20代の日本酒リアルボイス――日本酒は苦手。そんな私が出会った“初めてのおいしい日本酒”の話
2023.09.13

コラム

20代の日本酒リアルボイス――日本酒は苦手。そんな私が出会った“初めてのおいしい日本酒”の話

20代に久保田の日本酒を飲んでもらい、正直な感想や意見をもらう「20代の日本酒リアルボイス」。今回はフリーランス編集者のえるもさんに久保田の3種類のお酒を飲んでいただきました。今回はお酒の中では「ワインが好き」というえるもさんに「久保田 スパークリング」「久保田 純米大吟醸」「久保田 千寿」をセレクト。久保田の日本酒を飲み、印象は変わるのか?今夜の一杯のお供にぜひお楽しみください。

目次

  1. お酒は大好き。でも日本酒は苦手だった
  2. ワイン好きの私にぴったりな3本をチョイス
  3. ワイン好きの私に刺さりまくったスパークリング日本酒
  4. 飲み方ひとつで印象が変わる日本酒
  5. もっと自由に楽しんでいい。日本酒は、お酒と食事の可能性を広げてくれる

こんにちは!フリーランス編集者のえるもです。現在28歳で、夫と猫4匹と一緒に郊外の一軒家に住んでいます。仕事は編集やメディアコンサルティングなどWebメディアに関するお仕事と、ライタースクールの運営、法人として編集プロダクションの運営など、好きな仕事をして自由気ままに過ごしています。

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趣味は旅と食べること。“三度の飯”が何より好きで、外食や旅先での食事、自分で料理をつくることなど、とにかく食べることが生きがいです。

昨年、念願の一軒家を購入したので、自宅に友人を招いて庭やバルコニーでのバーベキューなど、ホームパーティーをする機会が増えました。外で食べるごはんは最高、そんなごはんと共にするお酒は格別です。おいしいごはんに合わせて飲むお酒も大好きで、自宅のキッチンカウンターにはジンやウイスキーが並び、ワインセラーには大好きなワインが詰まっています。

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夫のウイスキー好きもあいまって、キッチンの一角はミニバー状態になっています(笑)

お酒は大好き。でも日本酒は苦手だった

お酒が好きな私ですが、実はいままで日本酒が苦手でした。居酒屋などで飲める日本酒は辛口が多く“日本酒は辛いもの”というイメージがついて、敬遠していました。

料亭などで、お料理に合ったおすすめの日本酒を飲んでも「う〜ん、私はワインやジンのほうがいいかな」と、なかなかしっくりくる日本酒に出会えませんでした。

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ワインとジントニック、ビールばかり飲んでいました

そんな私が、日本酒の魅力に初めて気づいたのはつい最近。友人と古民家のお宿に泊まったときに持ってきてくれた「爽醸 久保田 雪峰」でした。恐る恐る口にした日本酒はすっと飲みやすく、これまで飲んだ「日本酒=辛くて飲みにくい」という常識を変えてくれました。

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私が初めておいしいと思った「爽醸 久保田 雪峰」は、アウトドアブランドのスノーピークとのコラボ商品

ワイン好きの私にぴったりな3本をチョイス

そんな日本酒初心者の私に、朝日酒造さんに選んでいただいたのが「久保田 スパークリング」「久保田 純米大吟醸」「久保田 千寿」の3種類。

「ワイン好きのえるもさんが好きそうな日本酒をチョイスしてみました!」と教えてもらい、日本酒の新たな魅力が発見できそうで心が躍ります。

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左から、「久保田 スパークリング」「久保田 純米大吟醸」「久保田 千寿」

ワイン好きの私に刺さりまくったスパークリング日本酒

最初にいただいたのが「久保田 スパークリング」。まるでスパークリングワインのようなおしゃれなパッケージと色合いで、テーブルに置くだけで華やかになります。

日本酒だけど、スパークリンググラスに注いで乾杯。大好きなしゅわしゅわとした音に心躍らせながらひと口。

香りはまろやかな日本酒。口に含むと、マスカットのような軽やかな味わいが抜けていって、でも甘みのあるお米の味が心地よく残る――私の知っている日本酒とはまったく違う味わいでした。

これまで、日本酒=辛口で飲みにくいという印象を持っていた私でしたが、「久保田 スパークリング」は素直に「おいしい……」とつぶやくほどでした。

何より衝撃だったのは、洋風のおつまみに合うこと。日本酒は和食のイメージが強かったのですが、チーズやフルーツなど、洋風のおつまみとの相性がバツグンでした。

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今回はチーズやフルーツとともに。

後日、焼き鳥とも合わせて飲みましたが、当然、和の食材との相性もバッチリ。つまり、おいしい日本酒は何と合わせても最高においしいということですね。

飲み方ひとつで印象が変わる日本酒

次は「久保田 純米大吟醸」を常温で。初心者にもおすすめの日本酒というだけあり、飲みやすく、ほのかな甘みを感じます。一緒に飲んでいた友人とも「飲みやすいね!」と、お酒とつまみが進んでいました。

何より目を引いたのが英字ロゴが入った黒いラベル。今までイメージしていた“久保田”の日本酒らしいパッケージとうってかわって、スタイリッシュな印象を受けます。日本酒好きの友人にプレゼントしたい1本です。

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パッケージをまじまじと眺めてしまいました…

続いていただいたのが「久保田 千寿」。まずは常温でいただきます。

口にして感じたのは、口当たりのまろやかさと落ち着いた香りでした。でも、日本酒が苦手な私は正直、「おいしいけど、飲みにくいな…」と思ってしまいました。

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日本酒好きの友人に正直に飲みにくかったと伝えたところ、「氷を入れて飲むと飲みやすくなる」と教えてもらいました。 “日本酒=ストレートで飲むべき”という考えだった私は、「日本酒に氷を入れて飲んでもいいんだ!」と目からウロコ。

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氷を入れた日本酒は、夏ならではの飲み方

「え?飲みやすい!」

さっそく氷を入れて飲んでみたところ、先ほどの飲みにくさが消え、ほどよい香りと日本酒の味が残る“おいしいお酒”に。気がつけば一気に飲んでいました(笑)。

飲み方ひとつで、こんなにも印象が変わる日本酒。

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飲みやすくなってもアルコール度数は高いので、飲み過ぎには注意!

もっと自由に楽しんでいい。日本酒は、お酒と食事の可能性を広げてくれる

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これまで日本酒に苦手意識を持っていた私。だけど、日本酒にもいろんな種類があって、いろんな飲み方がある。なかには私が好きになれる、おいしい日本酒もある。

だから「日本酒は苦手」と、壁をつくるのはもったいない。

そして、日本酒はもっと自由なもの。

ワイングラスで飲んでもいいし、氷を入れてもいい。洋食と合わせてもいいし、外でバーベキューをしながら飲んでもいい。

そんな、食事とお酒の可能性が広がった、日本酒との出会いになりました。

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えるも

えるも

フリーランス編集者。夫と猫4匹と一緒に暮らしながら、時々物を書き、旅をして暮らしています。編集プロダクションを運営したり、編集をしたり、メディアに関わるお仕事をしています。