日本酒でレモンサワー? 芳醇なコクと香りを楽しむアレンジ術
2023.10.02

楽しむ

日本酒でレモンサワー? 芳醇なコクと香りを楽しむアレンジ術

10月5日は「レモンの日」です。ブームとなって久しいレモンサワーは、焼酎を割って飲むのが基本形。それをあえて日本酒で作ることで、通常のものとは違うコク深いレモンサワーが味わえます。純米酒や本醸造酒など日本酒のタイプ別に、おすすめの飲み方をご紹介します。

目次

  1. 10月5日は「レモンの日」
  2. タイプ別に作る、日本酒のレモンサワー
    1. 久保田の基本形「久保田 百寿」で作る
    2. 食中酒としてほど良い香りの「久保田 千寿 純米吟醸」
    3. 雑味の少ない吟醸酒「久保田 千寿」を活かすには、氷を使わずに
    4. 「久保田 純米大吟醸」のレモンサワーは、ワイングラスで贅沢に
  3. 塩とレモンピールをうまく使って風味を微調整

10月5日は「レモンの日」

レモン

レモンの日」は、詩人・高村光太郎の妻、智恵子が亡くなった1938年10月5日に由来するそうです。

高村光太郎は、明治から昭和にかけて活躍した詩人です。その作品のひとつ『智恵子抄』は、妻・智恵子への愛をうたった内容で、晩年の智恵子が亡くなる数時間前にレモンをかじる姿を「レモン哀歌」という一節で描写していることから、彼女の命日が「レモンの日」とされるようになったといわれています。

タイプ別に作る、日本酒のレモンサワー

そんなレモンの日にちなんで、久保田の様々なタイプの日本酒を使って、レモンサワーを作ってみました。

久保田の基本形「久保田 百寿」で作る

レモンサワー 久保田

久保田 百寿」は、香りの主張は控えめに、辛口で飲み飽きしない酒質に仕上げた特別本醸造の「久保田」の基本形です。ふくらみのある辛味や酸味があり、飲んだ後はドライさを感じます。飲み疲れしないキレのよさも特徴です。

通常のレモンサワーは、レモンの風味を最大限活かすために、主張の少ない焼酎を使うことが基本。日本酒で作る場合でも、まずは比較的香りが控えめで辛口の特別本醸造を使ってみましょう。

通常、焼酎のアルコール度数が25%なので、焼酎1:炭酸3で割ることで、グビグビ飲める7~9%になります。日本酒の場合はアルコール度数15%なので、日本酒1:炭酸2で割るとちょうどいいでしょう。

レモンの量はあくまでお好みですが、くし切り2個程度。この「久保田 百寿」は酸味も特徴なので、レモンを入れすぎるとやや酸味のバランスが悪くなるかもしれません。シロップでまろやかにまとめても美味しいでしょう。

また、レモンはなるべく無農薬のものを使い、皮ごと入れてその香りを楽しみたいところです。

食中酒としてほど良い香りの「久保田 千寿 純米吟醸」

レモンサワー 久保田

次に試したいのが、「久保田 千寿 純米吟醸」。この「純米酒」に分類される日本酒は、醸造アルコールを使わず、米と米麹、水のみで造った、米本来の旨みが引き出されたお酒です。そんな純米酒の中でも「久保田 千寿 純米吟醸」は、綺麗ですっきりとした特長があり、上品で澄んだ香りでバランスのとれたお酒。和食だけでなく洋食や中華とも違和感なく合わせられる食中酒です。

割り方は基本的には同じですが、「久保田 百寿」と比べて酸味も少なく、米の甘みや旨みがじっくりと楽しめるので、やや日本酒の割合を多くしてその豊かな味わいを活かすべきでしょう。食事にも合わせやすく、和洋中様々なつまみを用意して楽しみましょう。

グビグビと飲むなら「久保田 百寿」で、食中酒として用意するなら「久保田 千寿 純米吟醸」で作るのがおすすめです。

雑味の少ない吟醸酒「久保田 千寿」を活かすには、氷を使わずに

レモンサワー 久保田

久保田 千寿」は、最初にご紹介した「久保田 百寿」と同様に醸造アルコールを添加していますが、米をより多く磨き吟醸香を引き出した「吟醸酒」です。綺麗であっさりした辛口でありながら、まろやかさを感じさせる味わい。食事と合うすっきりとした味わいが追求されており、雑味が少ないのも特徴です。

そんな「久保田 千寿」のレモンサワーは、薄まらないために氷を使わずに作るのが理想。それにより、その雑味の少なさをしっかりと堪能できるでしょう。とはいえ、しっかりと冷やしたいので、グラスは冷凍庫で冷やしておき、また、ぬるくなる前に飲み切りたいので、サイズは小さめがおすすめです。

「久保田 純米大吟醸」のレモンサワーは、ワイングラスで贅沢に

レモンサワー 久保田

久保田 純米大吟醸」でレモンサワーを作る際は、日本酒ならではの旨みを最も活かしたいところ。今回の日本酒の中では最も味わい豊かで、香り、甘味、キレが融合した純米大吟醸酒です。

上質で華やかな香り、甘味と酸味が調和したその味わいを最大限味わうには、やはりこちらも氷ナシで作るのが基本。さらにいえば、より香りが引き立つワイングラスでシャンパーニュのように飲むのもいいでしょう。最初は割らずに日本酒の旨みをそのまま味わい、少し減ったら炭酸を注いでレモンサワーにするという飲み方もおすすめです。

また、なるべくそのままの日本酒の味わいを損ねることなく作りたいので、レモン果汁も香り付け程度でいいかもしれません。レモンの香りは、果汁よりも皮の方が強く感じられるので、果汁は使わずにレモンピールだけ加えるのも効果的でしょう。

一杯目にグビグビと飲むレモンサワーとは違った、コク深い、贅沢な味わいが楽しめるはずです。

塩とレモンピールをうまく使って風味を微調整

レモンサワー

今回ご紹介した日本酒で作るレモンサワー、その配合や作り方はあくまでお好み次第ですが、塩やレモンピールが風味の微調整に重宝します。塩はレモンサワーに加えてもよし、グラスの縁に塗ってもよし、ちびちび舐めながら飲むのもよし。香りが豊かなレモンピールは、薄く切ったものでも十分ですが、おろし器で削ればより香りが立ちます。そのまま飲めてしまうので、皮の苦味もアクセントにちょうどいいでしょう。そのためにも、保存料などが使われていない安全な国産レモンを選びたいところです。また、基本は日本酒の甘みを活かせるはずですが、好みによってはシロップで調整をしてもいいかもしれません。

日本酒のタイプやアレンジ次第で様々な楽しみ方ができる「日本酒レモンサワー」。ご自身でもあれこれ試して、ベストの一杯を見つけてみてください。