日本酒と生牡蠣で美味しく元気に。相性バッチリのペアリングもご紹介!
11月23日は「牡蠣の日」です。師走が近づき忙しい日々が続いたら、たっぷりの栄養を含んだ牡蠣を食べるのはいかがでしょうか。今回は牡蠣の食べ方としてスタンダードな生牡蠣と日本酒「久保田」のペアリングを試しました。日本酒と牡蠣の力を借りれば、多忙な毎日も美味しく元気に過ごせるはずです。
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新潟県で造られている日本酒「久保田」と、同じく新潟県の食品メーカーの商品を一緒に味わえるイベント「久保田JIMOTOペアリング」。第4回目は、亀田製菓の「亀田の柿の種」との組み合わせです。ここでは、イベントで好評だった4つのペアリングを、イベント参加者の感想コメントとともにご紹介します。
目次
「久保田JIMOTOペアリング」とは、和食に限らず様々な食材と日本酒「久保田」の相性を楽しむイベント「久保田モダンペアリング」をご体験いただいたお客様の声から生まれたスピンオフ企画になります。新潟県で造られている久保田と、同じく新潟県を地元とする食品メーカーの商品を組み合わせて楽しむイベントです。
第4回目は、あられやせんべいなどを作る日本最大の米菓メーカーである亀田製菓の看板商品「亀田の柿の種」を組み合わせました。
この柿の種、亀田製菓発祥と思われがちですが、実は新潟県長岡市にある会社が、偶然の出来事から商品化して生まれたものです。この会社が製法を開示していたため、柿の種が新潟で広がっていったのです。
柿の種に欠かせないものが、ピーナッツ。このピーナッツを誰が入れ始めたのかというと諸説あるようですが、そのうちの一説が、亀田製菓の直売所で店番をしていた創業者の奥さんが、柿の種とピーナッツを一緒に食べてみたところ、それが美味しくて商品化したというもの。1966年に、ピーナッツ入りの柿の種が発売され、それ以来ロングセラーとなっています。
今回は、朝日酒造社員がセレクトした「亀田の柿の種」4種に日本酒「久保田」を組み合わせました。特に好評だったおすすめの組み合わせを、イベントに参加された方々のコメントと併せてご紹介します。
まずは、定番の「亀田の柿の種」。カリッとした食感の柿の種とピーナッツとの絶妙なバランスは、食べ始めると止まらなくなります。
そんな定番の柿の種には、やはり「久保田」の定番である「久保田 千寿」が、安心感のある組み合わせのようです。
「柿の種と千寿のほどよい辛味同士が良く合う。互いに米の風味が感じられ、間違いない」
「普通と普通の組み合わせが一番美味しい」
そんな安心感のある組み合わせを、さらに美味しく味わうためにおすすめしたいのが、千寿の炭酸割りです。普段、柿の種にはビールやチューハイなどを合わせるという方も多かったので、炭酸割りもメニューの一つとして用意しておいたところ、これがぴったり。
「千寿を炭酸で割ることで千寿の甘味が増し、柿の種と合わせると口内で最も味わいが変わる」
「千寿の炭酸割りは千寿の新しい美味しさにも気づかされるし、柿の種との相性も抜群でビールとの組み合わせにも負けない」
と、やはり柿の種には炭酸感がある方が、より楽しめるのかもしれません。ちなみに、千寿:炭酸を2:1の割合で割るのがお酒好きの方にはおすすめです。
ここからは、様々なフレーバーの柿の種との組み合わせをご紹介。まずは、紀州産南高梅から作った乾燥梅肉を使用し、爽やかな梅しその香りが楽しめる「亀田の柿の種 梅しそ」です。
この「亀田の柿の種 梅しそ」と華やかな香りが特長の「久保田 純米大吟醸」の組み合わせが、今回のペアリングの中でも一番人気だった組み合わせです。
「梅の風味と純米大吟醸の香りと甘味が合わさると今まで味わったことのない味わいを瞬間的にふわっと感じられ、互いのうま味がすっとキレていく不思議なペアリング。これが間違いなく一番美味しい組み合わせ」
「ゴージャスな梅酒のフレーバーで、洋風な感じの梅酒のような味わいを感じる」
「数粒ではなく、10粒くらいかきこんだ時の方が、よりペアリングを美味しく感じる」
と大絶賛でした。
続いて、大人な味わいの「亀田の柿の種 わさび」。安曇野産本わさびから作った粉末わさびを使用し、つ~んとした辛さが日本酒にはたまらない一品です。
わさびであれば、辛口の千寿かなと思いきや、ここでも意外な力を発揮したのが「久保田 純米大吟醸」。
「わさびのツンとした香りと純米大吟醸の華やかな香り、異なる2種の香りが立ち上がる感じが好き」
「わさびの後を引く辛さを純米大吟醸のほどよい甘味がスーッと連れ去って消えていくので、止まらなくなる組み合わせ」
香りのある柿の種を食べる時は、純米大吟醸を合わせるのがよさそうというのが今回の発見でした。
ちなみに、千寿ももちろん、「わさびが思ったよりも辛く余韻が続くが、千寿と合わせると千寿の甘味やうま味を強く感じることが出来て、どちらも美味しくなる両得な組み合わせ」と、王道の美味しさを生み出していました。
亀田の柿の種には、期間限定のフレーバーも多数登場します。イベント開催時の10月に限定として登場していたのが、「亀田の柿の種 ごま油と旨塩味」。チキンやローストガーリックのうま味に、黒胡椒の辛みをきかせた旨塩味の柿の種に、香り高い「かどやの純正ごま油(濃口)」を使用しており、これだけ聞くとビールに合いそうな柿の種です。
そんな「亀田の柿の種 ごま油と旨塩味」と合うと人気が高ったのが、「朝日山 百寿盃」。この組み合わせが、全体の中でも人気2位に。
「この柿の種が最も甘味とうま味を感じるので、百寿盃のしっかりした味わいがドーンと受け止める感じでとてもよく合った」
「百寿盃は意外と味が強くてボディがしっかりしているので、味の濃いタイプの柿の種とは総じてよく合った」
「ごま油の旨塩味が一番美味しいと感じたこともあり、これが一番美味しい組み合わせだった」
せんべいの定番として、そしてお酒のおつまみとしても長く愛されている柿の種。普段何気なく食べてしまっているかもしれませんが、お酒との相性をこだわれば、柿の種の美味しさも倍増。色々なフレーバーもあるので、柿の種の美味しさの世界は無限大です。
今夜はちょっとだけこだわって、柿の種をおともにお酒を飲んでみませんか?