毎年6月の第3日曜日は「父の日」。今年は6月16日です。
「母の日」と同じくアメリカで生まれた祝日ですが、父の日ができた由来は、実は母の日です。
1909年にアメリカ人女性が、「母の日があるのに、なぜ父の日がないのだろう?」と思い、地元の牧師教会に「父親に感謝する日も作ってほしい」と相談したのが発端です。その翌年の1910年6月19日に、最初の父の日を祝うイベントが開催されました。この日が6月の第3日曜日だったことから、そのまま定着したそうです。
ただ、母の日はすぐに定着し10年ほどで正式に祝日として制定されましたが、父の日はなかなか定着せず、1972年にようやくアメリカの祝日として正式に制定されました。最初の開催から、60年もかかったようです。
日本に父の日が入ってきたのは1950年代でしたが、百貨店などで催事として扱われるようになったのは1980年代で、そこから広く一般に浸透していきました。
父の日のギフトといえば、お酒が定番。
お父さんが父の日に欲しいプレゼントの1位は「お酒・ビール」という調査結果もあります。
せっかく贈るなら、お父さんに喜んでもらえるプレゼントを贈りたいですよね。
お酒好きのお父さんには、普段は飲めないちょっと高級な日本酒や、季節限定の日本酒、色々な日本酒を楽しめるギフトセットなどを贈ってみるのがおすすめです。
ここでは父の日に喜ばれる日本酒銘柄やギフトセットを紹介します。
※こちらの記事内で紹介した商品の価格は2024年6月3日現在のものです。
お父さん世代には人気の高い日本酒「久保田」。
その定番5種類である、「久保田 百寿」「久保田 千寿」 「久保田 紅寿」 「久保田 碧寿」「久保田 萬寿」が300mlボトルで味わえるセットです。それぞれの香りや味わいを通して「久保田」のバリエーションをお楽しみいただけます。
「どれが一番好きだった?」とお父さんに聞いておくと、次にプレゼントする時の参考にもなりますよ。
「万物の寿を願う酒」というコンセプトのもと誕生した「久保田 萬寿」。その名の通り、誕生日や季節の行事など、特別な時を彩る純米大吟醸酒です。
華やかな香りと重厚な味わいを持ち、複雑ながら深みのある口当たり。米麹から生まれるふくらみのある柔らかさの中に、旨味や甘味、酸味が程よく調和し、心地よい余韻となって上質な時間を作り上げます。上品な旨味を引き出した料理などとともに、互いに高め合う一杯です。
お父さん世代では、若い頃に萬寿をなかなか飲めず憧れのお酒だったという方も多くいるので、喜ばれること間違いなしです。
酒米、精米方法、自社酵母の3つにこだわり醸した、さらに特別な「久保田 萬寿」です。
蔵人も生産に携わった新潟県長岡市越路地域産の酒米「五百万石」を、自社でプログラムした「原形精米」により精米歩合40%まで磨き上げ、長年かけて育種した自社開発の酵母で仕込んだ純米大吟醸酒です。重層的でエレガントな香りと、深くまろやかな味わいが広がります。
還暦などの節目を迎えるお父さんに、特別な日本酒を贈ってみてはいかがでしょうか?
新潟の自然と風土が育んだ酒造好適米「越淡麗」を原料に、蔵人が持てる限りの技で醸した、「朝日山」の最高峰の純米大吟醸酒です。熟したリンゴやバナナを思わせる馥郁たる香り、ふくよかなうまみとキレの良さを併せ持つ上品な味わいを楽しめます。
桐箱に入っているので、プレゼントにもぴったり。
「朝日山」は新潟でおなじみのブランドなので、新潟に縁のあるお父さんには喜ばれる一本です。
この時期限定発売の、三年熟成した大吟醸酒です。
大吟醸酒を贅沢に、ゆっくりと三年間寝かせました。大吟醸酒の華やかな香りが徐々に枯れ、軽い熟成の香りと一体に。まろやかな口当たりと鼻から抜ける特徴的な香りが面白いお酒です。
商品名の「轍(わだち)」は車の輪が通った跡を意味し、それは転じてこれまで歩んできた人生も意味します。
お父さんの昔話を聞きながら、過去と未来に思いを巡らせて楽しむのにふさわしい一本です。
贈った日本酒を一緒に酌み交わすと、これまで知らなかったお父さんの話を聞くきっかけにもなるかもしれません。
子どもの頃の話や、お母さんとの馴れ初め、仕事での失敗話。
日本酒を贈るだけではなく、お父さんとゆっくりと話す親子での時間も一緒にプレゼントしてみませんか?