日本酒をもっと楽しむおつまみレシピ|うにタルタルと真鯛の和風香草焼き
2024.05.24

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日本酒をもっと楽しむおつまみレシピ|うにタルタルと真鯛の和風香草焼き

料理家・高橋善郎さんが提案する、日本酒のおつまみにぴったりの一品をご紹介。 「久保田」と一緒に、ご自宅での上質なひとときをお楽しみください。

目次

  1. ハレの日やちょっとしたお祝いで囲むテーブルに
  2. 「うにタルタルと真鯛の和風香草焼き」の作り方
  3. 「うにタルタルと真鯛の和風香草焼き」に合わせたい「久保田 萬寿」
  4. 高橋善郎さんからのワンポイント

ハレの日やちょっとしたお祝いで囲むテーブルに

うにタルタルと真鯛の和風香草焼き

ハレの日やちょっとしたお祝いのシーンにぴったりの「真鯛」。真鯛は一年を通して流通していますが、特に産卵前の春と、餌をたくさん食べて身が太くなる秋の頃が美味しいと言われています。
刺身はもちろん酒蒸しや椀物に使っても美味しい真鯛ですが、今回は衣をまとわせて香草焼きにした一皿「うにタルタルと真鯛の和風香草焼き」をご紹介します。

揚げ物は油や火の扱いが心配、という方にも、今回は揚げ焼き調理なので比較的簡単に安心して作れます。香草焼きと相性の良いタルタルソースには練りうにを使用して、ちょっと贅沢気分にいただきます。
久保田 萬寿」を料理と合わせて、ご家族の新生活のお祝いや、父の日の夕食など、テーブルを囲んで乾杯してみませんか。

「うにタルタルと真鯛の和風香草焼き」の作り方

【材料(2人分)】 ※所要時間:約25分
・真鯛(柵/生食用):約150g 
・赤玉ねぎ:1/2個 
・ブロッコリー:50〜70g 
・ペコロス:4個 (赤・黄パプリカなどお好みの野菜でもOK)
・クレソン:適量 
・サラダ油:適量

A
-タルタルソース(市販品):50〜70g
-練りうに(瓶タイプのもの):約大さじ1
-玉ねぎ(みじん切り):1/8個分 ※キッチンペーパーで包んで軽く水分を切る

B
-片栗粉:50g 
-溶き卵:1個分 L玉(65〜70g)使用
-塩こしょう:少々 

C
-パン粉:1カップ 
-白ごま:大さじ2 
-青のり/七味:各小さじ1弱 

【作り方】
①ボウルにAを混ぜ合わせ、小皿に移す。
 ※今回は作りやすさを重視して市販のタルタルソースを使用しますが、自家製のタルタルソースももちろんOKです。

Aの材料を混ぜ合わせる

Aの材料を混ぜ合わせる

②B、Cをそれぞれボウルに入れ、混ぜ合わせる。

BとCの材料をそれぞれボウルに入れ混ぜ合わせる

BとCの材料をそれぞれボウルに入れ混ぜ合わせる

③真鯛(柵/生食用)は1cm弱の厚さに斜め切りする(お刺身状のものを少し厚めに切るイメージ)。
赤玉ねぎは約1cm幅の輪切りにし、ブロッコリーは小房に切り分け、ペコロスは皮をむく。
切った真鯛をBにくぐらせ、Cをまぶす。

※通常は薄力粉→溶き卵→パン粉の順番につけていきますが、Bの片栗粉を使ったバッター液(卵等を使った液状衣)にくぐらせることでCのパン粉の結着が良くなり、失敗なく簡単に作ることができます。

④温めたフライパンにサラダ油を入れ、中火前後で温める(使用するフライパンに対して高さ5mmほどの量でOK)。
③の真鯛を並べ、片面がきつね色になるまで1分ほど揚げ焼きする。裏返し、同様に加熱したら油を切る。

真鯛を揚げ焼きする

真鯛を揚げ焼きする

⑤続いて、同じフライパンで③の野菜も素揚げ焼きする。

③の野菜を素揚げ焼きする

③の野菜を素揚げ焼きする

⑥器に④と⑤、タルタルソース、クレソンをバランスよく盛り付ける。

「うにタルタルと真鯛の和風香草焼き」の完成

「うにタルタルと真鯛の和風香草焼き」の完成

「うにタルタルと真鯛の和風香草焼き」に合わせたい「久保田 萬寿」

久保田 萬寿

華やかな香りと重厚な味わいが重なり合い、複雑で深みのある口当たりが広がる純米大吟醸酒。麹から生まれるふくらみのある柔らかさの中に、旨味・甘味・酸味が調和し、心地よい余韻が喉元まで続き、上質な時を彩ります。上品な旨味を引き出した料理などとともに、互いに高め合います。

タルタルソースに入れた練りうにが、コクと奥行きをソースに加え、萬寿との相性をより深めます。温かい料理なので、萬寿が織り成す芳醇な旨みや香り、余韻を余すことなくお楽しみいただけます。取り分けもしやすい和の遊び心を入れた香草焼きは、テーブルを囲む方々に喜ばれること間違いなし。萬寿とのペアリングを楽しみつつ味わってみてはいかがでしょうか。

久保田 萬寿
1800ml  9,000円(税込9,900円)
720ml    4,070円(税込4,477円)
※商品の価格は2024年5月24日現在のものです。

高橋善郎さんからのワンポイント

◆普通のパン粉で揚げ焼きし、うにタルタルソースを付けるだけでも十分美味しいですが、和風テイストのパン粉に仕上げることで香り、味わいともに格段に良くなり見た目も食欲そそる仕上がりに。
◆真鯛以外の魚介、例えばサーモンやヒラメ、タラ、ホタテなどお好みの素材を使っていただいても美味しく仕上がります。
◆味わい深い萬寿と和風衣のフライとはものすごく相性が良いですが、ドライバジルやドライオレガノを使ったり、カレー粉を加えて洋風またはエスニックのフライに仕上げると、また一味変わった萬寿とのペアリングが楽しめます。

profile

料理家 高橋善郎

料理家 高橋善郎

東京都世田谷区にある和食店「凧(はた)」グループのオーナーシェフ。料理人である父の影響で、幼少期から実家の店舗で料理の基礎を学ぶ。調理師免許、きき酒師、ソムリエ(ANSA)、野菜ソムリエなど食に関する資格を有し、きき酒師の上位資格である日本酒学講師を当時史上最年少 で合格。素材の持ち味を活かした和食をベースに、エスニックからイタリアン、オーガニックと幅広いジャンルを得意とする。