栄養豊富な酒粕の甘酒を自宅で作ろう!美味しいアレンジレシピも紹介
2020.12.09

楽しむ

栄養豊富な酒粕の甘酒を自宅で作ろう!美味しいアレンジレシピも紹介

酒粕(さけかす)は日本酒の製造過程でできる栄養豊富な副産物です。食物繊維やビタミンなどの栄養素を多く含み、健康面や美容面でのメリットも注目を集めています。酒粕で作った甘酒を飲めば、体が温まり、冷え性の改善も期待できそうです。本記事では、そんな酒粕甘酒の魅力や基本の作り方、手軽で美味しいアレンジレシピを紹介します。

目次

  1. 酒粕甘酒の魅力とは
    1. 栄養が豊富に含まれている
    2. 体を温める
  2. 酒粕甘酒の作り方とポイント
    1. 作り方1.基本編
    2. 作り方2.電子レンジ編
    3. ポイント1.酒粕の選び方
    4. ポイント2.加熱時の温度
  3. 酒粕甘酒の美味しいアレンジ
    1. 酒粕甘酒×チョコレート
    2. 酒粕甘酒×りんご
    3. 酒粕甘酒×はちみつ
    4. 酒粕甘酒×豆乳
  4. 酒粕甘酒を自宅で手作りして、自由にアレンジも楽しんで

酒粕甘酒の魅力とは

酒粕は栄養が豊富に含まれており、健康面でも美容面でも嬉しい効果が期待できます。そんな酒粕から作られる、おいしくて栄養満点な酒粕甘酒の魅力について紹介します。

酒粕の画像

栄養が豊富に含まれている

酒粕にはたんぱく質・食物繊維・ペプチド・アミノ酸・ビタミンなど、健康に欠かせない栄養素が豊富に含まれます。これら豊富な栄養素は、高血圧や肥満などといった現代病と呼ばれる疾患の予防にも良いと言われています。
さらに、酒粕に含まれる豊富な食物繊維や、米のデンプンからできるオリゴ糖により腸内環境が整い、お通じの改善も期待できます。
また美容面に効果がある栄養素も充実しています。特に、肌の調子を整えるビタミンB群が豊富です。さらに、シミの元となるメラニンの生成を抑えるコウジ酸や、保湿効果にすぐれたアミノ酸も含まれています。

これらの栄養素をまるごと摂取するには加熱せずに食べる方が適していますが、加熱してもミネラルや食物繊維は残ります。忘れてはならないのは、酒粕に含まれるアルコールは、しっかり加熱しても多少は残ることです。お酒の弱い人、運転前の人、子どもや妊娠中の人は飲まないように避けてください。

体を温める

発酵食品である酒粕は、血流改善を促して体を温める効果があります。飲むとすぐに体がポカポカ温まるため、体が冷えたときや寒い時期にもおすすめです。また酒粕甘酒に欠かせないショウガにも末端の血流を改善する働きがあります。酒粕とショウガのWパワーで、体の中から温まります。

酒粕甘酒の作り方とポイント

酒粕上面画像

次に酒粕甘酒の作り方を紹介します。鍋を使った作り方の他に、少しだけ飲みたいときに便利なレンジを使った作り方もみていきましょう。

作り方1.基本編

【材料】
・酒粕:100g
・水:400ml
・砂糖:30g
・おろしショウガ:適量
・塩:適量
※水の量は酒粕の3~4倍が目安です。上記の分量で甘酒を作ると、とろりとした仕上がりになるので、さらりとした方が好きな人は、水の量を増やしてください。

【作り方】
①鍋に少量の湯を沸かし、沸騰したら火を止めて酒粕をちぎり入れます。このとき、酒粕をなるべく細かくしておくと溶けやすくなります。酒粕がやわらかくなるまで、そのまましばらく時間をおきます。
②酒粕がやわらかくなったら水を足して鍋を火にかけ、酒粕をつぶしながら溶かします。
③沸騰後もアルコールを飛ばすためにしばらく加熱を続け、鍋底が焦げ付かないように混ぜ続けましょう。
④酒粕が完全に溶けたら砂糖を加えます。  
⑤お好みでショウガを加え、塩をひとつまみ入れます。

作り方2.電子レンジ編

カップ1杯分だけ欲しいときは、簡単な電子レンジ調理で酒粕甘酒を作りましょう。

【材料】※カップサイズに合わせて調整してください
・酒粕:30g
・砂糖:大さじ1~2(お好みで調整してください)
・お湯:150ml 
・おろししショウガ:適量
・塩:適量

【作り方】
①カップの中に酒粕を細かくちぎり入れ、ひたひたになるほどお湯を注いだら10~20秒ほど電子レンジで加熱します。
②スプーンで酒粕をつぶしながら混ぜます。
③なめらかになるまで混ざったら、カップに残りのお湯と砂糖を入れて混ぜます。
④お好みでおろしショウガと塩を加え、味をととのえます。

ポイント1.酒粕の選び方

スーパーなどで手に入れやすい酒粕には、搾った際の酒粕そのままの板状の「板粕」、バラバラになった「バラ粕」、味噌のようなペースト状の「練り粕」の3種類がありますが、いずれも中身は同じです。手に入りやすいものや、扱いやすいタイプを選びましょう。

酒粕は発酵食品なので、例えば常温で保存すると時間が経つにつれて発酵が進み、香りや色、味も変化します。色は、ピンク色や赤、黄色、褐色と変化していきますが、これは一般的な熟成時の変化で、酒粕の中の糖分やアミノ酸の相互作用によるものです。
表面に白い粒状の物が現れることがありますが、酒粕に含まれるアミノ酸が結晶化したものです。どちらも安心して楽しめます。冷凍など、温度を低くして保存すると熟成は進みにくくなりますが、甘酒や料理に使う場合は開封後時間をおかずにフレッシュなものを使うのをおすすめします。

また、「純米酒粕」や「吟醸酒粕」として販売されているものもあります。原料や造り方によっても酒粕の風味が異なります。

ポイント2.加熱時の温度

酒粕の持つ栄養素の中には、ビタミンなど熱に弱いものもあります。酒粕の栄養を十分とるには、加熱温度を60℃以下に保ち、なるべく多くの栄養素を残しましょう。ただし同時にアルコールも残るので、お酒が弱い人は注意が必要です。

加熱温度が低くて酒粕が溶けにくい場合は、あらかじめ水に浸してやわらかくしたものをペースト状に練った「酒粕ペースト」を作りおきしておきましょう。甘酒以外の料理を作る際にもすぐに使えて重宝します。

酒粕甘酒の美味しいアレンジ

酒粕上面画像

酒粕甘酒はそのまま飲んでもおいしいですが、アレンジを加えると新たな味わいが生まれます。チョコレートやフルーツなどの身近な素材をプラスしたアレンジは、美味しいだけではなく、見た目もアップしおすすめです。

酒粕甘酒×チョコレート

チョコレートの甘味が加わることで飲みやすくなるので、酒粕の風味が苦手な人も楽しめるアレンジです。チョコレートに含まれるポリフェノールも一緒にとれるので、栄養面でも嬉しいですね。

【材料】
・酒粕甘酒:200ml(カップ1杯分程度)
・チョコレート:15g(甘酒に砂糖が入っているので、ビタータイプか高カカオチョコレート推奨)
・シナモンパウダー:適量

【作り方】
①鍋に酒粕甘酒を入れて温める。
②チョコレートを細かく刻み、鍋に加える。
③よく混ぜ合わせ、お好みでシナモンを振る。

酒粕甘酒×りんご

食物繊維が豊富なりんごを加えて、腸の中も整えましょう。りんごジュースとすりおろしたりんごのW使いで爽やかさが増し、飲みやすくなります。お好みでショウガやシナモンを加えるのもおすすめです。

【材料】
・酒粕甘酒:100ml
・りんごジュース:100ml
・りんご:1/8個

【作り方】
①りんごをすりおろす。
②鍋に酒粕甘酒とりんごジュース、すりおろしたりんごを入れて温める(レンジでも可)。

酒粕甘酒×はちみつ

砂糖の代わりに、ビタミンやアミノ酸などの栄養素を持つはちみつを使うアレンジです。心がほどけるような優しいはちみつの甘味にホッとすることでしょう。

【材料】
・酒粕:50g
・水:200ml
・はちみつ:大さじ3
・塩:ひとつまみ

【作り方】
①酒粕を少量のお湯でやわらかくします。
②鍋を火にかけて酒粕をつぶしながら混ぜ、酒粕を溶かします。
③沸騰後しばらく火にかけてアルコールを飛ばし、酒粕が溶けたらはちみつと塩を加えます。

酒粕甘酒×豆乳

豆乳を加えて飲みやすく、さらにひと手間加えてひんやりと"ソルベ"を楽しんでみませんか?柿や桃などお好みのフルーツを入れれば、さらに豪華なアレンジに。ビタミンCに酵素にたっぷりの一杯です。

【材料】
・酒粕甘酒:100ml
・豆乳:200ml
・ショウガのしぼり汁:小さじ1/2

【作り方】
①ジッパー付きの保存袋に酒粕甘酒、豆乳、ショウガのしぼり汁を入れて混ぜ合わせ、冷凍庫に入れる。
②口当たりを良くするために、凍らせる途中で何度か取り出し、袋の上から手でもみます。
③フルーツを入れる場合は、皮をむいて角切りにし、酒粕ソルベと混ぜ合わせてから器に盛ります。

酒粕甘酒を自宅で手作りして、自由にアレンジも楽しんで

あまざけ

栄養満点の酒粕甘酒は飲んで美味しいだけでなく、健康面や美容面でも嬉しい効果がたくさん。手軽に作れるので、ぜひ自宅でも作ってみてはいかがでしょうか。チョコレートやはちみつなどを酒粕にプラスして、おいしくて身体にもやさしいアレンジもぜひ楽しんでみましょう。