お家で日本酒×アイスクリームを楽しもう！相性のよい組合せ5選

一年中美味しく食べられるアイスクリームですが、実は記念日があり、毎年5月9日が「アイスクリームの日」です。
1964年に、日本アイスクリーム協会の前身である東京アイスクリーム協会が、沢山の人々にアイスクリームを楽しんでほしいという願いを込めて、アイスクリームのシーズンとなる連休明けの5月9日を「アイスクリームデー」とし、都内の様々な施設にアイスクリームをプレゼントしたりイベントを開催したりました。このことがきっかけとなり、5月9日が「アイスクリームの日」となり、毎年アイスクリームのイベントが各地で開催されています。

「アイスクリームの日」にお気に入りのアイスクリームを食べるのも良いですが、ちょっと贅沢に、日本酒をかけて楽しんでみてはいかがでしょうか。

アイスクリームに合わせる日本酒を選ぶときのポイントは、「甘味」がある日本酒を選ぶことです。アイスクリームの甘味と絶妙にマッチして美味しさが引き立ち、マイルドな味わいになります。

甘口の日本酒の見つけ方が分からない…という方は、日本酒のラベルなどに書かれている「日本酒度」をぜひチェックみてください。
日本酒度がプラスになるほど糖分が少なく辛口に、マイナスになるほど糖分が多く甘口に。甘辛さはアルコール度数や酸度とのバランスによっても変わりますが、甘口の日本酒を見つける指標にはなります。

まずは、日本酒と「バニラアイス」の組合せをご紹介します。

バニラアイスと一言に言っても、さっぱりしていたりクリーミーだったりと、味わいは様々ですよね。どのアイスクリームを合わせようか迷ったときは、日本酒と似た味わいのバニラアイスを選んでみてください。
例えば、すっきりとした味わいの日本酒には、「ラクトアイス」と表記があるような、さっぱりタイプのバニラアイスがおすすめです。
芳醇でコクのある日本酒には、「アイスクリーム」や「アイスミルク」と表記されているような、ミルクの風味豊かな濃厚タイプのバニラアイスが良く合います。

山廃仕込みならではのしっかりとした味わいの「久保田 碧寿」には、濃厚タイプのバニラアイスがおすすめです。
碧寿のコクが加わり、よりクリーミーな風味を感じられます。碧寿をかける量が少なめだとアイスクリームの甘味が引き立ち、多めにかけるとビターな大人の味わいになります。
日本酒感を楽しめる“バニラアイ酒”なので、日本酒好きにはおすすめの組合せです。

「香里音」は、甘酸っぱくジューシーな新感覚の純米酒です。アルコール度数が10度と低く軽やかな味わいのため、さっぱりタイプのバニラアイスがおすすめ。
甘酸っぱい香りとバニラの芳醇な香り、それぞれの甘味が重なり合い、奥深いリッチな味わいになります。先ほど紹介した「久保田 碧寿」よりも甘味がある“バニラアイ酒”なので、日本酒初心者の方にもお試しいただきたい組合せです。
「追い酒」をしてシェイク風に楽しむのもおすすめです。

シュワッと炭酸入りの日本酒「ノムネ」を使用した変わり種、クリームソーダ風こと“クリーム酒ーダ”をご紹介します。

ノムネをグラスに注ぎ、バニラアイスを一玉浮かべてみてください。なんと簡単！あっという間に 大人のクリームソーダの完成です！
甘さ控えめの発泡性日本酒なので、甘すぎずすっきりとした味わいのデザートドリンクになります。アイスクリームが溶けるにつれて口当たりが徐々になめらかに…味わいの変化も楽しめます。
シュワッとのど越し抜群、暑い日にもってこいの一杯です。

続いては、バニラアイス以外の、スーパーでも手軽に買える「いちごアイス」や「ヨーグルトアイス」とおすすめの日本酒をご紹介します。

「久保田」の中では珍しい、華やかな香りと甘味がある「久保田 純米大吟醸」。そんなモダンな日本酒にぜひ合わせていただきたいのが、「いちごアイス」です。
甘酸っぱいいちごアイスが、純米大吟醸のほどよい甘味、酸味と好相性。華やかでフルーティーな風味がふんわりと広がります。
いちごアイスと純米大吟醸をよく混ぜてから、冷凍庫で凍らせてみると、また味わいが変わります。

爽やかな香りとほのかな甘味の「久保田 ゆずリキュール」にぴったりなのが、「ヨーグルトアイス」です。市販のヨーグルトをシャーベット状に凍らせたものでも楽しめます。
さっぱりとしたヨーグルトにゆずの風味が重なって、より爽やかに。ゆずの味わいを、ヨーグルトがやさしく包み込みます。
アフォガート風に、ゆずリキュールをたっぷりアイスにかける楽しみ方もおすすめです。

日本酒をプラスすることで、いつものアイスクリームが“大人だけが楽しめるデザート”に大変身。日本酒の量によって風味が変わってくるので、まずは少量で試してから、徐々に加えていき、大人な味わいへの変化を楽しんでみてください。