20代の日本酒リアルボイス――自分の好きなものに掛け合わせた日本酒の楽しみ方
20代に久保田の日本酒を飲んでもらい、正直な感想や意見をもらう「20代の日本酒リアルボイス」。今回はフリーライターの伊藤美咲さんに「久保田 千寿 純米吟醸」「久保田 純米大吟醸」を「午後の紅茶」とともに飲んでいただきました。今の20代は、日本酒に対してどんなことを感じているのか?お酒に触れ始めたばかりの世代が日本酒をどう捉えているのか、今夜の一杯のお供にぜひお楽しみください。
コラム
今回から連載「20代の日本酒リアルボイス」をスタートします。20代に久保田の日本酒を飲んでもらい、正直な感想や意見をもらいました。まだお酒自体に触れ始めたばかりの世代が日本酒をどう捉えているのか、今夜の一杯のお供にぜひお楽しみください。
目次
こんにちは、フリーランスの書く人・ももです。私は最近お酒を飲み始めたばかりの20歳で、普段はライティングやSNS運用、編集など「書く」ことを中心にお仕事をしています。甘いものとアイドルやアニメ・漫画、友達と美味しいご飯屋さんを探しに行くことが大好きです。
そんな私が最近ハマっているのが、日本酒です。初めて飲んだのはお寿司屋さんで両親と飲んだ日本酒でしたが、その後は友達と飲んだり家で飲んだりもしています。サワーやビールよりも少なめの量で出てくるので飲み比べがしやすかったり、食べ合わせによって「お酒を嗜む」感が味わえたりするところが推しポイントです。
私は初めて日本酒を飲んだときからあまり抵抗感がなく、むしろ「飲みやすい」印象を抱いたのですが、一般的な印象として、日本酒は若い世代にとって「渋い」「お酒が好きな人が飲むもの」というイメージがあると感じています。
逆に、私が日本酒に全くと言って良いほど抵抗がないのは、両親の影響だと思います。両親はお酒や飲みの場が好きで、私が小さい頃からいわゆる宅飲みを自宅で頻繁に開催していました。普段は難しい顔をしている大人がお酒を飲むとワイワイ盛り上がる場を目の当たりにしていた私は、お酒を飲むこと自体にあこがれていたのだと思います。
また、いろんな種類のお酒を飲んでは「美味しい!」と口にする様子を見ていたので「私も早く試してみたい!」と思うお酒の種類がまわりの人よりも多いような気もします。そのため、私にとって日本酒に挑戦することは、成人後にビールやレモンサワーを試しに飲むのと同じようなことで、それほど大きなハードルではありませんでした。
おすすめの飲み方はシャンパングラスで冷やして飲むこと!とのことだったので、今回はシャンパングラスでいただきました。
さて、今回は「久保田 スパークリング」を飲んでみました。その名の通り、お米から生まれたスパークリングライスワインとのこと。第一印象は「日本酒×スパークリングってどんな感覚なの?」とワクワクする一方、美味しさには疑問を持っていました。早速いただいてみることにします!
「きめ細やかな泡立ちとマスカットのような爽やかな香り」とホームページに書かれているように、まさにフルーティな香りでとても飲みやすかったです!味は甘いのですが、シュワっとしているからこその爽快さがあり、甘口の飲みやすさと辛口のすっきり感の両方が楽しめるお酒でした。まさに良いとこ取りですね。日本酒の中でいえばかなり甘いほうだと思うので、甘いお酒しか飲めない!という方にもおすすめしたいと思います。
ちなみに、アルコール分は12度と一般的なスパークリングワインと同程度だそうです。普段缶ビールやサワーを飲んでいる方からすると「高い」「アルコールっぽさが強くて飲みにくそう」と思われる方もいるかもしれないのですが、すっきりとしているのでかなり飲みやすいと思います。スパークリングワインが好きな方なら絶対に好きだと思いますし、スパークリングワインが苦手という方でも、渋みが少なくて飲みやすいのでは?と感じました。
今回は両親と乾杯。両親はお猪口で飲んでいましたが、これもまた新鮮で楽しい!
そして、個人的には日本酒の新たな楽しみ方に触れる機会にもなりました。
上記のサイトによると「久保田 スパークリング」は洋風おつまみにも合うと書かれています。やはり日本酒というと和食に合うイメージがあったので半信半疑になっていましたが、一口飲んでみて「確かに洋風でも合う!」と納得しました。フルーツやチョコレートにも非常に合うと思います。
また、シャンパングラスで日本酒を楽しむというのも新鮮でした。日本酒というとお猪口や枡のイメージがあり、少し格式が高いように感じていましたが、これは「入れなければならない」という訳ではなく、もっと自由に日本酒を楽しんでいいんだ......!と新たなおもしろさを発見しました。
とはいえ12度のお酒を一気に飲むのは危険。飲み過ぎにはくれぐれもご注意を!
人によってお酒の種類の好みがあると思うので、「全員に日本酒を好きになってほしい!」とは思いません。しかし、なんとなく飲んでいなかったり、敬遠していたりする方にはぜひ一度日本酒を飲んでみてほしいなと考えています。私は、日本酒は海鮮や日本食以外にも合うと感じています。きっと「思っていたより飲みやすい」と思われる方が多いのではないでしょうか!
あとは、日本酒が好き=「渋い」「酒豪」というイメージを徐々に変えるためにも、日本酒がもう少し手に取りやすいものになれば嬉しいです。日本酒はサワーや缶ビールと比べるとどうしても手に取りにくい価格だと思うので、買いやすいサイズとお値段になったり、写真に映えるパッケージが生まれたりとポップなイメージがつくことによって、もっと多くの人に日本酒が愛されるようになってほしいです。
きめ細やかな泡立ちとマスカットのような爽やかな香りで、軽やかな爽快感を楽しめる、酒米「五百万石」から生まれたスパークリングライスワイン。甘酸っぱい味わいでボリュームはありながら、久保田ならではのキリっとしたシャープな酸味が口当たりすっきりと感じさせます。
久保田 スパークリング
500ml 1,295円(税込1,424円)
※商品の価格は2022年11月9日現在のものです。
profile
ライター 水村桃夏
2021年3月に高校を卒業後、ギャップイヤーを始める。言葉や書くという行為に魅了されたことから、ライター活動を開始。インタビューやコラム記事を手がけるフリーライターとして働くほか、広報ユニット「ふたり広報」のメンバーや若者をテーマに社会変革を目指すクリエイティブカンパニー「Social Change Lab」で執行役員を務める。 Twitter : @peachy_mode
実際私もまわりにもそういう人は多いので、今は「一口飲んでみない!?」と少しずつ布教したりもしています!