2023年の「土用の丑の日」はいつ?うなぎの蒲焼をふっくら温めるコツに簡単アレンジも!
2023.05.10

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2023年の「土用の丑の日」はいつ?うなぎの蒲焼をふっくら温めるコツに簡単アレンジも!

夏の風物詩の「土用の丑の日」。ふと、土用の丑の日か!と気づいてスーパーでうなぎの蒲焼を買い、いつもと同じように食べていませんか?今年はより美味しく楽しめるよう、レンジで温める時のコツや簡単アレンジレシピ、蒲焼に合う日本酒をご紹介します!

目次

  1. 「土用の丑の日」とは?
    1. 土用の丑の日とは
    2. 今年の土用の丑の日は?
  2. 市販のうなぎの蒲焼をもっと楽しむ
    1. ①レンジで簡単!美味しく温めるコツ
    2. ②手軽にアレンジ!うなぎレシピ
    3. めんつゆで簡単ひつまぶし
    4. ワンパンふわふわ卵とじ
  3. 合わせて飲みたい日本酒
    1. 久保田 千寿
    2. 朝日山 純米吟醸
  4. おうちで楽しむ「土用の丑の日」

「土用の丑の日」とは?

土用の丑の日

土用の丑の日とは

「土用の丑の日」は、江戸時代から始まった風習であると言われています。暑さが厳しく体調を崩しやすい夏に、栄養価の高いうなぎを食べて夏負けしないようにと始まったそうです。
なぜ「丑」なのに「うなぎ」なのでしょうか?本来は「丑」の「う」のつく食べ物を食べれば夏負けしないという俗説があり、梅干しやうどんでなどでも良かったのです。

その中で「うなぎ」が定番になったのは、発明家・平賀源内のある施策が始まりだと言われています。うなぎは冬が旬のため夏に売れなく困っている、とうなぎ屋に相談された平賀源内は、「本日丑の日」と書かれた看板を出すことを提案しました。たちまち大繁盛して話題になり、それが全国に広がったそうです。

ではなぜ「土用の丑の日」という呼び名なのか?「土用」とは、二十四節気のうちの四立「立春・立夏・立秋・立冬」の前の18日間(または19日間)のことをさします。「丑の日」とは、十二支の「丑」のことをさし、昔の暦では日にちを十二支で数えていました。

つまり「土用の丑の日」とは、18日間の土用の期間のうち、12日周期で割り当てられている十二支が「丑」にあたる日です。「土用の丑の日」は春夏秋冬にそれぞれありますが、一般的には夏が「土用の丑の日」として定着しています。

今年の土用の丑の日は?

2023年の「土用の丑の日」は7月30日(土)です。

土用の間に丑の日が二回ある年もあり、「一の丑」「二の丑」と呼ばれています。2022年は二回「土用の丑の日」がある年でした。

市販のうなぎの蒲焼をもっと楽しむ

今年も、スーパーやうなぎ屋さんで蒲焼を買ってきて、自宅で「土用の丑の日」を楽しむという方も多いかと思います。
そんな市販の蒲焼もひと工夫すれば、外で食べるようなさばきたて焼きたての蒲焼に負けないくらい美味しく楽しめます。

①レンジで簡単!美味しく温めるコツ

うなぎの蒲焼

ステーキの美味しさが焼き方の少しの違いで変わるように、蒲焼も温め方の違いで差がでます。今回は、電子レンジを使って簡単に、美味しく温める方法をご紹介します。

【温め方】
①うなぎの両面をさっと水洗いしてタレを洗い流す。
※タレは焦げやすいため、洗い流すことで、再加熱による焦げを防ぐことができます。
②うなぎについた水気をクッキングペーパーで拭き取り、半分に切る。
③耐熱皿にのせ、皮目を下にして、身全体に酒を振りかける。
④ラップをかけて、電子レンジ(600W)で1分間ほど温める。
※上記の時間はあくまで目安です。様子を見ながら温めてください。
⑤付属のタレを絡ませ、完成。

焼きたてのようなふっくらとした食感を、自宅でお楽しみください。

②手軽にアレンジ!うなぎレシピ

「土用の丑の日」は毎年「うなぎの蒲焼」で代わり映えしない、1尾食べきれずに残ってしまう…そんな方におすすめのアレンジレシピをご紹介します。市販のめんつゆを使う「ひつまぶし」や、フライパンひとつでできる「卵とじ」など、簡単にできるレシピです!

めんつゆで簡単ひつまぶし

ひつまぶし

【材料(1人分)】
・ご飯:茶碗1杯
・うなぎの蒲焼:お好みの量
<だし汁>
・市販のめんつゆ:大さじ2
・お湯:3/4カップ
<薬味>
・青ネギ(小口切り):適量
・刻みのり:適量
・練りわさび:適量
・粉山椒:適量

【作り方】
①うなぎの蒲焼を電子レンジで温める。
※ぜひ、前述の「レンジで簡単!美味しく温めるコツ」の①~④の方法でお試しください。
②温めたうなぎを1cm幅に切る。
③だし汁を準備する。市販のめんつゆにお湯を注いでよく混ぜる。
④ご飯を器に盛り、うなぎをのせる。付属のタレをかけ、粉山椒を振り、お好みの薬味をのせて完成。

まずはうなぎだけで、次は薬味と一緒に、最後はだし汁と…一度で三度美味しい、蒲焼のアレンジレシピです。薬味に使用する青ネギは、冷凍食品だとさらに簡単にできるのでおすすめです。

ワンパンふわふわ卵とじ

うなぎの蒲焼の卵とじ

【材料(2人分)】
・うなぎの蒲焼:お好みの量
・玉ねぎ:1個
・卵:1個
・細ネギ:適量
・粉山椒:適量
<調味料>
・水:1/2カップ
・市販のめんつゆ:大さじ1
・お酒:大さじ2
・うなぎの蒲焼タレ(付属):蒲焼の量合わせ

【作り方】
①玉ねぎは薄切りに、細ネギは2cm幅に、うなぎは1cm幅に切る。卵は溶きほぐす。
②フライパンにすべての調味料と玉ねぎを入れて火にかける。
③煮立ってきたら、玉ねぎの上にうなぎを散らす。
④うなぎが温まりふっくらとしてきたら、溶き卵を全体に回し入れる。ふたをして蒸し焼きにし、30秒で火を止める。細ネギをのせて少々蒸らす。
⑤卵が好みの固さになったら皿に盛り、粉山椒を振り、完成。

うなぎに玉ねぎと卵も入っていて栄養満点の、夏バテ対策におすすめの一品です。酒のおともにもご飯のおともにもなり、箸がすすみます。うなぎはお好みの量で、卵はお好みの固さで、自分好みの卵とじを作ってみてください。

合わせて飲みたい日本酒

うなぎの蒲焼と日本酒

うなぎの蒲焼にぴったりの日本酒をご紹介します。脂がのったうなぎには、喉越しの良いすっきりタイプの日本酒がおすすめです。蒲焼に日本酒を合わせて、「土用の丑の日」をより楽しみましょう!

※こちらの記事内で紹介した商品の価格は2023年5月10日現在のものです。

久保田 千寿

久保田 千寿

「久保田 千寿」は、綺麗ですっきりとした淡麗な味わい。喉をさらっと通るキレの中に、米本来の旨味と酸味とともに、ほのかな余韻や甘味が感じられます。さらにうなぎの蒲焼の味を邪魔することなく、その味と香りを引き立てます。
いつもの食卓を少し特別にする「食事と楽しむ吟醸酒」がコンセプトの千寿で、丑の日を少し彩ってみてはいかがでしょうか?

久保田 千寿
1,800ml    2,588円(税込2,846円)
720ml    1,157円(税込1,272円)
300ml    538円(税込591円)

朝日山 純米吟醸

朝日山 純米吟醸

「朝日山 純米吟醸」は、透き通った穏やかな香りで、口に含むと爽やかなうまみを感じる純米吟醸酒です。冷酒でも燗酒でも香味の良さを楽しめます。
キリッと冷やしてすっきりと、また、温かいうなぎ料理にはぬる燗もおすすめです。

朝日山 純米吟醸
1,800ml    2,528円(税込2,780円)
720ml    1,177円(税込1,294円)
300ml    594円(税込653円)

おうちで楽しむ「土用の丑の日」

市販のうなぎの蒲焼もひと工夫することで、より美味しく味わうことができます。お好みのアレンジや日本酒を合わせて、今年はおうちで「土用の丑の日」を楽しみませんか? うなぎでスタミナをつけて、暑い夏を乗り切りましょう!