20代の日本酒リアルボイス――親子3世代で過ごす特別なひとときに。「特別感」を味わう日本酒の楽しみ方
「20代の日本酒リアルボイス」は、20代に久保田の日本酒を飲んでもらい、正直な感想や意見をもらう連載コラムです。今回は、フリーランスデザイナーの鈴木 春奈さんに「久保田 千寿 純米吟醸」の味わいの感想や、日本酒を楽しみ始めたきっかけをお話しいただきました。今の20代は、どこで初めての日本酒体験をするのか?どのような楽しみ方をしているのか?今夜の一杯のお供にぜひお楽しみください。
コラム
「20代の日本酒リアルボイス」は、20代に久保田の日本酒を飲んでもらい、正直な感想や意見をもらう連載コラムです。今回は、フードプランナーの脇坂 麻友美(みーる)さんに「久保田 千寿」を飲んだ感想や日本酒を楽しみ始めたきっかけについて書いていただきました。今の20代は、どこで初めての日本酒体験をするのか?食に関連した仕事をしているみーるさんが思う、日本酒の楽しみ方とは?今夜の一杯のお供にぜひお楽しみください。
目次
こんにちは。脇坂麻友美(わきざかまゆみ)こと、みーると申します。滋賀県長浜市出身で、現在は東京にあるレシピ動画サイトのフードプランナーとして、レシピ考案や料理動画撮影、フードスタイリングなどを仕事にしています。
週末は日本酒コミュニティ「酒小町」のコミュニケーターとしてイベント企画を行ったり、都内の農家さんのお手伝いをしたりなど、食にまつわる様々な事柄に携わる、食が大好きな人です。
私が日本酒好きになったのは、学生時代に所属していた学生団体の活動の一環で、兵庫県の酒蔵さんと一緒に日本酒カクテル作りを企画したことです。それまで日本酒を飲んだことがなかった私は、日本酒=アルコール度数が高くて上級者向けというイメージが強く、華やかなカクテルやワインの方が好きでした。
ただ、その時にいただいた日本酒がとってもおいしくて...!こんなにフルーティーで爽やかな日本酒があるんだ!と感動したことを機に、興味を持つようになりました。
日本酒って、実はとてもシンプルなんです。
難しいイメージをお持ちの方もいるかもしれないのですが、
・香り高いもの
・爽やかなもの
・旨味が強いもの
・熟成されたもの
これら4つのタイプに分けることができるからこそ、覚えやすい。産地も日本の土地なので馴染みがあり、ワインよりも覚えやすかったことも、私が日本酒を好きになった理由のひとつかもしれません。
「久保田 千寿」をお供に、友人の自宅でホームパーティー
飲ませていただいた「久保田 千寿」は、ほんのり甘みがありながらすっきりとした味わい。まろやかな旨みが心地よく、食中酒にぴったりなお酒だと思いました。せっかくなので、今回はお供に鶏刺しをいただきます!しゃぶしゃぶ風にアレンジした鶏刺しは程よく脂が落ちており、千寿はその味を引き立てる穏やかな香りでした。
日本酒らしい旨みもしっかりとあるので、すき焼きのような濃い味付けの料理もぴったりな予感。次は、少し温めたぬる燗でもいただいてみたいです。
日本酒はお猪口で少しずつ飲むものですが、実はいろんな飲み物と組み合わせるのも面白いんです。シンプルにトニックウォーターなどで割ってみるだけでも、雰囲気がガラリと変わります。学生の頃は、トニックウォーターと併せて冷凍ベリーを入れてみたり、カルピスと桃の缶詰を入れてみたりと、デザート感覚の日本酒カクテルも試していました。
大学生の頃に試した日本酒で作るカクテルの試作風景。日本酒の香りや発酵の関連性などを見つけ、「おいしい!」を発見するのが楽しかった
最近では、日本酒×炭酸×山椒などのスパイスを使ったものや、どぶろく×ビールなど、意外な組み合わせのおいしさに感動しました。シンプルにロックで飲むのももちろん好きなのですが、アレンジによる味比べを楽しめるのは、新たな日本酒の楽しみ方だと思います。
日本酒コミュニティ「酒小町」のイベントでいただいた、「久保田 純米吟醸にごり」で作るにごりエスニックジンジャーカクテル。スパイスやナンプラーなどで味付けされたお料理と相性抜群でした
私は元々、食が大好きなのですが、食に興味があったからこそ日本酒にハマったのだと思います。
ペアリングと聞くと、少しハードルが高く感じるかもしれないのですが、日本酒と料理の組み合わせは意外と簡単です。
すっきりした味わいには、刺身のようなさっぱりしたものを合わせる。旨みの強い日本酒には、濃厚なこってり味の料理を合わせるなど、日本酒と類似する香りや味の料理を選べば間違いないでしょう。
少し慣れてきたら、今度は“すっきり×こってり”のように真逆のものを組み合わせてみるなど、料理によって変化する日本酒の味わいを感じてみてください。
私は飲みやすいフルーティーな日本酒も好きなのですが、日本酒と料理のペアリングでは、ちょっぴりクセのある日本酒の方が好みなんですよね。そのままだと酸味や苦味が引き立つ古酒などは、料理と合わせることで複雑な味を補い合い、口の中でびっくりする変化が生まれます。
日本酒は単体よりも、何かと組み合わせることでもっとおいしくなる。
今まで日本酒を飲んだことがない方も、ぜひその驚きを体感してみて欲しいなと思います。
1985年の発売当時より、長きに渡り愛される不朽の銘酒です。コシのあるどっしりとした日本酒が好まれていた時代において、軽やかで綺麗な澄んだ味わいの「久保田 千寿」は人々に鮮烈な印象を与えました。その後も美味しさを追求し、現在はさらにクリアで澄んだ味わいを実現しています。穏やかな香りと雑味のないすっきりした味わいは料理の邪魔をしないので、食中酒にぴったりです。
久保田 千寿
1,800ml 2,588円(税込2,846円)
720ml 1,157円(税込1,272円)
300ml 538円(税込591円)
※商品の価格は2023年1月11日現在のものです。
profile
みーる(脇坂 麻友美)
滋賀県出身の管理栄養士。 食と自然が大好きで、週末は援農や自然に触れる旅に出かけるのが好き。 現在は、都内で料理レシピサイトのフードプランナーとして働きながら、生産者さんの魅力を料理やライティング、イベント、SNSなどを通じて多くの人に「伝える」ことに注力している。 料理と日本酒の組み合わせで生まれる、「美味しい」の感覚を共有するのが楽しみ。Instagram :https://www.instagram.com/chococo1022/
日本酒と料理をみんなで囲む時間が、私の癒し時間です