パイナップルでトロピカルな気分に!日本酒カクテルレシピ3選
8月17日はパイナップルの日です。フィリピン産などのパイナップルは一年を通して輸入されているので特に旬はありませんが、国産は夏が旬ということもあり、夏のトロピカルフルーツの代表格といえます。旬の完熟したパイナップルは甘さが抜群!そんなパイナップルを使った日本酒カクテルレシピを、ドリンク&フードクリエイター・青山金魚さんが考案しました。トロピカルな気分を盛り上げてくれるカクテルをご紹介します。
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お麩はさまざまな料理の名脇役として親しまれる、日本の伝統的な加工食品のひとつです。新潟県には「車麩」という種類のお麩があり、日本酒と同様に馴染みの深い特産品です。本記事では2月2日の「お麩の日」の基本情報を解説するとともに、手軽に楽しめるお麩料理のレシピや、さらに、お麩と合うおすすめの日本酒も紹介します。
目次
お麩は、小麦粉から作られるグルテンを主原料とした加工食品です。その歴史は古く、室町時代に中国から伝わったと言われています。ここではお麩の歴史や味わい、お麩の日の成り立ち、そしてさまざまなお麩の種類を紹介します。
お麩の主原料となるのは、小麦粉に水を加えて練り、デンプンを洗い流したグルテンです。
お麩はふわふわと軽くてそれ自体にはほとんど味がありませんが、実は豊富な栄養を持っています。
良質なたんぱく質やミネラルを多く含み、消化がよくて脂肪分が少ないなど、嬉しい要素が満載です。
精進料理に欠かすことのできない存在でもあります。
お麩はもともと中国で生まれ、室町時代に明の修行僧によって日本に伝えられました。肉食が禁じられた仏僧にとって、お麩はとても貴重なたんぱく源でしたが、当時は小麦がとても高価だったことから、あくまで宮中や寺社で特別な日にだけ食べられるものでした。
小麦が入手しやすくなった江戸時代以降、全国的に広がり、日本各地で特色あるお麩が作られるようになったと言われています。
数字の数え方の「ひ、ふ、み」の「ふ」と「麩」の語呂合わせから、協同組合全国製麩工業会によって2月2日は「お麩の日」に制定されました。毎年お麩の日には全国の特色あふれるお麩や、おすすめのお麩の食べ方などをPRするイベントが開かれています。
お麩はどんな食材とも合わせやすく、和食だけでなく洋食やスイーツなどにもアレンジが可能です。また調理法を工夫すれば、食卓の主役にもなる使い勝手の良い食材です。「お麩の日」には、ぜひ自宅でもお麩料理を楽しんではいかがでしょう。
お麩の製造方法には、グルテンに餅粉や小麦粉を加えて練り、蒸す、あるいは茹でた「生麩」があります。さらに、生麩にデンプンなどを加えて形を整え、焼いた「焼き麩」や、油で揚げた「揚げ麩」など様々。種類によって食感や味わいが異なるため、料理に合ったものを選ぶとよりおいしさを引き立てます。
例えば、もっちりした食感の生麩には京生麩、ごま麩などがあり、甘い味噌だれをつけた田楽が有名です。仙台の名産として知られる「油麩」は、ジューシーな食感と食べごたえが特徴です。
新潟では、古くから「車麩」という特産品のお麩が親しまれてきました。その名前は車輪のような見た目に由来しており、生地を金属の棒に巻き付けてバウムクーヘンのように焼き上げ、輪切りの状態で販売されます。
雪に覆われる冬の新潟では、長期保存できる貴重なたんぱく源として昔から親しまれてきました。調理の際は水に浸し、戻してから使い、水を吸った車麩は約1.5倍の大きさに。炒め物などでお肉の代わりに使っても十分な食べごたえがあります。
※こちらの記事内で紹介した商品の価格は2021年2月1日現在のものです。
お麩は煮ても焼いても、揚げても調理できます。肉などの代用として使われることもあり、さまざまな料理で楽しむことができます。まずは、定番の和食レシピを3つ紹介していきましょう。
ふっくらとした卵とお麩の組み合わせは、万人に好まれる美味しさです。海苔や三つ葉を散らして、彩りを加えても良いでしょう。
【材料(2人分)】
・焼き麩:3個
・卵:1個
・だし汁:1/2カップ
・みりん、酒、しょうゆ:各小さじ2
・砂糖:小さじ1
【作り方】
①焼き麩を水で戻した後、軽くしぼる。
②だし汁、みりん、酒、しょうゆ、砂糖を鍋で煮立て、焼き麩を入れる。
③焼き麩が煮汁を吸ってふっくらしたら、溶き卵を回し入れて火を止める
ヘルシーな車麩を使った唐揚げなら、カロリーを気にせず食べられます。お肉にひけを取らないボリューム感たっぷりの食べごたえです。
【材料(2人分)】
・車麩:4個
・しょうゆ:大さじ1
・砂糖、みりん:各小さじ1
・おろしにんにく:大さじ1
・おろししょうが:大さじ1
・片栗粉:適量
・塩:適量
・サラダ油:適量
【作り方】
①車麩を水で戻し、軽くしぼり、食べやすいサイズに切る。
②ボウルに、しょうゆ、砂糖、みりん、にんにく、しょうがを入れて混ぜ、車麩を入れる。
③車麩に片栗粉をまぶして、サラダ油で揚げる。
いつもの肉じゃがに車麩を入れてボリューム感を出した一品です。
【材料(2人分)】
・車麩:1〜2個
・豚こまぎれ肉:80g
・じゃがいも:中2個
・玉ねぎ:1/4個
・にんじん:1/2本
・しらたき:100g
・サラダ油:小さじ1/2
・ごま油:小さじ1/2
・だし汁:250ml
A
-酒:大さじ1強
-砂糖:大さじ1弱
-みりん:大さじ1/2
-しょうゆ:大さじ1強
【作り方】
①車麩を水で戻し、軽くしぼり、食べやすいサイズに切る。
②野菜を切り、しらたきは下茹でして3等分の長さに切る
③鍋にサラダ油とごま油を熱し、じゃがいもとにんじんを中火で炒める。
④豚肉、玉ねぎ、しらたきも加えて、さらに3分程炒める。
⑤だし汁を加え、沸騰したらアクを取って火を弱める。
⑥具材がやわらかく煮えたらAと、車麩を加える。
⑦落としぶたをして、10分ほど煮込む。
「久保田 千寿」は、いつもの食卓を少し特別なものに演出する「食事と楽しむ吟醸酒」。喉をさらっと通るキレの中に、米本来の旨味と酸味とともに、ほのかな余韻や甘味が感じられます。
穏やかな香りで料理の味を邪魔することなく、素材が持つ味や香りを引き立て、優しい味わいのお麩料理にもマッチします。
久保田 千寿
1,800ml 2,430円(税込2,673円)
720ml 1,080円(税込1,188円)
300ml 500円(税込550円)
いつもの洋食メニューにお麩を使えば、食べごたえはそのままにヘルシーなアレンジが楽しめます。ここでは、日本酒にも合う洋風のお麩料理を2品紹介します。
パンの代わりにお麩を使ったフレンチトーストは、もちもちでぷるぷるの新食感。ホイップクリームやゆであずきなどをトッピングしてみるのもおすすめです。
【材料(2人分)】
・車麩:2個
・溶き卵:1個
・牛乳:1/3カップ
・砂糖:大さじ2
・塩:少々
【作り方】
①車麩を水で戻し、軽くしぼり、食べやすいサイズに切る。
②卵、牛乳、砂糖、塩を混ぜて卵液を作る。
③②に①を入れ、30分ほどおく(途中で上下を返す)。
④熱したフライパンにバターを溶かし、車麩を弱火で両面焼く。
調味料に浸した車麩を焼くだけなので、朝食や軽食などにも気軽に取り入れられます。
【材料(2人分)】
・車麩:4個
・だし汁:100ml
・オリーブオイル:大さじ1
・片栗粉:小さじ1/2
・好みで黒胡椒など:適量
A
-しょうゆ、バルサミコ酢:各大さじ1
-はちみつ:小さじ1
-しょうがのみじん切り:1かけ分
【作り方】
①車麩を水で戻し、軽くしぼる。
②ボウルにだし汁とAを入れて漬け汁を作り、車麩を浸す。
③フライパンにオリーブオイルを熱し、片栗粉をまぶした車麩を入れて両面焼く。
④フライパンから車麩を取り出したら、余った漬け汁を煮詰めてソースを作る。
⑤皿に車麩を盛り、ソースをかけて黒胡椒を散らす。
漆黒のボトルに英字のロゴを配置し、モダンなデザインに生まれ変わった「久保田 純米大吟醸」は、洋風の食卓にぴったりの装い。香り、甘味、キレが三位一体となった美味しさが口の中に広がり、最後は久保田らしいすっきりとしたキレの良さを楽しめます。
白ワインのようにフルーティーな味わいは、車麩のフレンチトーストやステーキなど、洋風おつまみとも相性の良い一杯です。
久保田 純米大吟醸
1,800ml 3,400円(税込3,740円)
720ml 1,570円(税込1,727円)
300ml 750円(税込825円)※化粧箱なし
もともとは精進料理や和食として親しまれてきたお麩ですが、発想を変えれば洋食やスイーツといった幅広いアレンジが可能です。お麩の日には、ぜひ新しいお麩料理にチャレンジしてはいかがでしょうか。日本酒との組み合わせにもこだわって楽しんみてでください。