酒蔵の伝統行事の「呑切り(のみきり)」とは|酒造り用語
「呑切り(のみきり)」とは酒蔵の伝統行事のひとつです。毎年夏になると、日本酒を貯蔵しているタンクの呑み口を1本1本開栓し、着色はないか、香りや味の熟成度合の品質検査を行うことです。
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「洗い付け(あらいつけ)」とは、今期最初のお米を洗うことです。この日から酒造りが開始します。
日本酒造りにおいて、酒蔵の中での最初の工程である「洗米」。今期最初のお米を洗うことを「洗い付け」と言います。
朝日酒造の松籟蔵では、今年は9月13日に「洗い付け」を迎えました。夏の蔵の大掃除期間を経て、新たな酒造期のスタートです。
朝日酒造では毎年、酒造りの始まりに合わせて「洗い付け神事」を行っています。
松籟蔵の仕込み室に、社長を始めとした役員や杜氏、蔵人などが集結。朝日神社の今井宮司にお出でいただき、今年の酒造りの成功と蔵人の安全を祈願していただきました。
洗い付け翌日の9月14日の朝には蒸米も始まり、蔵の煙突から上がる湯気も見ることができます。いよいよ酒造りが本格的に始まる合図です。