日本酒でレモンサワー? 芳醇なコクと香りを楽しむアレンジ術
10月5日は「レモンの日」です。ブームとなって久しいレモンサワーは、焼酎を割って飲むのが基本形。それをあえて日本酒で作ることで、通常のものとは違うコク深いレモンサワーが味わえます。純米酒や本醸造酒など日本酒のタイプ別に、おすすめの飲み方をご紹介します。
特集
毎回1つの都道府県にスポットを当て、久保田ファンと朝日酒造社員が一緒にご当地グルメと日本酒「久保田」を味わいながら、その地域やグルメにまつわるトークを楽しむオンライン飲み会「久保田ご当地グルメ部」。2021年から約2年かけて、47都道府県のグルメを制覇しました。159種類のご当地グルメとさまざまな久保田を合わせてみて見えてきた、この久保田にはこういうグルメが合いそうという傾向をご紹介します。
目次
「久保田ご当地グルメ部」とは、毎回1つの都道府県にスポットを当て、久保田ファンと朝日酒造社員が一緒にご当地グルメと久保田を味わいながら、その地域やグルメにまつわるトークを楽しむオンライン飲み会です。
2021年8月25日に開催した第1回目の県は、朝日酒造の地元の新潟県。栃尾あぶらげやイタリアン、茶豆などが登場しました。
そこから約2年かけて、47都道府県のオンライン飲み会を開催。全国的に有名なものから本当に地元の人しか知らないご当地グルメまで、ファンの方々から教えてもらい久保田と合わせて味わってきました。その数なんと159種類。
159種類のグルメと、さまざまな久保田を合わせてきた結果、この久保田にはこういうグルメが合いそうという傾向が見えてきました。ここでは、いくつか代表的なものご紹介します。
159種類のグルメのうち、最多の42種類のグルメと合うとおすすめいただいのが「久保田 千寿」。久保田の中でも最も飲まれているベストセラー商品で、参加されたファンの方の中には、「千寿しか飲まない」という愛飲者の方も!
「食事と楽しむ吟醸酒」と掲げる通り、どんな料理の味わいも邪魔せず、むしろ引き立てる、綺麗ですっきりとした淡麗な味わいと穏やかな香りが特徴のお酒です。
特に多かったのが、やはり海鮮系のグルメ。42種類の約半数を、海鮮系のグルメが占めました。
北海道の「ほっけの一夜干し」、福島県の「にしんの山椒漬け」、千葉県の「ホンビノス貝の酒蒸し」、石川県の「のどぐろ一夜干し」、静岡県の「カツオのへそ味噌煮」、大阪府の「がっちょの唐揚げ」、兵庫県の「焼きあなご」、島根県の「寒シマメ」、愛媛県の「北条鯛めし」、大分県の「りゅうきゅう」、鹿児島県の「きびなごの刺身」など、北から南まで、そして刺身から干物、焼き物、揚げ物まで、幅広く網羅しています。
海鮮系のグルメを食べる時は、「とりあえず千寿」を合言葉にしてもよさそうです。
「久保田 千寿」に次いで登場回数が多かったのが、25種類のグルメと合うとおすすめいただいた「久保田 千寿 純米吟醸」。
「久保田 千寿」が吟醸酒なのに対し、こちらは純米吟醸酒です。現代の食に寄り添うようにと、千寿の綺麗ですっきりとした特長はそのままに、上品で澄んだ香りでバランスのとれた、料理の味を邪魔しない純米吟醸酒に仕上げました。
おすすめいただいたグルメは千寿と同じく海鮮系のグルメもありましたが、特徴的なのががっつりとした濃い味わいの肉料理。群馬県の「ソースカツ丼」、愛知県の「世界の山ちゃんの幻の手羽先」、大阪府の「どて焼き」「高槻うどんギョーザ」、広島県の「コウネ焼き」など、これらのグルメは千寿ではあまり見られなかった傾向です。
肉料理から出てくるうま味に、千寿 純米吟醸のほどよい酸味が加わることで、味わいの幅が生まれながらさっぱりと楽しめる組み合わせとなるのです。
さらに、全国的に有名なスイーツとも好相性を発揮。東京都の「文明堂カステラ」、滋賀県の「たねやのふくみ天平」、鳥取県の「打吹公園だんご」、広島県の「にしき堂の生もみじ」などをご紹介いただきました。上品な甘さのあんこを使った和菓子と相性がよく、あんこの甘味に対して、酸を持った千寿 純米吟醸がより甘味を引き立ててくれます。
肉料理からスイーツまで、和食だけではない幅広い料理に柔軟に対応できる、まさに「なんにでも合う」のが千寿 純米吟醸です。
続いて、20種類のグルメと合うとおすすめいただいたのが「久保田 百寿」。香りの主張は控えめに、辛口で飲み飽きしない酒質に仕上げた特別本醸造酒です。
東京都の「奥多摩わさび漬」、愛媛県の「宇和島のかまぼこ」といったシンプルなおつまみと合うのはもちろんですが、ドライでキレのある味わいがこってり系のグルメと好相性。北海道の「ジンギスカン」、青森県の「バラ焼き」、鹿児島県の「とんこつ煮」、沖縄県の「ラフテー」など、脂っこさを百寿がさらっと洗い流してくれることで、どんどん箸が進む組み合わせとなります。
「久保田 純米大吟醸」も19種類のグルメと合うとおすすめいただきました。フルーティーで華やかな香り、甘味と酸味が調和した味わい、久保田らしいキレのよさを感じられる、日本酒初心者でも飲みやすい純米大吟醸です。
岐阜県の「飛騨牛ローストビーフ」や熊本県の「馬刺し」といったレアな肉料理や、富山県の「イカの黒作り」という塩辛など多彩なペアリングをみせましたが、中でも多かったのがスイーツやフルーツ。
スイーツでは、山形県の「古鏡」、鳥取県の「八頭ばうむ」、岡山県の「笹の葉せんべい」、福岡県の「博多通りもん」、フルーツでは、茨城県の「メロン」、栃木県の「にっこり梨」との相性がぴったり。スイーツやフルーツの持つ甘さに、純米大吟醸の甘さが加わることで、より華やかで芳醇な味わいが広がります。
食事の締めに甘×甘のハーモニーを楽しむには、純米大吟醸がおすすめです。
地方の歴史や気候などによって生まれてきた、独自の味わいのご当地グルメ。その味わいは多種多様です。それと同様に、久保田の味わいも多種多様です。2023年9月時点では17種類ある久保田。それだけ味わいの幅があるからこそ、どんなご当地グルメともぴったりの日本酒が見つかるのも、久保田ならではです。
あなたの地域のご当地グルメにも、久保田を合わせてみませんか?おすすめの組み合わせを見つけたら、ぜひ教えてくださいね。