
20代の日本酒リアルボイス――自分の好きなものに掛け合わせた日本酒の楽しみ方
20代に久保田の日本酒を飲んでもらい、正直な感想や意見をもらう「20代の日本酒リアルボイス」。今回はフリーライターの伊藤美咲さんに「久保田 千寿 純米吟醸」「久保田 純米大吟醸」を「午後の紅茶」とともに飲んでいただきました。今の20代は、日本酒に対してどんなことを感じているのか?お酒に触れ始めたばかりの世代が日本酒をどう捉えているのか、今夜の一杯のお供にぜひお楽しみください。
コラム
20代に久保田の日本酒を飲んでもらい、正直な感想や意見をもらう連載コラム「20代の日本酒リアルボイス」。今回はクリエイターの本橋彩音さんに「久保田 スパークリング」「香里音」「久保田 純米大吟醸」を飲み比べていただきました。旅好きで、月の半分ほどは旅をしているという彩音さんは、大の甘党でもあるとのこと。普段はカクテルなどの甘いお酒をよく飲んでいる甘党の方は、日本酒にどのような印象を抱いているのか?口に合う日本酒はあるのか?お話しいただきました。今夜の一杯のお供にぜひお楽しみください。
目次
こんにちは!本橋彩音です。Webデザイナーとパーティー空間のプロデュースの二軸でフリーランスとして働いていて、世の中にある素敵なサービスや想いをより多くの人に発信・伝えるきっかけを作るために日々活動しています。
趣味は旅とよさこい。特に旅は私の人生に欠かせないもので、感情の動くままにさまざまな場所を旅しています。先日までは南米に2ヶ月ほど滞在しており、今度はベトナムに行く予定です。「旅をしながらWebとパーティ空間を作っている人」と覚えてもらえると嬉しいです!
そんな私は、甘いものが大好きな甘党人間。海外のお菓子やスイーツのような甘いものが好きで、まわりの人が「甘すぎる!」と顔をしかめるようなスイーツでも美味しく食べることができます(笑)。
先日行ったアルゼンチンではdulce de leche(ドルセ・デ・レチェ)というキャラメルのようなものを食べたのですが、これが本当に美味しかったんです......!家庭で作ろうとすると4ℓの牛乳に1kgの砂糖を入れて煮詰めて作るそうで甘いことに間違いないのですが、ドルセ・デ・レチェを使ったスイーツを見かける度に食べたくなってしまうほど、私にはドンピシャでした。
お酒についても誰かといるときにはよく飲む方なのですが、やはり甘いお酒を飲むことが多く、日本酒は味の違いが分かるほどたくさん飲んだことはありません。特別苦手意識があるというわけではありませんが、カクテルやスパークリングワインが好きなので、あえて日本酒を飲むことはなかったんです。
今回は「久保田 スパークリング」「香里音」「久保田 純米大吟醸」の3種類の日本酒の飲み比べをさせていただきました。日本酒「久保田」を造る朝日酒造に「甘い日本酒を飲んでみたい!」とリクエストし、ピックアップしていただいたのがこちらの3種類です。
「どんな日本酒を選んでいただいたのだろう...!」とドキドキしながら飲み比べていくと、どれも本当に美味しくて感動しました。
正直なところ、日本酒には「甘口」「辛口」という表現はあるものの、イメージ通りの甘い日本酒を今まで私は飲んだことがありませんでした。しかし、これら3種の日本酒はいずれもまさに「甘い」日本酒で、今までのイメージとは良い意味で異なっています。
特に気に入ったのは「久保田 スパークリング」です。シュワシュワした日本酒の存在があることにまず驚いたのですが、一番衝撃だったのはその風味です。
日本酒にはこんなに甘いものもあるんだ...!と衝撃。
ホームページに「甘酸っぱい味わいでボリュームはありながら、久保田ならではのキリっとしたシャープな酸味が口当たりすっきりと感じさせます」とあるように、甘さの中に爽やかさも兼ね揃えているため、いくらでも飲めてしまいそうな感覚でした。
また、個人的に注目だったのは置いてあるだけで映えるようなデザイン。普段自分のデザインにも利用するフォントがラベルに使われていて、テンションが上がります。
一人で全てを飲み切るのは少し大変。2ヶ月間の旅から帰国したばかりということもあり、今回はお酒が大好きな両親と乾杯しました。
爽やかさといえば「香里音」も負けていませんでした。ジューシーな甘さの中にキレのある酸味がある、とっても飲みやすい新感覚の日本酒だと思います。
実はこちらを飲むまでは「日本酒といえば魚でしょ!」とカツオをお供に味わっていたのですが、香里音を飲んでからは思わず甘いものと一緒に味わってみたくなり、コンビニに走ってスイーツを買ってきました(笑)。
ちょうど桜のシーズンだったこともあり、買ってきたのは桜餅のパフェ。「香里音」との組み合わせも最高でした!
飲み比べをして驚いたのは、味だけではありません。お送りいただいた3本の中で「久保田 純米大吟醸」と「香里音」は小さめの300mlサイズだったのですが、「こんなサイズもあるんだ...!」と衝撃を受けました。
このサイズはプレゼントや持ち運びにとても適していると思います。今回飲んだ日本酒はどれも美味しかったので「友達にもぜひ飲んでほしい!」と思ったのですが、720mlや一升瓶サイズでは持ち運びや収納が難しいため、自分で購入したりプレゼントしたりするのはできなさそうだと感じていました。しかし、このサイズはお花見やピクニックにも持っていきやすく、誰かにプレゼントするのにもぴったりなサイズだと思います。
今後日本酒を購入する際は、ぜひこのサイズで買いたいですし、もっとこのサイズの日本酒が増えてほしいと思います。
今回の体験は、甘党の私でも日本酒はこんなに楽しめるんだ!と日本酒のイメージが変わるきっかけになりました。どこで購入できるのか?どこで飲めるのか?分からなかったこともあり、今まであまり触れてこなかった日本酒でしたが、これを機にもっと色々な種類を飲んでみたいです。
私のまわりにはあまり日本酒を飲む友達がいないのですが、このような機会があればきっと皆も日本酒にハマるだろうと思います。一度美味しい日本酒を飲んだら、どんどん色々な銘柄を飲みたくなる。それが日本酒の世界なのかもしれません。
そんな最初の日本酒体験を作って友達に飲んでもらうためにも、今回いただいた手軽に買えるサイズの日本酒や、お洒落に美味しい日本酒が味わえるバーが増えたら嬉しいですね。
※こちらの記事内で紹介した商品の価格は2023年4月12日現在のものです。
きめ細やかな泡立ちとマスカットのような爽やかな香りで、軽やかな爽快感を楽しめる、酒米「五百万石」から生まれたスパークリングライスワイン。甘酸っぱい味わいでボリュームはありながら、久保田ならではのキリっとしたシャープな酸味が口当たりすっきりと感じさせます。
久保田 スパークリング
500ml 1,295円(税込1,424円)
ブーケをイメージした香りと、甘酸っぱくジューシーな果実を思わせる味わいを楽しめる新感覚の日本酒です。冷やすと甘酸っぱさが際立ち、少し温度が上がってくるとビターチョコのような味わいに感じられます。料理と合わせるなら酸味や甘味があるものが良く、また、エスニック系の辛さとも好相性です。
香里音
300ml 480円(税込528円)
香り、甘味、キレが融合した、新しい美味しさを追求したモダンでシャープな純米大吟醸酒。上質で華やかな香り、甘味と酸味が調和した味わい、久保田らしいキレのよさが、口の中でハーモニーを生み出します。
友人との気軽な家飲みや行きつけのバルで。もちろん、気取らないプレゼントにも。上質な日本酒を、カジュアルに楽しみたい方におすすめの一本です。
久保田 純米大吟醸
1,800ml 3,688円(税込4,056円)
720ml 1,707円(税込1,877円)
300ml 813円(税込894円)
profile
本橋 彩音 / WEBデザイナー&パーティクリエイター
大学卒業後、新卒でイベント会社へ就職。パーティ事業部にて現場と企画の経験を積み、2021年クリエイターとして独立。 『想いをカタチに』をコンセプトに世の中に溢れている大切な想いをWebデザインとパーティー空間の2軸で発信・伝えるきっかけを作る。空間演出とゆるっとしたマガジン風のデザインが得意。
アルゼンチンの首都・ブエノスアイレスで食べた、ドルセ・デ・レチェのキャラメルをふんだんに使ったアイスクリーム。最高にキャラメルの甘さが際立っていて美味しかったです!