日本酒をもっと楽しむおつまみレシピ|海老つみれのおつまみとろろ鍋
料理家・高橋善郎さんが提案する、日本酒のおつまみにぴったりの一品をご紹介。 「久保田」と一緒に、ご自宅での上質なひとときをお楽しみください。
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料理家・高橋善郎さんが提案する、日本酒のおつまみにぴったりの一品をご紹介。 「久保田」と一緒に、ご自宅での上質なひとときをお楽しみください。
過ごしやすい気温が続き、今年のカレンダーの残りページも少なくなってきました。もうあと2ヶ月で早くも年末です。肌寒さを感じる夜には、燗酒と一緒に楽しめるおつまみがほしくなります。
そんな時は、おつまみとして人気の高いししゃもを、ねぎとにんにくの効いた和風オイルで仕上げたオイル煮はいかがでしょうか。おつまみのアクセントになるのはカリッとした食感と思いがちですが、実は里芋のほっくりとした食感も、負けず劣らずいいアクセントとしておつまみを彩ってくれます。
子持ちししゃもの旨味や里芋のこっくり感、食感は、すっきりとした「久保田 千寿」と好相性。オイルで煮ているので少し重いかと思いきや、ねぎやとうがらしの抜ける香りと程よい辛さが千寿のキレと相まって、ついついお酒が進みます。
冷やだけでなく、熱燗、ぬる燗でも美味しいオールマイティーさを持つ千寿の温度帯による味わいの変化を感じながら組み合わせることで、楽しみが倍増するペアリングです。
【材料(2人分)】 ※所要時間:約15分
・里芋:小4個
・ししゃも:6尾
・しょうゆ:小さじ1
・お好みのパン:適量
A
-オリーブオイル:100ml
-にんにく:4かけ
-長ねぎの青い部分:大さじ2杯分
-とうがらし(輪切り):1本分
-塩:小さじ1/2
【作り方】
①長ねぎの青い部分をみじん切りにする。にんにくは皮をむき、薄切りにする。
里芋は皮をむき、半分に切る。深さのある耐熱皿に里芋とひたひたになるくらいの水を入れ、ラップをかけずに電子レンジ(600W)で3分ほど加熱する。
②火傷しないように里芋の水を切り、ペーパータオルで水分をふき取る。
里芋の水分をふき取る
③小さめのフライパンまたはスキレット(直径16~18cm)にAを入れ、弱火で5分ほど加熱する。
Aを入れ、弱火で加熱する
④しょうゆ、里芋、ししゃもを加え、弱火のまま加熱する。
具材を加え、弱火のまま加熱する
⑤途中で一度具材を裏返しながら5分ほど煮て、火を通す。お好みのパンを軽くトーストしひたしていただく。
「里芋とししゃものねぎオイル煮」の完成
綺麗ですっきりとした淡麗な味わい、穏やかな香りに仕上げた、いつもの食卓を少し特別にする「食事と楽しむ吟醸酒」。喉をさらっと通るキレの中に、米本来の旨味と酸味とともに、ほのかな余韻や甘味が感じられます。料理の味を邪魔することなく、四季折々の素材が持つ味と香りを引き立てます。冷やや冷酒のイメージが強いかもしれませんが、幅広い温度帯で楽しめる一本です。
久保田 千寿
1,800ml 2,588円(税込2,846円)
720ml 1,157円(税込1,272円)
300ml 538円(税込591円)
※商品の価格は2022年10月19日現在のものです。
◆ししゃもは干してあるため火の通りが早く生臭さもないので、今回のようなオイル煮にもピッタリ。
◆残ったオイルは炒め物や炊き込みごはんなどに活用してください。
◆にんにくは焦げ付かせないように弱火でじっくりと加熱してください。
profile
料理家 高橋善郎
東京都世田谷区にある和食店「凧(はた)」グループのオーナーシェフ。料理人である父の影響で、幼少期から実家の店舗で料理の基礎を学ぶ。調理師免許、きき酒師、ソムリエ(ANSA)、野菜ソムリエなど食に関する資格を有し、きき酒師の上位資格である日本酒学講師を当時史上最年少 で合格。素材の持ち味を活かした和食をベースに、エスニックからイタリアン、オーガニックと幅広いジャンルを得意とする。
材料の下準備