思いがけない美味しさを発見 ! 定番中華料理×日本酒
なかなか合わせようとは思わない中華料理と日本酒。今回は定番中華料理を揃え、日本酒「久保田」と合わせてみました。果たして美味しい組み合わせは見つかるのでしょうか?
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新潟県で造られている日本酒「久保田」と、同じく新潟県の食品メーカーの商品を一緒に味わえるイベント「久保田JIMOTOペアリング」。第2回目は、ブルボンのお菓子との組み合わせです。ここでは、イベントで特に人気だった3つのペアリングを、イベント参加者の推薦コメントとともにご紹介します。
目次
「久保田JIMOTOペアリング」とは、和食に限らず様々な食材と日本酒「久保田」の相性を楽しむイベント「久保田モダンペアリング」をご体験いただいたお客様の声から生まれたスピンオフ企画になります。新潟県で造られている久保田と、同じく新潟県を地元とする食品メーカーの商品を組み合わせて楽しむイベントです。
第2回目は、「ルマンド」などのビスケットをはじめ、チョコレートや米菓・スナックなども展開している新潟県柏崎市のお菓子メーカー、株式会社ブルボンのお菓子と組み合わせました。
ちなみにブルボンは、関東大震災の影響で地方へのお菓子の供給が全面的にストップした窮状を見た𠮷田吉造氏が、「地方にも菓子の量産工場を」と決意し創業されたとのこと。
お菓子もお酒も、生きる上では絶対に必要というものではないかもしれません。ですが、頑張っている自分を労ったり、仲の良い人と分け合って楽しい時間を過ごしたり、といった場面を彩るお菓子とお酒が、もしも急になくなってしまったら、と思うと、とても寂しいですよね。
今回は、朝日酒造社員がセレクトしたブルボンのお菓子5種と、朝日酒造の日本酒5種を組み合わせた合計25パターンの中から、特に好評だった3つの組み合わせを、イベントに参加された方々のお墨付きコメントと併せてご紹介します。
一つ目は、ココアクリームで包まれたクレープクッキーがサクッと香ばしい「ルマンド」。「ルマンド」という商品名は造語ではあるものの、洋風=高級という当時のイメージにマッチし、1974年の発売当初からヒットしたそう。最近では、アイスになったり一口サイズになったりと様々なバリエーションがあり、色々な場面でつい手に取ってしまうという方も多いのではないでしょうか。
そんなルマンドに合わせたのは、燗酒にした「久保田 碧寿」。
「お酒を温めたことで、ココアクリームのコーティングが溶け、いつもよりルマンドの味わいが濃く感じられた」とのことで、ルマンドに久保田を合わせる時はお燗にするのがよさそう。
そして、久保田でお燗と言えば、お燗でも楽しめる吟醸酒を目指して開発されたというバックボーンを持つ碧寿が最適です。今回のイベントで碧寿のお燗を初めて飲んだお客様からは、美味しくて感動した! という嬉しい反応もありました。
このペアリングには「碧寿のお酒っぽさをあまり感じなくなる一方で、ルマンドの味わいをより強く感じることができた」という感想もあり、お酒が強くない人でもルマンドと一緒に味わえば日本酒を飲みやすくなるかもしれません。
ルマンドとの組み合わせで碧寿と同じくらい人気だったのが「朝日山 純米にごり」。果実のような甘酸っぱい味わいと、滑らかな口当たりが特長的な純米にごり酒です。
「朝日山純米にごりは甘口に感じられるお酒なのに、『甘い物×甘い物=すっきりあっさり』という不思議なペアリングを楽しめる」そうで、予想と違った味わいが誕生するというペアリングの醍醐味が体験できる組み合わせですね。
肌寒くなってきて、ちょっぴりビターなラムレーズンのお菓子を食べたいなあ、と感じている人もいるのでは? 二つ目は、そんな人にぴったりのお菓子「ガトーレーズン」。ラム酒の染み込んだレーズンとホイップクリームを、しっとりとしたクッキーで挟んでおり高級感たっぷりです。
今回は、口当たりが優しく、ほのかな甘味を持つ「久保田 紅寿」と合わせます。
お客様からは「ガトーレーズンの濃厚なバター風味に、紅寿の爽やかな酸味や上品な甘味がすっきり自然に合わさり、味わいがぶわぁっと広がっていく」とのこと。「まず香りのハーモニーが楽しめる」、「お酒とお菓子の香りと味わいが、心地よく合わさっている」と、味わいだけでなく香りも相性がよいという意見も複数寄せられました。
「そもそもガトーレーズンがものすごく美味しい。紅寿と合わさることで、大人のケーキのような味わいを楽しめる」とのコメントも。3時になったらみんなで楽しくつまむ、そんなガトーレーズンも、紅寿と組み合わせることで、夜に一人でじっくり堪能したい大人のおやつに変身するのかもしれません。
最後は、帆船の絵でお馴染みの「アルフォート」。もはや説明は不要かもしれませんが、小麦の風味を感じる香ばしいダイジェスティブビスケットとチョコレートを組み合わせたお菓子です。期間限定の商品も頻繁に出ていて、見つけると思わず買ってしまいますよね。
今回は、定番のミルクチョコレートのアルフォートと、甘味と酸味が調和した味わい、久保田らしいキレのよさを持つ「久保田 純米大吟醸」をペアリング。
お客様からは「久保田 純米大吟醸はとにかくチョコレートと相性がいい」と太鼓判を押していただきました。「チョコレートとクッキーの異なる甘味に、久保田 純米大吟醸の華やかな甘味が重なり、美味しさを二重三重に楽しめた」というコメントもあり、満足感いっぱいの組み合わせです。
甘い酒と甘いお菓子の組み合わせは初めてだったが、美味しいし手軽だしアリだと思った。
チョコレートやバターと日本酒がこんなに合うとは思わなかった。
イベントに参加されたお客様からはこのような感想を多くいただきました。
久保田の中でも、華やかなタイプや甘味のあるタイプのお酒が、ブルボンのお菓子と好相性のようです。反対に、「久保田 千寿」や「久保田 百寿」といった辛口タイプのお酒ですと、合わせるのが少々難しいようでしたので、ペアリングの際にはご注意ください。
日頃の習慣でコーヒーや紅茶に手が伸びてしまいそうになりますが、時には日本酒とのペアリングで、お馴染みのお菓子の違った味わいを楽しんでみませんか?
次回の「久保田JIMOTOペアリング vol.3 一正蒲鉾」は2022年1月初旬を予定しております。開催概要が決まり次第、朝日酒造ホームページでお知らせいたします。皆様のご参加、お待ちしております!