母の日は日本酒と手料理をプレゼント。おうちで一緒に乾杯しよう
今年の母の日は5月12日です。連休の後すぐの週末。母の日は、おうちでゆったり過ごそうという方も多いかもしれません。今回は母の日のプレゼントにふさわしい華やかな香りの日本酒や一緒にふるまいたい手料理、日本酒の飲み方アレンジをご紹介します。
楽しむ
コンビニやスーパーの飲料コーナーをのぞくと、さまざまな種類のお茶が並んでいます。 定番の緑茶や烏龍茶に加え、ノンカフェインのルイボスティーやフレーバーのついたジャスミンティーなど、バリエーションは非常に豊富。「いつも飲んでいるお気に入りのお茶がある」「毎回気分で選んで楽しんでいる」という人も多いのではないでしょうか。 今回は、そんな多種多様な「お茶」に着目し、日本酒との相性を検証するペアリング選手権を実践!特に美味しいと感じた組み合わせをご紹介します。
目次
最近、日本酒をベースにアレンジを加えた「日本酒カクテル」が人気を集めています。
日本酒との組み合わせとして、意外にも相性が良いのが「緑茶」。お茶を使ったお酒というと焼酎を緑茶で割った「緑茶ハイ」が定番ですが、日本酒と組み合わせてもとても美味しいのです。
KUBOTAYAでは、過去にも「緑茶×日本酒」のカクテルを紹介しています。
日本酒の甘味と緑茶の爽やかな風味と苦味が合わさることで、さっぱりと飲みやすい印象に!
また、緑茶に含まれる成分は、悪酔い・二日酔いを和らげる手助けをしてくれます。
味わいだけでなく、健康の面から考えても日本酒と緑茶はぴったりの組み合わせです。
ここで気になるのが、日本酒と相性が良いのは本当に緑茶なのかということ。焼酎にも「ウーロンハイ」「ジャスミンハイ」があるように、もしかすると日本酒にももっと美味しいお茶との組み合わせがあるのかもしれません。
そこで以下の5種類のお茶を用意し、実際に飲み比べてみました。
・緑茶
・烏龍茶
・麦茶
・ジャスミン茶
・ルイボスティー
それぞれの味わいをしっかりと比較するため、組み合わせるお酒はすべて「久保田 千寿 純米吟醸」に統一。上品で澄んだ香りでバランスのとれた千寿 純米吟醸なら、個性豊かなお茶の風味を美味しく引き立ててくれるのではないでしょうか。
また、今回は味の調整に「ガムシロップ1個まで使用OK」のルールを設けてみました。日本酒の甘味と茶葉の渋みが喧嘩しないよう、甘味を強調するためです。それでは、特に美味しいと感じた組み合わせをランキング形式で3つご紹介します!
ふわっと広がるお花の香りが魅力的な「ジャスミン茶」が、千寿 純米吟醸とベストマッチ!今回検証した5種の中で、一番美味しいと感じた組み合わせでした。
鼻に抜けるお花の風味やあとに残る若干の苦味が、千寿 純米吟醸のキレ・酸味と違和感なく混ざり合います。夜に読書をしたり映画を見たり、まったりとくつろぎながら飲みたい一杯です。
お茶とお酒を1:1の割合で混ぜると、ジャスミンと日本酒の華やかな香りに包まれてリラックス気分を味わえますよ。
第2位には「緑茶」がランクイン!「緑茶以外にも美味しいものがあるのでは?」と始まった今回の企画ですが、緑茶を超える美味しさだと感じたのはジャスミン茶のみでした。
緑茶のすっきりとした香りと、千寿 純米吟醸の上品なキレが合わさり、さっぱりと飲みやすい印象に。口当たりの優しい日本酒なので、ほんのりと感じる緑茶の甘味を邪魔することもありません。
緑茶・日本酒のどちらも日本の定番ともいえる飲み物なので、食中酒としていただくのにぴったりのカクテルです。
緑茶と日本酒を1:1の割合で混ぜるのがおすすめですが、アルコールに弱い人は緑茶の割合を多くしたり、氷を入れたりするとより美味しくいただけますよ。
第3位は「ノンカフェインのお茶」として人気の高い「ルイボスティー」。独特のクセを感じる香りやほのかな酸味があるため「日本酒とは相性がよくないのでは?」と思いましたが、意外にもとても美味しくいただけました!
ただ日本酒で割っただけの状態だと、お互いの個性がぶつかり合い少し違和感がありましたが、ガムシロップを加えることで一気にバランスが整い、甘酸っぱいフルーティーな味わいになりました。
千寿 純米吟醸は常温だと酸味が立つ特徴があるため、ルイボスティーの酸味ともうまくマッチしたのかもしれません。
お茶とお酒のおすすめの割合は2:1。ガムシロップの量はお好みで調節してみてください。氷の代わりに冷凍フルーツを入れたり、牛乳を足してルイボスティーラテのようにしたり、さらにアレンジしてみるのも楽しそうですね。
5種類の「日本酒×お茶」のカクテルを検証した中で「これはあんまり美味しくないかも……?」と感じたのが、「烏龍茶」「麦茶」との組み合わせでした。
烏龍茶は、茶葉の香ばしさと千寿 純米吟醸のキレが混ざり合うことでお茶の苦味・渋みが強く感じられました。「美味しくない」というほどではないものの、かけ合わせることによる相乗効果が感じにくい組み合わせです。
また、麦茶は優しい味わいが魅力のため「日本酒と合わせても違和感なくなじむのでは?」と思いきや、麦茶の香ばしさよりも千寿 純米吟醸の酸味やアルコールの香りが目立ち、まとまりのない印象になりました。
「美味しい」と感じた3種のお茶の傾向から考えると、しっかりと華やかな香りのするお茶の方が、日本酒との組み合わせには向いているようです。
最後に、お茶を使った日本酒カクテルレシピをご紹介。緑茶にひと手間加え、ツリー風ティーカクテルを作ってみました。混ぜるだけで簡単に作ることができ、味も見た目も抜群なので、ぜひ試してみてくださいね。
【材料】
・2倍の濃さの水出し緑茶:50ml
・抹茶(粉末):小さじ1/4
・りんごジュース:15ml
・久保田 千寿 純米吟醸:15ml
・ガムシロップ:大さじ1/2
・レモン汁:適量
・ローズマリー:1〜2本
・ミント:1枚
・熱湯:大さじ1
・氷:適量
【作り方】
①いつもの2倍の量の茶葉を使い、濃いめの水出し緑茶をつくる。
②容器に抹茶(粉末)を入れ、熱湯を注ぎよく混ぜる。
③グラスにガムシロップ、②の抹茶、氷、りんごジュース、千寿 純米吟醸、レモン汁の順番で静かに加える。
※きれいなグラデーションになるので、混ぜなくてOK
④水出し緑茶を、氷に当てながらゆっくりと注ぐ。
⑤ローズマリーとミントを添えて完成
濃い抹茶から薄い緑茶へのグラデーションが美しく、目でも楽しめるカクテルです。
お茶の香りやりんごジュースの甘酸っぱさが、千寿 純米吟醸のキレのある味わいと絶妙にマッチ。グラスを口に近づけるたびにローズマリーとミントが香り、森の中にいるかのような開放感を味わえますよ。
久保田 千寿 純米吟醸
1,800ml 3,160円(税込3,476円)
720ml 1,470円(税込1,617円)
300ml 740円(税込814円)
※商品の価格は2024年6月24日現在のものです。
日本酒は割りものやおつまみを変えるたびにさまざまな表情を見せてくれるお酒。飲み比べをしてみることで「この組み合わせは香りが引き立つ」「こうしたらもっと美味しいのでは?」とさらにのめり込んでしまいます。
飲み過ぎには注意ですが、ぜひお気に入りの飲み物と組み合わせて、オリジナルの日本酒カクテルを作ってみてくださいね。
また、KUBOTAYAではこれまでにさまざまなソフトドリンクやおつまみとの組み合わせも紹介しています。「飲み比べをしたらすぐに酔っ払ってしまいそう」「最初から一番美味しい組み合わせを試したい」という皆さんは、ぜひ過去の記事を参考にしてみてください。
KUBOTAYAの記事が、あなたにとって日本酒の飲み方・楽しみ方を広げるきっかけになると嬉しいです。
profile
20〜30代限定の日本酒コミュニティ『酒小町』が運営するクリエイティブチーム。「お酒の場と交流が好き」なメンバーがそれぞれの得意分野を活かしあい、SNS投稿/PR/イベントの企画・運営など、多岐にわたる活動を行なっている。日本酒への偏愛から生まれるユーザー目線の意見や革新的なアイデアが強み。