お世話になった人に一年の感謝を込めて贈る「お歳暮」。昨年には、帰省の代わりに実家や家族にお歳暮を贈ることを指す、「帰省」と「お歳暮」を組み合わせた「帰省暮」という言葉も生まれ、最近では年々減少傾向にあったお歳暮などの贈り物文化も復活しつつあります。
新型コロナウイルス感染症の影響もあり、お歳暮を買う場所も、百貨店などの実店舗からオンラインショップで買う人が増えています。昨年行われたある調査では、お歳暮を「通販で送る」と答えた人が65%という結果に。オンラインショップで買えば、そのまま直接配送でき、店舗では見つけづらいものなども含めて色々なものから選べるなど、メリットも多くあります。
お歳暮の定番アイテムの一つのお酒類。でも、日本酒やワインなどは、オンラインショップによっては保存状態の悪いものがあるのも事実です。贈り物にはいい状態のお酒を贈りたいですよね。そういう時に安心なのは、酒蔵直営のオンラインショップです。
今回は、「久保田」などを醸す朝日酒造のオンラインショップで、昨年のお歳暮時期にギフトとして購入された日本酒の売れ筋ランキングをご紹介します。今年のお歳暮で贈る商品の参考にしてみてください。
※こちらの記事内で紹介した商品の価格は2022年10月1日現在のものです。
新潟県内で人気の高い「朝日山」ブランドの最高峰の「朝日山 天籟 越淡麗 純米大吟醸」が第5位。
新潟の自然と風土が育んだ酒造好適米「越淡麗」を原料に、蔵人が持てる限りの技で醸した純米大吟醸酒です。熟したリンゴやバナナを思わせる馥郁たる香り、ふくよかなうまみとキレの良さを併せ持つ上品な味わいを楽しめます。
桐箱に入っているので、お歳暮にもぴったり。朝日山は新潟でおなじみのブランドなので、新潟を離れた家族に送ると懐かしい想いも感じられるでしょう。
酒米、精米方法、自社酵母の3つにこだわり醸した特別な久保田である「久保田 萬寿 自社酵母仕込」が第4位。
蔵人も生産に携わった新潟県長岡市越路地域産の酒米「五百万石」を、自社でプログラムした「原形精米」により精米歩合40%まで磨き上げ、長年かけて育種した自社開発の酵母で仕込みました。重層的でエレガントな香りと、深くまろやかな味わいが広がります。
お値段はちょっとお高めですが、長年お世話になった方など特別な方には、思い切って特別な一本を贈ってみてはいかがでしょうか。
「久保田」の最高峰として長年愛されてきた「久保田 萬寿」の一升瓶(1800ml)が第3位。ギフトには四合瓶(720ml)が選ばれることが多いですが、萬寿は一升瓶の人気も高いです。
華やかな香りと重厚な味わいを持ち、複雑ながら深みのある口当たりの純米大吟醸。米麹から生まれるふくらみのある柔らかさの中に、旨味や甘味、酸味が程よく調和し、心地よい余韻となって上質な時間を作り上げます。上品な旨味を引き出した料理などとともに、互いに高め合う一本です。
久保田の定番5種類が味わえる「久保田 300ml 5本セット」が第2位。
「久保田 百寿」「久保田 千寿」 「久保田 紅寿」 「久保田 碧寿」「久保田 萬寿」が300mlボトルで味わえるセットです。萬寿や千寿は飲んだことがあるという人でも、紅寿や碧寿は飲んだことがないという人もいるのでは。なかなか飲む機会のない久保田のそれぞれの香りや味わいを飲み比べながら楽しめる嬉しいセットです。
昨年から発売し始めたセットですが、人気で早々に完売してしまいました。朝日酒造オンラインショップや一部の百貨店のみでしか販売していないので、気になったら早めのご購入を!
そして売れ筋第1位は、第3位に一升瓶が登場した「久保田 萬寿」の四合瓶(720ml)です。お歳暮の相場である5,000円以内にも収まっており、贈り物にはぴったりのお酒です。
萬寿の名前である萬は「万事、あらゆること」を意味し、寿は「祝うべきおめでたい事柄」を意味します。つまり「万物の寿を願う酒」ということで、感謝を伝えるにはふさわしい名前です。
長年多くの方々に愛されている萬寿は、贈り物としては定番で目新しさはないかもしれませんが、だからこそ必ず喜んでもらえる間違いない一本です。
※風呂敷包みはイメージであり、風呂敷に包んでの販売は行っていません。
普段自分では買えなかったり気軽には飲めない、ちょっと特別な日本酒が上位にランクインしました。
いい日本酒をもらうと、もったいなくて飲めないと大事にとっておく人もいらっしゃいますが、お酒は飲んでいただいてこそのものです。お歳暮にお酒を贈ったら、一緒に飲まない?と誘ってみてはいかがでしょうか?会えれば一緒に、離れていたらオンラインで一緒に、お酒を酌み交わす時間も贈りましょう。