日本酒をもっと楽しむおつまみレシピ|梨の豚バラ巻きソテー
料理家・高橋善郎さんが提案する、日本酒のおつまみにぴったりの一品をご紹介。 「久保田」と一緒に、ご自宅での上質なひとときをお楽しみください。
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料理家・高橋善郎さんが提案する、日本酒のおつまみにぴったりの一品をご紹介。 「久保田」と一緒に、ご自宅での上質なひとときをお楽しみください。
暑かった夏が終われば、やって来るのは食欲の秋。きのこや栗にかぼちゃ、新米と、秋は美味しいものがたくさんです。
中でもほくほくとした食感と優しい甘味の「さつまいも」は、あるサイトの好きな秋の味覚を聞いたアンケートで第1位を獲得するなど、子どもから大人まで人気のある食材です。
そのまま蒸かして食べるのはもちろん、焼きいもや天ぷら、炊き込みご飯など、色々な楽しみ方があるさつまいも。
今回は、さつまいもの優しい旨味や甘味を楽しめるふろふきにしました。えのきだけの食感や、ゆずの奥深く豊かな香りも広がる味わいに仕上げています。
丸みを帯びたまろやかな味わいをした秋限定の日本酒「久保田 千寿 秋あがり」とペアリングして、秋の始まりを存分に楽しみましょう。
【材料(2人分)】 ※所要時間:約20分(火を止めて置く時間を除く)
・さつまいも:大1本(350〜400g)
・えのきだけ:1袋(200g)
・大葉:5枚
・ゆずの皮(千切り):小さじ1
・水溶き片栗粉:適量
A
-水:500ml
-白だし:100ml
B
-煮汁:150ml
-おろししょうが:小さじ1
-ごま油:小さじ1
-塩:少々
【作り方】
①さつまいもは表面の汚れがあれば洗い流し、約3cm幅の輪切りにする。えのきだけは石づきを切り落とし1cm幅に切る。大葉は千切りにする。
②鍋にさつまいもを並べ入れ、Aを加えてひと煮立ちさせる。
さつまいもをひと煮立ちさせる
③ペーパーなどで落とし蓋をして弱火で15分ほど竹串がスッと通るくらいになるまで煮る。火を止めてそのまま15分ほど置く。煮汁を150ml取り分ける。
落とし蓋をして煮る
④③とは別の鍋にBを入れ、ひと煮立ちさせる。えのきだけを加え、弱火で3分ほど煮たら大葉、千切りにしたゆずの皮を加え、混ぜ合わせる。
えのきだけ、大葉、ゆずの皮を加え、混ぜ合わせる
⑤水溶き片栗粉でとろみをつけたら温めたさつまいもと一緒に器に盛り付ける。
「さつまいものふろふき〜大葉きのこあん〜」の完成
冬に仕込んだ「久保田 千寿」の原酒を、夏を越え秋までじっくり熟成させた秋あがり。搾りたての生原酒ならではの濃厚でしっかりとした味わいが、火入れ後の熟成によって、丸みを帯びたよりまろやかな味わいへと変化しています。
冷やすと、千寿ならではのキレとやわらかな酸味を、常温でとろっとした口当たりと旨味をお楽しみいただけます。さつまいもや茄子などの秋に旬を迎える野菜と相性のよいお酒です。
希望小売価格
720ml 1,600円(税込1,760円)
※商品の価格は2024年8月7日現在のものです。
◆野菜のみで組み立てた料理とペアリングすることで、「久保田 千寿 秋あがり」の熟成感、味わいや香りを楽しめます。
◆さつまいもは煮る時間が長いと皮の部分から煮崩れしやすくなります。煮た時間と同じくらい置くと、煮崩れせずに芯の部分まで味が入ります。
◆今回はお酒の味わいや香りをより楽しむためにえのきだけのみでそぼろあんを作りましたが、お好みでひき肉のそぼろを加えても美味しいです。
profile
料理家 高橋善郎
東京都世田谷区にある和食店「凧(はた)」グループのオーナーシェフ。料理人である父の影響で、幼少期から実家の店舗で料理の基礎を学ぶ。調理師免許、きき酒師、ソムリエ(ANSA)、野菜ソムリエなど食に関する資格を有し、きき酒師の上位資格である日本酒学講師を当時史上最年少 で合格。素材の持ち味を活かした和食をベースに、エスニックからイタリアン、オーガニックと幅広いジャンルを得意とする。
材料の下準備