日本酒「久保田」と楽しむ、長野県のご当地グルメ3選
2023.09.19

特集

日本酒「久保田」と楽しむ、長野県のご当地グルメ3選

毎回1つの都道府県にスポットを当て、久保田ファンと朝日酒造社員が一緒にご当地グルメと久保田を味わいながら、その地域やグルメにまつわるトークを楽しむオンライン飲み会「久保田ご当地グルメ部」。今回は、長野県をテーマに開催しました。ファンや社員おすすめの、久保田と楽しめる長野県のご当地グルメをご紹介します。

目次

  1. 久保田ご当地グルメ部とは
  2. おやき×久保田
    1. おやきの実食
  3. 山賊焼×久保田
    1. 山賊焼の実食
  4. 小布施堂のモンブラン×久保田
    1. 小布施堂のモンブランの実食

久保田ご当地グルメ部とは

久保田ご当地グルメ部

久保田ご当地グルメ部」とは、毎回1つの都道府県にスポットを当て、久保田ファンと朝日酒造社員が一緒にご当地グルメと久保田を味わいながら、その地域やグルメにまつわるトークを楽しむオンライン飲み会です。
ご当地グルメには、全国的に有名なものから本当に地元の人しか知らないものまで、様々なグルメがあります。そんな知られざるグルメと日本酒・久保田を、地元の方はどんな風に楽しんでいるのでしょうか。

今回は、本州のほぼ中央に位置する長野をテーマに開催しました。ファンの方おすすめのご当地グルメとともに、美味しく楽しめる久保田もご紹介していきます。

おやき×久保田

おやき

長野県のご当地グルメと聞いて誰しもが思い浮かべる「おやき」。小麦粉とそば粉を水で練ってのばした皮で野菜などの餡を包んで焼いた、長野県の郷土料理です。

おやきの歴史は古く、なんと縄文時代まで遡ります。長野県北部にある上水内郡小川村で出土した縄文時代の遺跡から、雑穀の粉を練って焼いた跡が発見されているのです。

おやきの具材はお店によってさまざまですが、代表的な具材といえば野沢菜です。野沢菜は、主に長野県下高井郡野沢温泉村で生産されてきたことからこの名前となった、長野県が特産の野菜です。その他にも、茄子、きのこ、かぼちゃといった野菜を味噌や醤油で味付けしたものや、あんこ、さつまいもなどの甘いものまであります。

おやきの実食

日本酒と合わせるなら、数ある具材の中でも野沢菜が一番美味しい」とファンの方のおすすめの通り、野沢菜のおやきをお取り寄せ。まずは、おやき単体で食べてみると、皮は上品な甘味を感じ、餡の野沢菜は酸味と塩味の効いた強い味わいで、皮の内側は野沢菜のうま味が凝縮した汁を吸っており、甘・辛・酸が絶妙なバランスです。

この野沢菜のおやきは、「『久保田 純米大吟醸』とぜひ」とおすすめいただきました。「具よりも具を包む皮と純米大吟醸の相性がいい。野沢菜の少ししょっぱめの汁が、純米大吟醸の甘さを引き立てている」とファンの方は話します。野沢菜単体よりもおやきとして合わせる方が、純米大吟醸には合うようです。おやきに全くない要素を純米大吟醸が補完して、新しい風味が生まれるおすすめの組み合わせでした。

山賊焼×久保田

山賊焼

長野県在住のファンの方から教えていただいたのが、「山賊焼」です。長野県松本市や塩尻市などの中信地方で食べられているご当地グルメで、鶏もも肉を一枚丸ごとニンニクやしょうがなどが入ったしょうゆタレに漬け込み、片栗粉をまぶして油で揚げたものです。“焼”とつきますがいわゆる唐揚げで、一部では「山賊揚げ」とも呼ばれています。

名前の山賊は、塩尻市にある「山賊」という居酒屋が発祥のためという説や、山賊は人から物を取り上げることから、鶏を揚げていることをかけて山賊焼と呼ぶようになったという説もあります。また、揚げているのになぜ“焼”がつくのかは、誕生した当時は油が貴重で、少ない油で揚げ焼きしていたため、と言われています。

実は、山口県にも山賊焼というご当地グルメがあり、こちらは骨付きの鶏もも肉をニンニクのきいた照り焼き風味のタレに絡めながらオーブンなどで焼く焼き物です。

山賊焼の実食

鶏もも肉を丸ごと一枚なので、サイズが大きく食べ応えがあります。噛んでいると鶏の脂がじゅわっと溢れ出てきます。味はニンニクが効いたパンチのある味わいを想像していましたが、思ったよりも優しい味わいで、さまざまなスパイスの風味を感じます。

これに合うとおすすめいただいたのは「久保田 紅寿」。「味付けが強いから、紅寿がちょうどいい」と話される通り、鶏のうま味と紅寿の甘味やうま味が釣り合っています。「以前から、紅寿は天ぷらなどと合わせていたので、油っぽいものにいいかなと思っていたがその通り。紅寿は脂に負けない、純米の力強さがある」と、ファンの方のイチオシです。
味の濃い揚げ物を食べる時は紅寿、これを覚えておきましょう。

小布施堂のモンブラン×久保田

小布施堂の朱雀モンブラン

長野県小布施町の名物といえば、ブランド栗の小布施栗。「徳川三大果」と呼ばれる、徳川家に献上されていた3つの果物のうちの一つになったほどの逸品です。小布施町には、栗を使ったスイーツやグルメを販売する店が数多くあり、小布施堂もその一つ。その小布施堂の名物菓子がモンブランです。

モンブランにはいくつか種類があり、畑から新栗が届く1カ月間、小布施堂本店・本宅のみで味わえる、採れたての新栗を使った栗の繊細な風味を楽しめる「栗の点心 朱雀」、モンブラン朱雀専門店「えんとつ」で通年楽しめる、朱雀を洋風にアレンジした「モンブラン朱雀」、自宅で楽しめるお取り寄せも可能な「朱雀モンブラン」などです。
イベント開催時にはまだ朱雀モンブランが販売されていなかったため、今回は「モンブラン」をお取り寄せしました。

小布施堂のモンブランの実食

冷凍で届きますので、解凍して早速一口。「栗の味と香りがいいですね。栗本来の味が楽しめる」と、冷凍ケーキとは思えない美味しさです。栗鹿ノ子や栗羊羹に使う栗あんを生クリームやスポンジと合わせ、シンプルに仕上げたモンブランは、栗の味わいが濃厚で、栗の自然な甘さと上品なクリームの甘さが口いっぱいに広がります。

このモンブランとぴったりだったのが「久保田 スパークリング」。スパークリングの甘酸っぱさとモンブランのほどよい甘さがちょうどいい具合に調和し、口の中で溶け合ってハーモニーが生まれます。また、「スパークリングのシュワシュワ感も爽快な感じでいい。スパークリングの酸味が、モンブランの甘さを少し押さえる感じ」もあり、いわゆるケーキとコーヒーの組み合わせのように、スパークリングがすっきりもさせてくれます。
これからまさに旬を迎える栗。ぜひモンブランとスパークリングを試してみてください。