食欲の秋!旬のフルーツと日本酒を使って秋を楽しもう
実りの秋、食欲の秋がやってきました。特にフルーツは秋が旬のものが多く、ぶどう、柿、梨、りんご、キウイフルーツなど、少し考えただけでもたくさん思いつきますよね。今回は、食のプランナー・まるやまちさとさんが提案する、秋に旬を迎えるフルーツや、そのジュースを使った、日本酒の飲み方アレンジレシピを紹介します!
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9月も近づいてくると、食欲の秋の到来です!秋には旬を迎える味覚が豊富にあります。そんな美味しい秋の味覚をさらに美味しく楽しみたいですよね。代表的な秋の味覚と、その味覚にはどんなタイプの日本酒が合うか、ご紹介します。
9月も近づいてくると、店頭に徐々に並び始める秋の味覚。まだ暑さはあるものの、食欲の秋の到来です!
なぜ食欲の秋と言われるのかは、諸説あるようです。「実りの秋」という言葉もあるように、美味しい旬の食材が多く出回ることで食欲が増すためだったり、暑さも和らいでくると夏バテで低下していた食欲が復活するため、と言われています。
さらに、脳内物質の「セロトニン」の分泌が関係するのでは、という説も。セロトニンは、神経伝達物質の一つで、精神を安定させたり、脳を活発に働かせたり、また満腹感を感じさせて食欲を抑える働きもあります。また、セロトニンの分泌は日光に当たる時間が関係し、日光を浴びる時間が短くなるとセロトニンの分泌も低下すると考えられています。
そのため、日照時間が短くなる秋には日光を浴びる時間も短くなり、セロトニンの分泌が低下して、食欲が増えるのではと言われています。
何はともあれ、美味しい秋の味覚をさらに美味しく楽しみたいですよね!代表的な秋の味覚と、その味覚にはどんなタイプの日本酒が合うか、代表的な日本酒「久保田」の中から具体的な銘柄も合わせてご紹介します。
※こちらの記事内で紹介した商品の価格は2024年8月7日現在のものです。
秋の食材の中でも人気の高い「さつまいも」。
8月末頃から収穫されるさつまいもですが、採れたてよりも2~3ヶ月貯蔵して、余分な水分が抜けた方が甘くホクホクのさつまいもになるので、食べごろは10月~1月頃となります。
最近では品種の数もかなり増えてきましたが、大きくは、ホクホクした食感が楽しめる「ホクホク系」、のどごしが滑らかな「しっとり系」、スイーツのように甘い「ねっとり系」の3つに分類されます。
ホクホク系で代表的な品種は「金時」や「紅あずま」、しっとり系では「シルクスイート」、ねっとり系では「安納芋」や「紅はるか」などがあります。
色々なさつまいもを食べ比べてみるのも、この時期ならではの楽しみ方です。
さつまいもは、焼き芋などのイメージが強いため、日本酒とはあまり合わないかと思われがちですが、例えば、さつまいもの甘煮や天ぷらなどは、日本酒のおつまみにもぴったりです。
やさしい甘さが特徴のさつまいもには、米本来の旨味や甘味を感じるタイプの日本酒を合わせるのがおススメです。
例えば、秋限定で出荷される「久保田 千寿 秋あがり」は、原酒をじっくり熟成させた秋ならではの日本酒で、常温で飲むととろっとした口当たりとまろやかな旨味や甘味を感じるお酒です。旬のもの同士を合わせる、おすすめのペアリングです。
久保田 千寿 秋あがり
720ml 1,600円(税込1,760円)
※9月限定出荷
秋の魚と言えば、やはり「サンマ」です。9月~11月頃が旬で、一番脂がのっている時期となります。
元々は価格が安く庶民の味として人気のサンマでしたが、近年は漁獲量が年々減少。今年初めての水揚げの際には、深刻な不漁で店頭価格が1匹10,000円にまでなるほど価格が高騰してしまったことも。今年はまたお手頃に食べられることを願いますね。
サンマというと塩焼きが定番ですが、旬のこの時期であればサンマのお刺身もぜひ食べてみてください。旬の生サンマは、青魚とは思えないほど脂がのり、旨味を感じられてトロけます。薬味に青じそやみょうが、おろししょうがなどを添えて食べるのおすすめです。
最近ではサンマのための専用日本酒を発売している蔵もあるほど、サンマと日本酒は大人気の組み合わせです。
旬のサンマは旨味と脂が強いので、それに負けないような味わいの日本酒か、もしくは脂を洗い流すすっきり系の日本酒か、お好みによって選ぶとよいかと思います。刺身や焼きなど、調理方法によってサンマの味わいも変わるので、それぞれに合う日本酒を研究してみるのも楽しいかもしれません。
「久保田」の中では、どんな調理方法のサンマでも万能に寄り添う「久保田 千寿 純米吟醸」をおすすめ。綺麗ですっきりとした味わいと、上品で澄んだ香りでバランスがとれており、サンマの味を邪魔することなく引き立てます。
久保田 千寿 純米吟醸
1,800ml 3,160円(税込3,476円)
720ml 1,470円(税込1,617円)
300ml 740円(税込814円)
秋のフルーツの代表格と言えば、「柿」です。柿には、大きく分けると甘柿と渋柿があり、甘柿は主に生で食べる用、渋柿は干し柿用です。
「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるほど、柿は栄養価が高いフルーツとして知られています。レモンの数十倍の量を含むと言われるビタミンCや、利尿作用があるカリウム、アルコールを分解するタンニンなど、様々な栄養素が含まれています。
美味しいだけではなく健康にもいい柿は、秋に食べるべきフルーツです。
日本酒の香りはフルーツによく例えられますので、フルーツと日本酒は好相性。甘い柿には、フルーティーな香りで甘味のあるタイプの日本酒を合わせるのがぴったりです。
「久保田」の中でも、華やかでフルーティーな香りを持つのが「久保田 純米大吟醸」。味わいも、甘味と酸味が調和しつつ、久保田らしいキレのよさも感じるので、日本酒初心者の方でも飲みやすい日本酒です。
久保田 純米大吟醸
1,800ml 3,870円(税込4,257円)
3,760円(税込4,136円)※化粧箱なし
720ml 1,800円(税込1,980円)
1,740円(税込1,914円)※化粧箱なし
300ml 860円(税込946円)※化粧箱なし
秋の味覚だけでももちろん美味しいですが、その味わいをより一層美味しく引き立てるのが日本酒です。
いつもの日本酒とともに、もしくは日本酒も秋が旬のものを選んで、秋の食卓を彩りませんか?