月に一日のみオープン!季節の日本酒と和菓子を楽しむラウンジが日本橋三越に登場
日本酒の「久保田」と三越が運営する和菓子のセレクトショップ「菓遊庵」がコラボレーションし、日本橋三越本店 本館地下1階のパーソナルショッピングデスク(ラウンジスペース)にて、日本酒と和菓子を楽しめるラウンジ「酒菓ラウンジ by 久保田」を、2023年6月から月に一日だけオープン。初回となる水無月は、2023年6月24日(土)にオープンします。
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近年注目され始めている、和菓子×日本酒のペアリング。意外な組み合わせに思われるかもしれませんが、日本で古くから愛されている「和菓子」と「日本酒」は、上品な甘味が似ていて相性が良いのです。組み合わせのポイントや、和菓子にぴったりの「久保田」もご紹介しますので、ぜひご自宅で試してみてください。
目次
一年を通して四季折々の味わいを楽しめる和菓子ですが、実は記念日があり、6月16日が「和菓子の日」です。
848(承和15)年6月16日に、仁明天皇が16個の和菓子や餅を神前に供えて、厄除けと健康招福を祈願したことが由来です。以来、厄除けと招福を願う行事「嘉祥(かじょう)」として歴史の中で受け継がれていましたが、明治時代になって廃れたところを、全国和菓子協会が「和菓子の日」と改名して、1979年に復活させました。
今年の「和菓子の日」には、厄除けと招福を願い、和菓子とともに日本酒を楽しんでみてはいかがでしょうか。
和菓子と日本酒のペアリングは、実は昔から楽しまれており、新潟では江戸時代の頃からゆべしを日本酒の肴にしていたそうです。
和菓子と日本酒を合わせるポイントは、「同調」か「対比」です。上品な甘味が特長の和菓子は、甘口の日本酒と合わせると、お互いの甘味が一体化して、新たな美味しさが味わえます。一方、辛口の日本酒と合わせると、緑茶や抹茶と和菓子が合うように、和菓子の甘味がより引き立ちます。
日本酒は種類豊富で、様々な味わいがあり、選ぶのに迷ってしまいがち。そんな時は、合わせる物と似た味わいの日本酒を選んでみてください。あっさりとしたおつまみには、すっきりとした味わいの日本酒が、こってりとしたおつまみには、コクのある日本酒が合います。そのため、穏やかな甘さの和菓子には、すっきりとした味わいの日本酒が、お米やあんこの風味をはっきり感じられる和菓子には、コクのある日本酒が相性が良いです。
最近は、和菓子と日本酒を楽しめるカフェや、ペアリングイベントも各地で開催されるようになってきました。
新潟県長岡市にある菓匠「越乃雪本舗大和屋」と酒蔵「朝日酒造」も、和菓子と日本酒の新しい美味しさを皆様にもっと楽しんでいただきたいとの共通の想いから、コラボイベントを実施してきました。
昨年の秋に日本橋三越本店で開催された「あんこ博覧会」では、和菓子と日本酒のペアリングが楽しめるバー「越乃酒菓(こしのしゅか)」を期間限定でオープン。枡に入った羊羹の上に「久保田 純米大吟醸」を注いで味わう「羹酒(かんざけ)」や、久保田3種に合わせたバー限定の上生菓子3種を展開しました。
今年の春には、渋谷PARCOの「未来日本酒店/KUBOTA SAKE BAR」で、桜の和菓子と日本酒のペアリングを楽しめる限定メニューを展開。桜餡とチーズ餡、2種類の餡が包まれた桜色の練り切りや、桜風味の和三盆打ちなどを提供し、春を彩りました。
今回は、越乃雪本舗大和屋の和菓子と「久保田」のペアリングを自宅でも楽しめるよう、おすすめの組み合わせをご紹介します。目で見て美しい、食べて美味しい、心躍るペアリングを体験ください。
※こちらの記事内で紹介した商品の価格は2020年6月16日現在のものです。
“食べられるくれよん”で話題の「おいしいおえかき」は、伝統色のクレヨンをイメージした、和三盆糖を用いた干菓子です。季節に合わせた8種の味わいで、今は、わさんぼん(プレーン)、ラムネ、みかん、ぶどう、ゆず、まっちゃ、さくら、こくとうを楽しめます。
「おいしいおえかき」とぜひ合わせてほしいのが「久保田 純米大吟醸」。淡麗辛口タイプが多い「久保田」の中では珍しい、華やかな香りと甘味があるタイプです。華やかながら、非常に飲みやすく素直な味わいのため、優しい味わいの「おいしいおえかき」と好相性。中でも「こくとう」「ゆず」「まっちゃ」など香りがはっきりしたものと合わせると、香りがさらに豊かになり、新たな美味しさに出会えます。
口溶けのよい和三盆と、なめらかな日本酒が口の中で一体化する、口当たりの良さをお楽しみください。
希望小売価格(税抜)
1,800ml 3,400円
720ml 1,570円
見頃の紫陽花を手毬に見立てた「あじさいきんとん」は、紫色のきんとんでこし餡を包んだ上生菓子です。
なめらかなこし餡を楽しめる「あじさいきんとん」には、同じようになめらかな口当たりの「久保田 碧寿」がおすすめ。基本的には、粒餡よりもこし餡の方が日本酒と相性が良いです。
きんとんの甘味と碧寿のコクが絶妙に重なり合い、より贅沢な余韻を感じられます。初夏の爽やかな風を感じながら、ゆっくり過ごす昼下がりにいかがでしょうか?
希望小売価格(税抜)
1,800ml 5,030円
720ml 2,230円
日本三大銘菓の1つ、越乃雪本舗大和屋の「越乃雪」。越後の餅米の寒晒し、粉に和三盆糖を配合した和菓子です。
きめ細やかで上品な甘さの「越乃雪」には、同じように、上品な風味の「久保田 萬寿」を合わせて。互いの味わいを邪魔することなく、それぞれの風味が引き立ちます。越乃雪を先に食べてから、その余韻に華やかな香りの萬寿を合わせると、相性の良さをより感じることができます。
希望小売価格(税抜)
1,800ml 8,110円
720ml 3,640円
今年の5月に誕生したばかりの「久保田 萬寿 自社酵母仕込」も越乃雪と好相性です。「久保田 萬寿」よりしっかりした味わいなので、越乃雪らしさが一層引き立ち、くちどけの後に残る余韻がよりすっきりと引いていきます。
希望小売価格(税抜)
720ml 10,000円
いつもの和菓子も日本酒と合わせることで、新しい美味しさに出会うことができます。ゆっくり一息つきたいおやつタイムに、晩酌後の余韻を楽しむデザートタイムに、少し贅沢なひとときを味わってみませんか?