日本酒をもっと楽しむおつまみレシピ|グリルビーフとスパイシーサルサ
料理家・高橋善郎さんが提案する、日本酒のおつまみにぴったりの一品をご紹介。 「久保田」と一緒に、ご自宅での上質なひとときをお楽しみください。
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新潟県長岡市に生まれ、幼い頃から日本酒が身近な存在だったというファッションモデルの西山茉希さん。今回は地元の銘酒「久保田」に慣れ親しんできた西山さんにお願いし「久保田 純米大吟醸」に合うおつまみレシピを紹介してもらいます。秋の食材をふんだんに使ったひと皿をぜひ今宵の晩酌にお試しあれ!
目次
――西山さんの地元であり、久保田の醸造所がある新潟県長岡市はどのような街ですか?
「私にとって長岡は、今でも大切なふるさとです。18歳で上京してモデルの道に進みましたが、ことあるごとに帰っています。海もあって、山もあって、自然が豊かで、歴史もある。とても素晴らしい街なんですよ。
特に『長岡まつり大花火大会』は、大曲や土浦とともに日本三大花火に数えられていて、その迫力はもう言葉では言い表せません。でね、そうした祭りの場で欠かせないのが日本酒で、みんなでわいわいと飲む。もちろん何もなくても、家で飲む。それが長岡です(笑)」
――日本酒がすごく身近にある街なんですね。
「もしかしたら私の家だけかもしれませんが…帰省するとまずウェルカムドリンクで日本酒が出てきますから(笑)。友達が来れば日本酒。夕食のお供にも日本酒。それが、新潟であり長岡です。
中でも『久保田』は長岡の地酒なので、飲む機会が多いですね。たぶん私が生きてきた時間の中で、一番たくさん飲んでいるお酒じゃないでしょうか。ちなみに『久保田=良いお酒』というイメージが定着しているので、知人へのプレゼントにするととても喜ばれます。新潟の代表的なお酒といっても過言ではないので!」
――東京のご自宅にいらっしゃるときも、日本酒はよく飲まれますか?
「実は家ではあまり日本酒は飲まないんです。お酒自体は毎日飲むんですけど、子どもが生まれてからは基本的に料理しながらキッチンで飲むタイプなので、普段はチューハイなど軽いものを飲むことが多いかな。
なんていうか…日本酒ってひとりで静かに飲むというより、友達や家族と一緒に味わうことで、美味しさが倍増する気がするんです。みんなの心がほどけていく、それが日本酒の魅力だと思います。もうちょっと年齢を経たら、ひとり日本酒デビューしてみようかな」
――若い女性の中には、日本酒が苦手な人もいますよね。
「日本酒はヘビーな印象が強いので、飲まず嫌いをしている人が多いような気がします。でも、本当はもっと身近なもの。白ワインに近い感覚でグイグイ飲んでいいものだと思います。
我が家でも友人が来たときには、私の創作料理に合わせて日本酒をよく出します。意外と和・洋・中どんな料理にも合うんですよ。だから、飲まないのはもったいないです!」
――これから日本酒を嗜んでみたいと考えている女性に、ぜひアドバイスを!
「初心者さんには、まずはキンキンに冷やして飲んでみてほしいですね。いわゆるクセが消えて飲みやすくなるので。氷を入れて、口当たりをまろやかにして飲むのもオススメです。
日本酒っていうと敷居が高い印象がありますが、飲み方にルールはないんです。ジュースで割ってカクテルっぽく楽しんだり、凍らせてシャリシャリ感を味わったりして、日本酒に親しんでみてほしいと思います。『久保田 純米大吟醸』をはじめ、さまざまな酒蔵さんが小さいサイズのボトルの日本酒を売り出しているので、ミニボトルを試してその中から気に入った味のお酒を見つけていくといいかもしれません」
ここからは日本酒大好き西山さんによる「久保田 純米大吟醸」に合うおつまみレシピ2品をご紹介。
西山さんご自身が運営するYouTubeチャンネルで展開する料理動画「#西山食堂」でも多くのファンを持つ、独創的かつ簡単なレシピは見逃し厳禁です!
「『久保田 純米大吟醸』は、赤ワインのように濃厚な甘みと複雑な旨味を持っているので、牛肉を合わせたらどうだろう?と考えたレシピです。
秋らしい柿で季節感を出してみました。“寒干昆布”を使うことでグルタミン酸を加え、日本酒にピッタリの味わいに。特別な下処理はいらず材料を炒めるだけなので、料理が苦手な人やふだん料理をつくらない男性にも挑戦してもらいやすいレシピです!」
【材料(3~4人前)】
・牛肉薄切り:300g
・柿(種なし):1個
・しいたけ:大きめのもの2個
・寒干昆布(昆布と大根が入った漬け物):70g
※使用したのは「有明漬 寒干昆布」。なければ塩昆布20gで代用
・塩こしょう:少々
・しょうゆ:大さじ2
・料理酒:大さじ2
・ごま油:小さじ1
・バター:小さじ1
・「みじん切りねぎ・しょうが・にんにくミックス」:3cmほど
・すりごま:大さじ1
【作り方】
①柿は皮をむき、ひとくち大に。しいたけは汚れを拭き、石づきの先を取り薄くスライスする。牛肉はざっくりと大きめにカット
②フライパンにごま油とバターを入れて火にかけ、溶けたら牛肉・しいたけ・寒干昆布を入れ、塩こしょうと「みじん切りねぎ・しょうが・にんにくミックス」加えて炒める
③牛肉に軽く火が通ったところで、料理酒としょうゆを入れて味を整える。しょうゆのフタを大さじ代わりに使う主婦テクニックが光る♪
④柿を加え火が通るまで炒めたら、仕上げにすりごまを振り、ひと混ぜすれば完成
「銀杏のほろ苦さに、クリームチーズのまろやかな塩味を加えた和風チヂミです。
味付けは塩+マヨネーズでシンプルに。このシンプルさが『久保田 純米大吟醸』の旨味を満喫するのにピッタリ!旬のものを食べることは間違いなく身体に良いこと。旬の素材+日本酒を味わう贅沢をこの秋、楽しんでみてください」
【材料(3~4人前)】
・市販のチヂミ粉:100g
・クリームチーズ:20g
・銀杏:15~20個
・青ねぎ:2本
・海苔ふりかけ:大さじ1
※なければ塩ひとつまみと海苔適量を手で小さくちぎったもので代用
・水:180ml
※チヂミ粉の作り方に記載されている分量より少しだけ控えた量
・オリーブオイル:適量
・塩、マヨネーズ(皿に添える用):適量
【作り方】
①銀杏を紙袋に入れ(今回は新聞紙で代用)、電子レンジで2分ほど加熱。殻が割れたら取り出し、鬼皮・薄皮ともに取り除く。青ネギは小口切りに
②チヂミ粉・水・クリームチーズ・銀杏・青ねぎ・海苔ふりかけをボウルに入れ、よく混ぜ合わせる
③フライパンにオリーブオイルを引き、②を入れて平らに伸ばし、中火で3分ほど焼く
④片面が焼けたら引っくり返してさらに2~3分焼き、中まで火を通す
⑤皿に盛り、食べやすい大きさにカット。塩とマヨネーズを添えれば出来上がり
秋は美味しい味覚が盛りだくさん。
西山茉希さん考案の簡単&美味しいおつまみをつくり「久保田 純米大吟醸」とのマリアージュをご堪能あれ。新しい「久保田」の魅力が見つかるかもしれませんよ。
西山茉希さん
新潟県長岡市出身。「CanCam(小学館)」「GINGER(幻冬舎)」など数々の雑誌でモデルとして活躍。自宅のキッチンで冷蔵庫にある食材を使って即興的に料理をするYouTube動画「#西山食堂」が人気で、チャンネル登録者数は6万人を超える。
https://www.youtube.com/channel/UCible2rGo9dsK5CsJdW49ew
朝日酒造では、「久保田」とそれに合うおすすめの料理や飲み方アレンジを募集する、「久保田をもっと楽しむ!フォトコンテスト」を開催中。ぜひ、あなたならではの楽しみ方も見つけてみてください。
応募期間:10月26日(月)〜12月25日(金)
応募者のなかから抽選で、20名様に下記詰め合わせセットをプレゼントします。
【ペアリング賞:10名様】久保田 純米大吟醸 + ペアリングを楽しむ新潟の味覚ミニセット
【アレンジ賞:10名様】久保田 純米大吟醸 + アレンジを楽しむ新潟の味覚ミニセット
Photo_Shino Chikura Interview & Text_Megumi Waguri Edit_Yasushi Shinohara
撮影中もクイっと