日本酒をもっと楽しむおつまみレシピ|春野菜を添えたよだれ鶏
2024.02.19

楽しむ

日本酒をもっと楽しむおつまみレシピ|春野菜を添えたよだれ鶏

料理家・高橋善郎さんが提案する、日本酒のおつまみにぴったりの一品をご紹介。 「久保田」と一緒に、ご自宅での上質なひとときをお楽しみください。

目次

  1. 春香るよだれ鶏をにごり酒と一緒に
  2. 「春野菜を添えたよだれ鶏」の作り方
  3. 「春野菜を添えたよだれ鶏」に合わせたい「久保田 純米吟醸にごり」
  4. 高橋善郎さんからのワンポイント

春香るよだれ鶏をにごり酒と一緒に

春野菜を添えたよだれ鶏

春に旬を迎える野菜は甘み、苦みのバランスが良く、また歯ごたえも楽しい野菜が多いですね。
春野菜を塩茹でやお浸し、天ぷらなどシンプルに味わった後は、少し手を加えて日本酒に合う一品おつまみにしてみるのもまた違った楽しさと美味しさが発見できます。

今回ご紹介するのは、柔らかい蒸し鶏をメインにした「春野菜を添えたよだれ鶏」。
春野菜は特に日本酒にも合うものが多いですが、その中でもにごり酒と合わせて楽しむのもまた乙です。
野菜の瑞々しい香りとにごり酒の純米吟醸らしいフルーティーで華やかな香りが、よだれ鶏の旨味とあいまって、味わい深く春を楽しむ組み合わせとなります。

「春野菜を添えたよだれ鶏」の作り方

【材料(2人分)】 ※所要時間:約25分
・鶏むね肉:1枚(300g)
・アスパラガス(グリーン):4本 
・たけのこの水煮:小1/2個
・新玉ねぎ(普通の玉ねぎでも可):1/4個
・かいわれ大根:適量 
・ラー油・粉山椒:各適量 

A
-酒:大さじ3 
-砂糖:大さじ1 
-塩:小さじ1/2 

B
-しょうゆ・みりん・酢:各大さじ2と1/2 
-砂糖:大さじ2 
-ごま油:小さじ1 
-すりおろししょうが・すりおろしにんにく:各小さじ1/2 

【作り方】
①鶏むね肉をまな板の上におき、めん棒で1.5cmほどの厚さになるまでたたく。耐熱皿に鶏むね肉、Aを入れ、ふんわりとラップをかけ、600Wの電子レンジで5分ほど加熱する。

蒸し鶏を作る

蒸し鶏を作る

② ①に火が通っているか確認して食べやすい厚さに切る。

蒸し鶏ができているか確認しカットする

火が通っているか確認する(写真)その後、食べやすい大きさに切る

③ボウルにBを混ぜ合わせる。

たれを作る

たれを作る

④新玉ねぎは薄切りにする。
アスパラガスは軸の固い部分は切り落とし、大きいはかまの部分はピーラーでむく。1分ほど塩茹でして水に浸し、粗熱が取れたら半分に切る。
たけのこの水煮は食べやすい大きさに切る。

野菜をカットする

新玉ねぎ、アスパラガス、たけのこの水煮を切る

⑤器に蒸し鶏、野菜、根元を切り落としたかいわれ大根をバランスよく盛り付けて③のたれをかける。お好みでラー油、粉山椒をかける。

「春野菜を添えたよだれ鶏」の完成

「春野菜を添えたよだれ鶏」の完成

「春野菜を添えたよだれ鶏」に合わせたい「久保田 純米吟醸にごり」

久保田 純米吟醸にごり

さらっとなめらか、フルーティーですっきりとしたにごり酒。純米吟醸ならではのフルーティーで華やかな吟醸香が広がります。
一般的ににごり酒は米の甘みも感じられて飲み口もこっくりしているので、苦味などを含む春野菜は相性が良いといわれています。「久保田 純米吟醸にごり」はキレのいい軽快な飲み口で余韻までスッキリ楽しめます。香辛料とも相性が良く、今回使用した調味料以外にお好みで七味やラー油などを追加していただいてもよだれ鶏の味変になり、にごり酒との味わいの妙を幾重にもお楽しみいただけます。

久保田 純米吟醸にごり
720ml    1,300円(税込1,430円)
※商品の価格は2024年2月19日現在のものです。

高橋善郎さんからのワンポイント

◆鶏むね肉をたたく際は ラップをかませるとまな板やめん棒が汚れず洗い物が少なくなります。袋に入れてたたいていただいてもOKです。
◆電子レンジで作れる基本の蒸し鶏を活用していますが、さっと茹でた豚しゃぶや魚の切身などを浸しても美味しいです。

profile

料理家 高橋善郎

料理家 高橋善郎

東京都世田谷区にある和食店「凧(はた)」グループのオーナーシェフ。料理人である父の影響で、幼少期から実家の店舗で料理の基礎を学ぶ。調理師免許、きき酒師、ソムリエ(ANSA)、野菜ソムリエなど食に関する資格を有し、きき酒師の上位資格である日本酒学講師を当時史上最年少 で合格。素材の持ち味を活かした和食をベースに、エスニックからイタリアン、オーガニックと幅広いジャンルを得意とする。