6月16日は和菓子の日。日本酒に合うご当地銘菓4選
6月16日は「和菓子の日」です。日本酒「久保田」ファンの方々に日本酒に合うご当地グルメについておすすめいただいた際に、和菓子の名前もいくつか挙がりました。ファンの方々の推薦をもとに、朝日酒造社員が実際に取り寄せて美味しかったご当地銘菓をご紹介します。「日本酒には羊羹」など、和菓子と日本酒を合わせて楽しんでいる方も少なくはありません。まだ試したことがない方も、この機会にお好きな和菓子と日本酒を一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?
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恵方呑みとは、その年に縁起が良いとされている方向を向いて日本酒を飲むことです。恵方呑みの歴史はまだ浅いですが、最近では全国的に認知されるようになってきています。本記事では恵方呑みの歴史や恵方の意味を詳しく解説するとともに、恵方呑みの楽しみ方、当日にぴったりな日本酒も紹介します。
目次
恵方巻きは聞いたことがあるけど、恵方呑みは初めて聞いた、という方もいるでしょう。まずは恵方呑みとはどのようなものなのか、飲み方や飲むタイミング、歴史を解説します。
恵方呑みとは、その年に縁起が良いとされる方向に体を向けながら日本酒を飲むことです。縁起が良い方向を“恵方”と呼ぶことから、この言葉を用いて呼ばれるようになりました。
恵方呑みと似ているものとして、恵方巻きを思い浮かべる人も多いでしょう。恵方呑みも恵方巻きと同じく、恵方を向きながら縁起の良いものを口に運び、幸福を祈るものです。どちらも「前の季節の厄を払う」といった意味が含まれています。
厄払いをしたり幸福を祈ったりするこの恵方呑みは、節分の日に行います。節分の日と言うと、豆まきをする2月のイメージが根強いですが、2月以外にも1年のうち3回訪れます。実は、季節の変わり目を表す「立春」「立夏」「立秋」「立冬」、それぞれの前日が“節分”に値するのです。
ちなみに、2024年の立春は2月4日、立夏は5月5日、立秋は8月7日、立冬は11月7日です。これらの前日には、ぜひ幸せを願いながら恵方呑みを楽しんでください。
日本で恵方呑みが始まったのは2010年頃のこと。初めて提唱したのは岡山県の酒蔵とされています。その後、2016年に栃木県内の酒類卸や酒造会社、県などが協力して恵方呑みを行事化しました。
栃木県内では、恵方を向いてみんなで日本酒を飲むイベントが開催される他、恵方呑みを取り入れた宿泊プランを提供する宿泊施設などもあり、県全体で恵方呑みや日本酒文化を盛り上げています。
最近では、「大人の節分」として全国的に恵方呑みの名が広まりつつあります。現在節分の日には、各地の日本酒ファンが思い思いのお酒を片手に恵方呑みを堪能しているのです。
恵方呑みや恵方巻きなど、節分に深く関わっている「恵方」。この言葉はどのような意味を持つのかを、ここで詳しく解説していきます。恵方についての知識を深め、恵方呑みをさらに楽しみましょう。
恵方は、福徳を司る神「歳徳神(としとくじん)」がいる方向ということから、縁起が良いものと考えられてきました。歳徳神は「年徳」「年神様」「正月様」などと呼ばれることもあります。
かつては初詣をするときも恵方にある神社を参拝したり、初めて行う物事は恵方を向きながら始めたりしていたそうです。日本人にとって、歳徳神も恵方も縁の深い存在と言えます。
基本的に「北北西」「東北東」「南南東」「西南西」の四方のみが恵方として用いられます。四方と十干(じっかん)を組み合わせることで、その年の恵方が決まるそうです。十干は古代中国で生まれたもので、十二支とともに年や日を表していました。契約書などで目にする「甲」や「乙」、順番を表すときに使用される「丙」や「丁」も十干の1つ。
ちなみに、2024年の恵方は「東北東やや東」です。
「大人の節分」として定着しつつある恵方呑みは、1年に4回だけ楽しめる特別な飲み方です。初めて恵方呑みをするときは心ゆくまで堪能できるよう、あらかじめ手順を確認しておきましょう。日本酒と酒器を準備するところから実際に口へと運ぶところまで、順を追って解説します。
恵方呑みは、日本酒と酒器を用意するところから始まります。福を呼び込むために、お気に入りの日本酒や特別な日に飲むような日本酒を用意するのが粋。特別な日だからこそ、日本酒に限らず酒器にもこだわりたいところです。これらの準備ができたら、酒器に日本酒をゆっくりと注いでいきましょう。
恵方呑みの準備が整ったら、一度酒器をテーブルに置き、その年の恵方に向かって体勢を整えて座ります。いざ飲むときにどちらを向けば良いかと悩まないように、あらかじめその年の恵方は確認しておきましょう。
2024年の恵方とされる東北東のやや東は、北を0度とした方位角で「75度」の位置です。正確な恵方の方向を知りたいときは、方位を調べられるスマートフォン向けアプリなどを使用してみてください。
酒器を片手に恵方を向いたら、まずは心を落ち着かせましょう。リラックスできたように感じたら、心の中で願い事を思い浮かべて神様に祈ります。目をつぶりながら恵方に神様がいることを想像してみると、より鮮明なイメージの中で祈願できるかもしれません。
願い事を思い浮かべ終わったら、酒器に注がれた日本酒を口へと運び、一連の手順が一通り終了します。
節分は季節の移り変わりを感じられる時期。せっかくなら、秋・冬は新酒、春は春限定のお酒、夏はロックなど、その季節だからこそ楽しめるお酒や、季節に合う飲み方を取り入れてみてはいかがでしょうか。
恵方呑みには美味しい日本酒が欠かせません。そこでおすすめなのが、すっきりとしたキレが感じられ、水のようにすすむ朝日酒造の「久保田」です。一口飲めば、今を生きている喜びを心と体の両方で感じられます。そんな「久保田」の中から、恵方呑みにぴったりなものを紹介します。
※こちらの記事内で紹介した商品の価格は2024年1月17日現在のものです。
「久保田 萬寿」は1986年に発売されて以降、たくさんの人の特別な日を彩ってきました。精度の高い麹造りや、火入れ後に急冷して貯蔵温度を従来よりも5℃下げるなど、数々のこだわりによって萬寿ならではの味わいのやわらかさ、ふくらみを実現しています。ぜひ節分の日に、萬の寿を願って飲んでほしい一杯です。
久保田 萬寿
1,800ml 9,000円(税込9900円)
720ml 4,070円(税込4,477円)
「久保田 千寿 吟醸生原酒」は1月にのみ出荷される冬限定の日本酒で、「久保田 千寿」の搾りたて生原酒です。1月から酒造りを始める“寒造り”を採用。低温で仕込み、糖化と発酵をゆっくり進めることで、やわらかな味わいを生み出しています。冬限定の日本酒とともに、2月の節分を楽しんでみてはいかがでしょうか。
久保田 千寿 吟醸生原酒 ※1月限定出荷
1,830ml 3,380円(税込3,718円)
720ml 1,550円(税込1,705円)
「久保田 千寿 純米吟醸」は“現代の食と寄り添いたい”という想いから誕生したお酒です。原型である「久保田 千寿」の綺麗ですっきりとした特長はもちろんのこと、純米吟醸ならではの上品で澄んだ香りや、すっきりと済んだバランスの良い味わいを感じられます。料理の邪魔をしないので、恵方巻きやけんちん汁などの節分料理にもマッチします。
久保田 千寿 純米吟醸
1,800ml 3,160円(税込3476円)
720ml 1,470円(税込1,617円)
300ml 740円(税込814円)
節分の日には恵方呑みを存分に楽しめるよう、四季の移り変わりを感じられる季節ごとの日本酒など、特別な日の時間を彩ってくれる特別な日本酒を用意しましょう。そして日本酒を注いだ酒器を片手に持ち、幸福を願いながらその一杯をゆっくりと堪能してください。