと、自由にアレンジを楽しんでください。
720ml 1,300円(税込1,430円)
お酒のお供には、おいしいおつまみが欠かせません。自分好みのおつまみを作るもよし、長期保存が可能な缶詰や乾き物でお手軽に済ませるもよし、飲食店でテイクアウトグルメを買ってくるもよし、オンラインショップでこだわりのおつまみを取り寄せるもよし。お好きな楽しみ方を選びましょう。
ここでは、手軽な食材で簡単に作れるおつまみを3品紹介します。
おつまみにこだわりたい方は、お酒にぴったりのおつまみをお取り寄せして準備をしておくのもおすすめです。
「久保田」を造る朝日酒造の関連会社の朝日商事では、新潟ならではの日本酒にぴったりな肴を多数展開しており、オンラインショップでの販売もあります。「越後のお惣菜 クリームチーズ粕漬」は、吟醸酒粕を濃厚なクリームチーズにじっくり漬け込んだ一品です。上品な酒粕の香りとクリームチーズの相性がぴったり。「越後の肴味噌 かぐら南蛮味噌」は、長岡伝統野菜の「神楽南蛮」と越後味噌、大葉などと一緒に混ぜ合わせた甘辛仕立ての肴味噌です。どちらも日本酒との相性抜群の肴です。
手軽におうちで新潟気分を味わってはいかがでしょうか?
さらに、日本酒をこよなく愛するアナウンサー・あおい有紀さんに教えていただいた「久保田 千寿」「久保田 純米大吟醸」に合う全国の肴も紹介します。唎酒師の資格を持ち、全国の酒蔵や田んぼに350回以上足を運び取材しながら日本酒の魅力を伝えるあおい有紀さんのコメントとともに、逸品を3つ紹介します。
福井県福井市・ブッラータ専門工房 Chee Boの「ブッラータ」
「このチーズは口の中でとろけるような、クリーミーかつシルキーな舌触りがたまりません。日本酒とチーズは、実はワイン以上に合う組み合わせだと私は思っているのですが、中でもこのチーズは日本酒と相性が抜群。ブッラータの優しい甘さと、日本酒の柔らかな甘さのマリアージュを楽しんでみてください。『久保田 千寿』がおすすめ。チーズのフレッシュさと米の旨味をまとめて感じられる組み合わせです」
熊本県熊本市・たしろ屋の「一生のゆばどうふ」
「大豆の旨味が強く『美味しい!』と純粋に感じられるお豆腐です。塩を振っていただくと奥行き感が出るのでおすすめ。湯葉のとろけるような食感と、お豆腐のす~っと口の中に広がっていく食感を同時に楽しめるので、ぜひお取り寄せしてほしいと思います。この豆腐に合わせるなら『久保田 千寿』がイチオシ。千寿の淡麗な味わいが、大豆そのものの風味をさらに立体的にはっきりと感じさせてくれます」
栃木県益子町・Anne Elizabeth's Farmの「ピクルドエッグ」
「初めてピクルドエッグを食べたとき、味付けが日本にはないものなので本当にびっくりしました。でも、日本酒と合わせてみてさらにびっくり。ピクルス液の酸味を、日本酒の甘みが上品に包み込んでまとめてくれるので、すごく美味しくいただけたんです。おすすめは『久保田 純米大吟醸』。主張が強いお酢の風味に、力強い味わいで寄り添い、美味しさを倍増してくれます」
飲みたいと思ったときに始められる気軽さが、「宅飲み」の醍醐味です。そんなときに便利なのがコンビニおつまみ。定番人気の焼き鳥や唐揚げ、おでんが並ぶホットスナックの他、ヘルシーなたこわさ、貝ひもなどの乾き物も充実しています。その日の気分に合わせて、好みのおつまみを選びましょう。
それでは物足りない!という方は、ちょっとアレンジしてみるのもおすすめです。例えば、サラダチキンを切って特製のタレをかければ、簡単に「よだれ鶏」が完成しますよ。
酒器やおつまみにこだわったり、ゲームやライブ鑑賞をしたりと、宅飲みをもっと楽しむコツはさまざま。ここでは、その一部を紹介します。気になるものがあれば、ぜひ取り入れてみてください。
おうち居酒屋の雰囲気を盛り上げるグッズと言えば、まずは酒器。おちょこの他にも、日本酒に対応した専用グラスもおすすめです。酒器を変えれば、見た目の雰囲気だけでなく味わいの変化も楽しめます。ゆずリキュールを割るときの炭酸水を、炭酸水メーカーで作るのも楽しいでしょう。
おつまみ作りにこだわりたい人は、燻製メーカーや焼き鳥コンロなどのグッズを導入してはいかがでしょうか。おうちで“居酒屋気分”を味わえますよ。
映画鑑賞やゲームをしながらの宅飲みが好きなら、プロジェクターがおすすめです。テレビでは味わえないような大迫力の映像とともに、美味しいお酒を楽しんでください。
興味のある分野のオンラインイベントに参加しながらお酒を飲むのも楽しいものです。日本酒好きの人におすすめしたいのは、新潟県の酒蔵・朝日酒造が開催しているオンライン料理教室「ぐっち夫婦の今日なにのもう?」。動画を見つつ、お酒を飲みながら料理を作るのも楽しいのではないでしょうか。
オンライン飲み会で盛り上がると言えば、ゲームです。オンラインで開催される「リアル脱出ゲーム」や、オンラインボードゲームやカードゲーム、「人狼ゲーム」などアプリを使ったゲームも人気です。
またLINEなどのアプリで画面共有機能を使えば、スマートフォンやPCなどで配信ライブを友達と一緒に楽しめます。一緒に楽しめるものがあれば、相手との距離が縮まり、より楽しい時間を過ごせるでしょう。
Clubhouseでお友達とのお酒を公開で楽しむ、という飲み方もありますね。
「宅飲み(家飲み)」はひとりでも楽しく、家族や友達とオンラインでやっても楽しい、オールマイティーな飲み方です。好きなおつまみやゲームを準備したり、オンラインイベントに参加したりと、自由に「宅飲み」を楽しんでください。
越後のお惣菜 クリームチーズ粕漬