日本酒×チーズの相性は?ベルキューブを合わせてみた!
2023.05.01

楽しむ

日本酒×チーズの相性は?ベルキューブを合わせてみた!

“定番のおつまみに最も合う久保田はどれか”を一緒に探求するワークショップ「酒楽の里 あさひ山 駅ナカ研究室」。第7回目は「チーズ」をテーマに、定番の日本酒4種と合わせながら、最も相性の良い組み合わせについて、参加者と一緒に研究しました。

目次

  1. 豊富なフレーバーが魅力のベルキューブ
  2. 人気フレーバーの「生ハム風味」
  3. ほんのり酸味を感じる「トマト」
  4. 独特の風味の「オリーブ」
  5. 研究結果:フレーバーチーズにはスパークリングが万能そう

豊富なフレーバーが魅力のベルキューブ

日本酒 チーズ

チーズに合うお酒といえばワインを思い浮かべる方も多いかと思いますが、最近ではチーズに日本酒が合うというのがじわじわ認識され始めています。チーズも日本酒も発酵食品なので、実は相性が良いのです。

チーズにも色々ありますが、今回はスーパーでも買えるチーズの「ベルキューブ」で日本酒との相性をチェック。ベルキューブは、チーズの本場フランスから直輸入され、チェダーやゴーダといった広く親しまれているチーズを使い、野菜や香辛料を練り込んだ本格的な味わいのチーズです。一口サイズのキューブ状なので、気軽に食べられるのが特徴。さらに、豊富なフレーバーがあり、好みに合わせて選べる楽しさも魅力の一つです。

今回は、あえてワインが合いそうな「ベルキューブ イタリアンセレクト」をチョイス。イタリアンアペタイザーの定番といえる、「生ハム風味」「トマト」「オリーブ」の3種類のフレーバーがアソートされています。これらに合わせてみる日本酒は、「久保田 千寿」「久保田 純米大吟醸」「久保田 碧寿」「久保田 スパークリング」と、色々な味わいのタイプを用意してみました。

人気フレーバーの「生ハム風味」

ベルキューブ 生ハム風味

まずは、人気のフレーバーでもある「生ハム風味」から。一口食べると、チーズと生ハムを一緒に食べているかのような風味とうま味が口の中に広がります。

この生ハム風味と相性抜群だったのが「久保田 スパークリング」。スパークリングが、そもそも生ハムやチーズと相性がいいので、予想通りの間違いのない組み合わせです。「生ハムの香りとスパークリングの華やかな香りが合わさるだけで幸せな気持ちになる」「チーズの塩味とスパークリングの甘味、酸味が不思議とよく合う」「スパークリングの泡で生ハムの強めな香りがぶわーっと広がっていく感じで楽しい」と、心もウキウキしてくるようなペアリングのようです。

一方で、日本酒好きの方から評判がよかったのが「久保田 碧寿」との組み合わせ。碧寿は自然の乳酸菌で造る山廃仕込みのため、乳製品との相性が良いお酒です。「碧寿の美味しさを強く感じられる組み合わせ」「チーズの味わいが濃いが、碧寿が負けずに受け止める感じ」と、碧寿のよさが発揮されました。

ほんのり酸味を感じる「トマト」

ベルキューブ トマト

続いては「トマト」のチーズを。ほんのりトマトの酸味を感じられる味わいです。

こちらも相性がよかったのが「久保田 スパークリング」。「これは新発見!一番美味しい!」「チーズと酒の塩味と甘味が互いを補い、互いの酸味と爽やかさが釣り合う感じで最高に美味しい」「すっごく美味しい!チーズももちろんだが、スパークリングとトマトが好相性と感じた」と、絶賛の嵐。今回合わせた組み合わせの中で一番人気のペアリングとなりました。一方で、一番合わないと言った方も一部いらっしゃったので、好みが分かれるのかもしれません。

その他には、「チーズの味が濃いので華やかな純米大吟醸によく合う。美味しい!これはハマりそう」「チーズの味わいが加わり、お酒の甘味が引き立ちグッド」と、「久保田 純米大吟醸」との組み合わせも好評でした。

独特の風味の「オリーブ」

ベルキューブ オリーブ

最後は「オリーブ」のチーズ。オリーブの独特の渋みや塩味も感じられる味わいで、チーズのクリーミーさと溶け合います。

ここまでチーズと相性抜群だった「久保田 スパークリング」が、「どちらも味の主張が強く合わさらない。好みではなかった」「相性が悪く、チーズもスパークリングが苦く感じた」と、オリーブには苦戦。「久保田 純米大吟醸」や「久保田 千寿」も、オリーブの独特な感じが悪目立ちしてしまうと、なかなか合う日本酒が見つけられません。

そんな中で、新発見の感覚まではいかないけれども、バランスがいい組み合わせとして美味しいとなったのが「久保田 碧寿」。「お互いの味わいの深み、コクを感じられる組み合わせ」「オリーブの味わいが際立つナイスな組み合わせ」とのことでした。

研究結果:フレーバーチーズにはスパークリングが万能そう

久保田 スパークリング

これまでもクリームチーズやカマンベールチーズ、パルミジャーノ・レッジャーノなど、チーズそのものと日本酒の相性は試してきましたが、フレーバーチーズと試してみたのは今回が初めてでした。フレーバーチーズになると、チーズ自体の味わいよりもフレーバーの方が日本酒との相性に影響を与えそうだなと発見。

これまでの経験上、チーズと山廃の「久保田 碧寿」は合うと考えていたのですが、フレーバーチーズになるとやや苦戦していました。今回はイタリアンなフレーバーと試したので、そもそも洋食との相性がいい「久保田 スパークリング」や「久保田 純米大吟醸」がぴったり。一方で、食事と楽しむ吟醸酒である「久保田 千寿」は、今回のフレーバーチーズとは残念ながら相性が悪い結果となりましたが、ベルキューブには「ほたてのソテー風味」といったフレーバーもあるので、そういったチーズなら合うのかもしれません。

日本酒とチーズのペアリングは奥深い世界ですね。