ひんやりスイーツで夏を乗り切ろう！混ぜるだけ簡単、かき氷×日本酒アレンジ

夏が訪れ、気温が上がるにつれて体が欲するかき氷。身体の内側から熱を冷ましてくれるので、体温を下げる効果も期待できます。

かき氷といえば、削った氷にカラフルなシロップをかけたものを想像しますよね。ですが近年は姿かたちを変え、さまざまな種類のかき氷が登場しています。
頭がキーンとしないふわふわのかき氷や、メレンゲで覆って焼いて食べるかき氷も！色々な楽しみ方があり、夏の風物詩ともいえるかき氷は、今や季節問わず楽しめるスイーツのひとつになっています。

かき氷とよく似ているのが｢フラッペ｣。氷のシャリシャリとした食感が楽しめるドリンクであり、フルーツやホイップクリーム、アイスクリームなどで可愛らしくデコレーションされたものも多いです。

フラッペとは、フランス語で｢冷えた｣を意味する｢frappe｣に由来しています。本来、フラッペはかき氷ではなくカクテルのこと。砕いたり削ったりした細かい氷をグラスに入れ、ウォッカやジン、リキュールといったアルコール類に果汁、シロップなどを加えたカクテルを、フラッペスタイルと呼びます。

お酒に由来のあるフラッペに倣って、いつも食べているかき氷に日本酒をかければ、お酒の風味漂う大人な味わいに！氷のシャリシャリとした食感と合わさることで、そのまま飲むよりも清涼感を楽しめます。

そこで今回は、日本酒を使ったかき氷のアレンジ方法やフラッペにもおすすめなシロップ×日本酒の組み合わせをご紹介します。シロップに日本酒を混ぜるだけで簡単に作れるので、ぜひ試してみてくださいね。

美味しいかき氷を作るには、上からかけるシロップはもちろんのこと、氷の食感もとても重要なポイントです。刃の高さや角度を変えられるかき氷機を使えば、ふわふわとした口溶けのよい本格的なかき氷を作れます。電動タイプなら、腕や手に負担もかからずとても簡単！

さらにふわふわに仕上げたい場合は、軟水の天然水で作った氷を使うのがおすすめです。水の純度が高く透明度の高い氷ほど、ふわふわに仕上がりますよ。

まずご紹介するのは、いちご味×『久保田 スパークリング』の組み合わせ。通常のかき氷用のいちごシロップではなく、トロッとしたいちごソースを使うのがおすすめです。いちごの甘酸っぱさが、スパークリングの爽やかさと絶妙にマッチします。

【材料】
・久保田 スパークリング
・いちごソース
・バニラアイス

ふわふわに削ったかき氷に、いちごソースをお好みで。以前ご紹介した、日本酒で作ったいちごジャムを使うのもおすすめです。

最後に『久保田 スパークリング』を注ぐと氷がシュワシュワと弾け、味はもちろん目でも清涼感を味わえます。日本酒といちごソースの比率は、1.5：1がおすすめ。『久保田 スパークリング』は甘味が強いので、たっぷりめに注いでもお酒の香りが主張しすぎず、日本酒を飲み慣れていない人も美味しくいただけます。

甘さを抑えたかき氷を楽しみたい人には、宇治抹茶×『久保田 千寿 純米吟醸』の組み合わせがおすすめ。
抹茶の香りに『久保田 千寿 純米吟醸』のスッキリとした風味が加わることで、普通の抹茶味とはひと味違った心地よい苦味を感じられます。

【材料】
・久保田 千寿 純米吟醸
・宇治抹茶シロップ
・白玉
・小豆

久保田 千寿 純米吟醸と宇治抹茶シロップのおすすめの割合は、1：1。
まずはかき氷に日本酒を染み込ませて土台を作り、さらに上から氷を削って最後に抹茶シロップをかけると、形が崩れにくく見た目もきれいに仕上がります。
より日本酒の味をしっかりと味わいたい人は、抹茶シロップの上からお好みでさらに日本酒を追加するのもおすすめですよ。

最後にご紹介するのは、カクテルのようにサラッと味わえる、ブルーハワイ×『久保田 ゆずリキュール』の組み合わせのフラッペ。ゆず本来の香りと酸味を味わえるリキュールに氷の食感が加わることで清涼感がアップし、夏の暑さを吹き飛ばします。

【材料】
・久保田 ゆずリキュール
・ライチリキュール
・ブルーキュラソー
・グレープフルーツジュース

グラスに削った氷を敷き詰めてグレープフルーツジュースを注ぎ、久保田 ゆずリキュール、ライチリキュール、ブルーキュラソーを１：１：１で混ぜ合わせたものを氷の上からかけると、美しいグラデーションができあがります！鮮やかな青色のかき氷は、見ているだけで涼しい気分になりますよね。

グレープフルーツジュースと混ぜ合わせたリキュール類は、2：1の割合がおすすめ。シャリシャリとした食感をしっかりと楽しみたい人は、氷を粗めに削って作ってみてください。

日本の夏の定番ともいえるかき氷。日本酒の香りが加わることで、食べ慣れた味のかき氷があっという間に贅沢な和のスイーツへと進化します。今年の夏は日本酒のかき氷で、ほろ酔い気分を味わってみませんか？