コラム
20代の日本酒リアルボイス――親子3世代で過ごす特別なひとときに。「特別感」を味わう日本酒の楽しみ方
「20代の日本酒リアルボイス」は、20代に久保田の日本酒を飲んでもらい、正直な感想や意見をもらう連載コラムです。今回は、フリーランスデザイナーの鈴木 春奈さんに「久保田 千寿 純米吟醸」の味わいの感想や、日本酒を楽しみ始めたきっかけをお話しいただきました。今の20代は、どこで初めての日本酒体験をするのか?どのような楽しみ方をしているのか?今夜の一杯のお供にぜひお楽しみください。
こんにちは。旅する地方創生デザイナー・鈴木春奈です。大手旅行会社を経て、現在はWEBサイトやロゴ、紙媒体などのデザイン制作やSNS運用などを仕事にしています。
日本に眠る魅力をより多くの人に広めたいという想いから地方創生に関わるデザインを中心に手がけており、私自身も旅や自然に囲まれた場所が大好きです。
日本酒は帰省の楽しみで、特別な時間に欠かせない
私が日本酒を飲むようになったのは、家族の影響が大きいと思います。母方の実家が「久保田」をはじめとする多くの日本酒メーカーが生まれた土地・新潟にあったため、日本酒に触れることが多くありました。
特に母は日本酒が好きなこともあり、新潟に帰省するときには新幹線の発着する越後湯沢駅にある新潟の名産品専門店「ぽんしゅ館」に毎回立ち寄り、日本酒の飲み比べをして、その中で一番美味しかったお酒をおみやげに買うということが家族の恒例行事でした。
そのため私にとって日本酒は、他のお酒よりも身近なものでした。20歳になってからは私も一緒に新潟の実家で日本酒を楽しんだり、母とぽんしゅ館に足を運び、日本酒を選んだりすることが帰省の楽しみになっています。
それに、日本酒は美味しくて奥が深いんです!たしかに大学生の頃に罰ゲームとしてあまり美味しくない日本酒を飲んだこともあるのですが、その前からこだわりをもって造られた日本酒を家族と楽しみ、美味しさを知っていたため、日本酒自体が苦手になることはありませんでした。
友達と日本酒を飲む機会こそなかなかないものの、私にとって日本酒は年に一度の特別なひとときを過ごすのに欠かせない存在です。
素材の良さを感じる、綺麗でスッキリとした日本酒!
今回は「久保田 千寿 純米吟醸」を飲ませていただきました。ちょうど年末年始の時期と重なったこともあり、新潟の祖母の家で家族と楽しみました。
お味はとても飲みやすい、スッキリとした味わい!「お水やお米などの素材自体がとても品質が良く綺麗なんだろうな」と飲みながら感じます。
また、普段はチューハイなどの甘いお酒を飲んでいる妹にも飲んでもらいましたが、日本酒特有のクセや後味が少なく、飲みやすい!と好評でした。最近の年末年始の食卓にありがちな和洋折衷のご馳走にも合い、どんな料理とでも相性が良さそうな印象です。
一つの瓶から分け合い、親子3世代で味わう
久保田の日本酒を以前から愛好している母はもちろん、炭酸が苦手で普段あまりお酒を飲まない祖母からも好評でした。たしかにお酒は炭酸が入っているものが多いので、日本酒は炭酸が苦手な人にもおすすめできる飲み物だともいえますよね。
親子3世代で一つの瓶からお酒を分け合い、こだわり抜いて造られた美味しい日本酒を飲む。お酒を飲みながら近況を報告したり、ゆったりとした時間を過ごしたり。そんな特別な時間を「久保田 千寿 純米吟醸」とともに過ごすことができました。
まずは「特別なもの」として日本酒に触れるきっかけを
私にとって日本酒は「年に一回の特別なひとときを過ごすのに欠かせない存在」とお話しましたが、日本酒が好きな若者はまだまだ少ないと感じています。
ワインに合う料理を提供するバルが増えている一方で、日本酒をコスパ良くおしゃれに楽しむことができるお店は少ないことを考えると、若者が日本酒に触れるきっかけになる場がこれからもっと増えてほしいと願うばかりです!
また、あえて日常的にではなく「特別感のあるお酒」やプレゼントとして、若者が日本酒を選ぶのも良いのではないかとも考えています。日本酒は一本のサイズが大きく、一人暮らしの若者が楽しむには少しハードルが高いからです。
例えば、お土産屋さんには凝ったパッケージで小さなサイズの日本酒が売られています。日本酒には生産された土地の地域性やエピソードが含まれていることが多いので、人にあげるのにはピッタリです。実際、私も旅のお土産にカップのお酒を買って帰ることがあり、地域の魅力を相手に伝えるネタとして重宝しています。
年末年始やお祝いごとにはもちろん、地方を訪れたときのお土産として日本酒が愛されるのも素敵な文化なのではないでしょうか。
まずは特別なひとときのためのお酒として若者が日本酒を手に取り、そこで魅力に気づいた人が日本酒好きとして日常的に楽しむようになる。そうして日本酒好きな人がまわりに増えれば良いなと思います!
きれいでスッキリ、食に寄り添う「久保田 千寿 純米吟醸」
さっぱりとした料理はもちろん、バターやマヨネーズなどを使ったコクのある料理とも楽しめる純米吟醸酒。和食、洋食、中華など洋の東西を問わない料理が食卓に並んだら、ぜひとも頼りたい一本です。
口当たりはやわらかく、ドライな飲み口に仕上がっており、冷やすとほどよい酸味とキレを感じます。
300mlという小瓶でのラインアップもあるので、日本酒初心者でも手に取りやすくなっています。
久保田 千寿 純米吟醸
1,800ml 3,018円(税込3,319円)
720ml 1,397円(税込1,536円)
300ml 698円(税込767円)
※商品の価格は2023年2月8日現在のものです。
以前には日本酒関連のイベントで日本酒のパッケージデザインに関するクロストークをさせていただいたこともあります