日本酒をもっと楽しむおつまみレシピ|真鯛ととうもろこしの茶碗蒸し
2022.09.12

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日本酒をもっと楽しむおつまみレシピ|真鯛ととうもろこしの茶碗蒸し

料理家・高橋善郎さんが提案する、日本酒のおつまみにぴったりの一品をご紹介。 「久保田」と一緒に、ご自宅での上質なひとときをお楽しみください。

目次

  1. 高級感のある、和食のおもてなし料理を
  2. 「真鯛ととうもろこしの茶碗蒸し」の作り方
  3. 「真鯛ととうもろこしの茶碗蒸し」に合わせたい「久保田 萬寿」
  4. 高橋善郎さんからのワンポイント

高級感のある、和食のおもてなし料理を

真鯛ととうもろこしの茶碗蒸し

親戚や友人などを家に招いて楽しく過ごす際、美味しいお料理は欠かせません。
そんな時のおもてなし料理は、見た目も華やかにしたいところ。しかし、和食は手間がかかって、家で作ると地味になりがちなイメージがあり、ついつい洋食にしていませんか?
そんな方でも家で簡単に作れて、日本料理店で食べるような上品で高級感のある味わいを演出できる、茶碗蒸しレシピをご紹介します。

「真鯛ととうもろこしの茶碗蒸し」の作り方

【材料(2人分)】 ※所要時間:約20分
・真鯛(刺身用/柵):2切れ(1切れ約25g)
・山芋:50g  
・とうもろこし:1/2本
・水溶き片栗粉:適量 
・木の芽:適量 

A
-卵:1個 
-出汁(かつおと昆布の合わせ出汁):120ml 
-みりん:大さじ1と1/2 
-薄口しょうゆ:小さじ1 
-塩:小さじ1/4 

B
-出汁:100ml 
-練りわさび:小さじ1/4〜1/2 
-塩:ひとつまみ 


【作り方】
①真鯛(刺身用/柵)は厚めに2切れ分用意する。とうもろこしはできるだけ形が残るようにそぎ切りにする。
※形が良いものは茶碗蒸しの上にのせる用にして、バラバラになったものは生地の中に混ぜる用として活用。

材料の下準備

材料の下準備

②山芋は皮をざっくりむいてすりおろす。ボウルにAを入れて混ぜ合わせ、茶漉しやザルでこす。山芋、バラバラになったとうもろこしを加えてしっかり混ぜ合わせたら気泡がなくなるまで少し落ちつかせる。

材料を混ぜ合わせる

材料を混ぜ合わせる

③茶碗蒸し用の器2つに半量ずつ入れ、温めた蒸し鍋に入れ、フタをして強火で1分加熱する。その後、弱火にし4~5分表面全体が少し固まるくらいまで加熱する。形が残ったとうもろこし、真鯛をのせたら再度フタをして弱火で4~5分加熱する。

茶碗蒸しを蒸す

茶碗蒸しを蒸す

④③を加熱している間に手鍋にBを入れ、ひと煮立ちさせる。水溶き片栗粉でとろみをつけたら火を止める。

Bをひと煮立ちさせる

Bをひと煮立ちさせる

⑤③に④を半量ずつかけたら木の芽を添える。

「真鯛ととうもろこしの茶碗蒸し」の完成

「真鯛ととうもろこしの茶碗蒸し」の完成

「真鯛ととうもろこしの茶碗蒸し」に合わせたい「久保田 萬寿」

久保田 萬寿

華やかな香りと重厚な味わいが重なり合い、複雑で深みのある口当たりが広がる純米大吟醸酒。麹から生まれるふくらみのある柔らかさの中に、旨味・甘味・酸味が調和し、心地よい余韻が喉元まで続き、上質な時を彩ります。

久保田 萬寿
1,800ml    8,110円(税込8,921円)
720ml    3,640円(税込4,004円)
※商品の価格は2022年8月18日現在のものです。

高橋善郎さんからのワンポイント

◆「久保田 萬寿」とのペアリングで楽しんでいただくために、山芋のとろっとした食感、生のとうもろこしのぷちぷちとした心地良い食感を加えて、おつまみにもなる食べ応えのある茶碗蒸しに仕上げました。
◆卵と出汁だけでも風味の良い茶碗蒸しに仕上がりますが、山芋のほのかな苦味ととうもろこしの優しい甘味が加わった茶碗蒸しを、わさびの銀あんで閉じ込めることで「久保田 萬寿」の奥深い味わい・香りとさらに調和してくれます。
◆今回は真鯛を使用していますが、金目鯛やタラ、平目など上品な味わいの切身で代用していただいても美味しく仕上がります。
◆とうもろこしは芯に近いところをうまく削ぐように切ると形を残しやすいです。仮に全てバラバラになってしまっても、半量は生地に、残りは切り身と一緒にのせて仕上げる形でも、見た目も味もよく仕上がります。
◆茶碗蒸し自体に味が入っているので、上にかけるあんの塩加減はやや薄めくらいを目安に塩を加えていただくくらいがおすすめです。

profile

料理家 高橋善郎

料理家 高橋善郎

東京都世田谷区にある和食店「凧(はた)」グループのオーナーシェフ。料理人である父の影響で、幼少期から実家の店舗で料理の基礎を学ぶ。調理師免許、きき酒師、ソムリエ(ANSA)、野菜ソムリエなど食に関する資格を有し、きき酒師の上位資格である日本酒学講師を当時史上最年少 で合格。素材の持ち味を活かした和食をベースに、エスニックからイタリアン、オーガニックと幅広いジャンルを得意とする。