コラム
20代の日本酒リアルボイス――自分の好きなものに掛け合わせた日本酒の楽しみ方
20代に久保田の日本酒を飲んでもらい、正直な感想や意見をもらう「20代の日本酒リアルボイス」。今回はフリーライターの伊藤美咲さんに「久保田 千寿 純米吟醸」「久保田 純米大吟醸」を「午後の紅茶」とともに飲んでいただきました。今の20代は、日本酒に対してどんなことを感じているのか?お酒に触れ始めたばかりの世代が日本酒をどう捉えているのか、今夜の一杯のお供にぜひお楽しみください。
こんにちは、伊藤美咲です。私はフリーライターとして、インタビュー記事やライブレポートなどを中心に執筆しています。好きなものは音楽や旅行、シーシャなど。最近は福岡、台湾、韓国に行きました。旅は数日間の短期で行くことが多いですが、現地の特産物と絶景は欠かせないタイプです。
好きな音楽は主に邦楽ロック。ライブハウスには毎月、フェス会場には毎シーズン足を運んでいます。
ふと好きになった日本酒
私が日本酒を好きになったのは、たしか21歳の時。お酒を飲み始めた頃は、甘めのカクテルやサワーしか飲んでいませんでした。日本酒は苦い味わいのお酒というイメージがあり、「好きじゃないだろうな」と避けていたのを覚えています。
ところがある日、年上の友達と居酒屋にいる時に「日本酒飲む?」と聞かれ、なぜか「今日は飲んでみようかな」という気分に。そしていざ飲んでみたら「あれ、美味しいかも」と思ったんですよね。それから日本酒を飲むようになりました。
今となってはあの時どの銘柄の日本酒を飲んだのかわからないのが悔やまれますが、飲まず嫌いせずに飲んでみた自分を褒めたいです。
日本酒に紅茶!?意外だった組み合わせ
今回私が飲んでみたのは、「久保田 千寿 純米吟醸」と「久保田 純米大吟醸」。なんと今回は紅茶割りで飲んでみました!
私は紅茶も好きで、よく友だちとクリームティーを楽しんだり茶葉を買いに行ったりしています。仕事中も常に紅茶を飲んでいるほどの紅茶好きなのですが、日本酒と割って飲むのは初めてです。
そもそも、私は「日本酒と紅茶を割って飲む」という発想自体が頭にありませんでした。なので、「ぜひ紅茶と割って飲んでみてください」と提案をいただいたときには、「紅茶と日本酒…!?というか日本酒って割って飲むものなの!?紅茶カクテルや紅茶ハイはわかるけど日本酒!?」とめちゃくちゃびっくりしました。
紅茶と割る前に、まずは「久保田 千寿 純米吟醸」を単体で飲んでみました。クセがあまりなく、とても飲みやすい印象。やっぱり日本酒って美味しい……!
では次に「キリン 午後の紅茶 ストレートティー」を混ぜて飲んでみます。未知の組み合わせに飲む前は「合うのか…?」と懐疑的でしたが、これが意外と合う…!!!!
日本酒と紅茶双方の風味を感じつつも、ややマイルドな味わいに感じました。少しカクテルっぽくなるイメージですね。
次にいただいたのは「久保田 純米大吟醸」。黒いラベルもスタイリッシュでおしゃれです。豊かな香りとキレの良さが特徴で、ついつい飲みすぎてしまいそうになるほどの美味しさです。
こちらは「キリン 午後の紅茶 レモンティー」と合わせてみました。日本酒に爽やかなレモンティーが混ざることで、かなりスッキリとした味に!
レモンティーの甘味も加わって飲みやすくなるので、日本酒に苦手意識を持っている方にもぜひおすすめしたい飲み方です。今回は1対1で割ってみましたが、割合を変えることで「日本酒感強め」「レモン感強め」なども楽しめます。
また、日本酒も紅茶も多くの種類があるので、組み合わせ次第で様々なバリエーションが楽しめそうです。これまで日本酒は単体で和食に合わせて飲むことが多かったのですが、紅茶と合わせて飲んでみることで「もしかして洋食にも合うのでは…?」とも感じました。
さらに、「音楽フェスが好きなら、ぜひこちらも」という言葉と共におすすめしていただいたのが「久保田 スパークリング」。日本酒もフェスも好きだけど、「この二つの組み合わせは見たことも聞いたことないぞ……。フェス会場で飲むお酒といえば、ビールかレモンサワーでしょ!」と思っていました。
ですが、こちらも良い意味で予想を裏切られました。爽やかでシュワっとした感じが口の中に広がり、「これは野外で飲みたい…!」という気分に。
「日本酒はお店でしっぽり飲むもの」という勝手なイメージを、見事に覆されました。キンキンに冷やして、大好きな音楽のリズムにノリながら飲みたいです。
楽しみ方は無限大!日本酒の奥深さを痛感
今回日本酒と紅茶を合わせてみたり、初のスパークリングライスワインを飲んだりすることで、日本酒の楽しみ方の多さに驚かされました。
いつの間にか「日本酒は単体で和食と合わせて飲む」という固定概念が自分の中で根付いてしまっていましたが、日本酒は割り方も料理との合わせ方も飲むシチュエーションもたくさんあると気づきました。
いろんな銘柄を飲み比べるのも日本酒の楽しみの一つですが、ぜひ割り方や合わせる料理もたくさん試してみたいです。
今回登場した日本酒
※こちらの記事内で紹介した商品の価格は2023年8月17日現在のものです。
飲みやすく、アレンジも万能「久保田 千寿 純米吟醸」
さっぱりとした料理はもちろん、バターやマヨネーズなどを使ったコクのある料理とも楽しめる純米吟醸酒。和食、洋食、中華など洋の東西を問わない料理が食卓に並んだら、ぜひとも頼りたい一本です。
口当たりはやわらかく、ドライな飲み口に仕上がっており、冷やすとほどよい酸味とキレを感じます。飲み方アレンジも色々楽しめます。
久保田 千寿 純米吟醸
1,800ml 3,018円(税込3,319円)
720ml 1,397円(税込1,536円)
300ml 698円(税込767円)
豊かな香りとキレの良さ!「久保田 純米大吟醸」
香り、甘味、キレが融合した、新しい美味しさを追求したモダンでシャープな純米大吟醸酒。上質で華やかな香り、甘味と酸味が調和した味わい、久保田らしいキレのよさが、口の中でハーモニーを生み出します。
友人との気軽な家飲みや行きつけのバルで。もちろん、気取らないプレゼントにも。上質な日本酒を、カジュアルに楽しみたい方におすすめの一本です。
久保田 純米大吟醸
1,800ml 3,688円(税込4,056円)
720ml 1,707円(税込1,877円)
300ml 813円(税込894円) ※化粧箱なし
野外でも楽しみたい!「久保田 スパークリング」
きめ細やかな泡立ちとマスカットのような爽やかな香りで、軽やかな爽快感を楽しめる、酒米「五百万石」から生まれたスパークリングライスワイン。甘酸っぱい味わいでボリュームはありながら、久保田ならではのキリっとしたシャープな酸味が口当たりすっきりと感じさせます。
久保田 スパークリング
500ml 1,295円(税込1,424円)
JAPAN JAMにて。フェスではバンドTもちゃんと着るタイプ