日本酒をもっと楽しむおつまみレシピ|サツマイモのゴルゴンゾーラのせ
2024.09.02

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日本酒をもっと楽しむおつまみレシピ|サツマイモのゴルゴンゾーラのせ

料理家・高橋善郎さんが提案する、日本酒のおつまみにぴったりの一品をご紹介。 「久保田」と一緒に、ご自宅での上質なひとときをお楽しみください。

目次

  1. 秋を感じる、サツマイモと燗酒のまろやかな夜
  2. 「サツマイモのゴルゴンゾーラのせ」の作り方
  3. 「サツマイモのゴルゴンゾーラのせ」に合わせたい「久保田 千寿 秋あがり」
  4. 高橋善郎さんからのワンポイント

秋を感じる、サツマイモと燗酒のまろやかな夜

サツマイモのゴルゴンゾーラのせ

夏の暑さを感じる時もありながら、気がつくと季節は秋に移っています。
慌ただしく過ぎる日々の中にも、時にはゆったりと、秋らしい豊かな味覚を楽しみたいですね。
今回は秋の味覚の代表格でもあるサツマイモを使った「サツマイモのゴルゴンゾーラのせ」をご紹介します。
天ぷらや大学芋、焼き物など料理のバリエーションが豊富なサツマイモ。甘塩っぱいみたらしきんぴらにしたサツマイモに、香りとコクが抜群のゴルゴンゾーラチーズとくるみをのせることで香りと食感の良い、やみつきになる一品が完成します。
冷やはもちろんのこと、ぬる燗、熱燗と合わせるとチーズの芳醇さや、サツマイモが持つ甘さをさらに楽しむことができます。

「サツマイモのゴルゴンゾーラのせ」の作り方

【材料(2人分)】 ※所要時間:約15分(粗熱をとる時間は除く)
・サツマイモ:小1本(200〜250g)
・ごま油:大さじ1 
・ゴルゴンゾーラチーズ:約20g 
・くるみ:適量 

A
-みりん:大さじ2 
-砂糖:大さじ2 
-醤油:大さじ1 

【作り方】
①サツマイモは約1cm幅の棒状に切る。ボウルにAの材料を混ぜ合わせる。

材料の事前準備

②温めたフライパンにごま油をひき、サツマイモを入れ、中火で全体に焼き色がつくまで炒める。
Aを加えて、ゆるくとろみがついてきたら火を止める。
※Aの調味料を煮つめすぎると固くなってしまうのでご注意ください。

サツマイモ全体に焼き色がつくまで炒める

③器に盛り付け、小さく切ったゴルゴンゾーラチーズ、粗くくだいたくるみをのせる。

「サツマイモのゴルゴンゾーラのせ」の完成

「サツマイモのゴルゴンゾーラのせ」の完成

「サツマイモのゴルゴンゾーラのせ」に合わせたい「久保田 千寿 秋あがり」

久保田 千寿 秋あがり

久保田 千寿 秋あがり」は、冬に仕込んだ「久保田 千寿」の原酒を、秋までじっくり熟成させたお酒です。「秋あがり」とは、夏を越え秋まで熟成して酒質が落ち着き、円熟したお酒をいいます。搾りたての生原酒ならではの濃厚でしっかりとした味わいが、火入れ後の熟成によって、丸みを帯びたよりまろやかな味わいへと変化しています。

久保田 千寿 秋あがりは、千寿の喉ごしの良さや米の旨さ、キレを踏襲しつつ、熟成により生まれるコクや余韻の調和が見事に取れていて、まさに秋に飲みたいお酒の一つ。サツマイモの甘さや芳醇なチーズの旨味と相性抜群です。ぬる燗など、燗をつけていただくと双方のまろやかさが口の中でより広がります。
今回はフォークや箸で食べやすいよう細切りにしていますが、少し厚めに切ってピンチョススタイルにしたり、軽く焼いたバケットの上にのせて食べたりしても、お酒が楽しく進みます。
自分の好きなスタイルで秋の味覚とお酒をお楽しみください。

久保田 千寿 秋あがり
720ml    1,600円(税込1,760円)
※商品の価格は2024年9月2日現在のものです。

高橋善郎さんからのワンポイント

◆サツマイモの品種によって味や食感、色味も変わるのでその品種ごとの美味しさを楽しんでください。
◆サツマイモを切ってから少し時間が経つようであれば、軽く水にさらして褐変を防いでください。
◆くるみはアーモンドやミックスナッツなど、お好みのナッツ類で代用いただいても美味しいです。

profile

料理家 高橋善郎

料理家 高橋善郎

東京都世田谷区にある和食店「凧(はた)」グループのオーナーシェフ。料理人である父の影響で、幼少期から実家の店舗で料理の基礎を学ぶ。調理師免許、きき酒師、ソムリエ(ANSA)、野菜ソムリエなど食に関する資格を有し、きき酒師の上位資格である日本酒学講師を当時史上最年少 で合格。素材の持ち味を活かした和食をベースに、エスニックからイタリアン、オーガニックと幅広いジャンルを得意とする。