20代日本酒ファンが「ご当地グルメ×久保田 体験イベント」へ!7種の久保田を飲み比べてみた
2024年3月、東京・水道橋にて「ご当地グルメ×久保田 体験イベント」が開催されました。全国の久保田ファンからおすすめされたご当地グルメとそのグルメに合う「久保田」の組み合わせを楽しむイベントです。
今回は日本酒コミュニティ・酒小町のメンバーであり日本酒が大好きな20代のライター・福島未貴とももがイベントに参加し、6種のご当地グルメを味わうとともに、7種の久保田を飲み比べしてきました!
イベント当日の様子や、ご当地グルメと久保田の組み合わせを体験した感想などをお届けします。
「ご当地グルメ×久保田体験イベント」とは?
「ご当地グルメ×久保田 体験イベント」は、全国の久保田ファンがおすすめする「ご当地グルメ×久保田」の組み合わせを楽しめるイベントで、2023年9月から都内で毎月開催されています。
朝日酒造では、2021年から2022年にかけて「久保田ご当地グルメ部」と題して、全国の久保田ファンと朝日酒造の社員がご当地グルメをお取り寄せして久保田と楽しむオンラインイベントを開催していました。全47回の開催で、実際に試した組み合わせは159通りにものぼるそうです。
「ご当地グルメ×久保田 体験イベント」は、その中で特に好評だった組み合わせを、多くの方に実際に体験してほしいという思いで企画されたイベントです。オンラインイベントで、久保田ファンが「久保田に合う」とおすすめしたご当地グルメについて、そのグルメの解説や食べ方のこだわりポイントを聞きながら、実際に食べ比べ・飲み比べすることで、ご当地グルメや好みのお酒、組み合わせの妙を発見できます。
ただお酒を飲むだけでなく、朝日酒造の社員からお酒の説明を聞いたり、久保田ファン同士で交流したりと、和気あいあいとした雰囲気のイベントです。
全国のご当地グルメ6種とそれに合う久保田の組み合わせを体験
このイベントで提供されるのは、全国6エリアのご当地グルメ6種とそのグルメに合う久保田6種。参加者全員に食前酒が提供されるので、お酒は計7種も楽しめる最高に贅沢なイベントです。今回は実際に提供された「ご当地グルメ×久保田」の組み合わせを紹介します!
※こちらの記事内で紹介した商品の価格は2024年4月8日現在のものです。
食前酒は、甘酸っぱく爽やかな「久保田 スパークリング」
「まずは食前酒をお楽しみください!」と登場したのはしゅわしゅわと弾ける「久保田 スパークリング」。
甘酸っぱく爽やかな香りに気分も弾み、イベントの開幕にもってこいの1本です。
イベント当日の東京は春らしく暖かな気候で、清涼感のあるスパークリング日本酒がぴったりでした。
【久保田 スパークリング】
500ml 1,350円(税込1,485円)
【東京】わさび醤油漬×「久保田 百寿」
はじめに提供されたご当地グルメは、東京都の 「わさび醤油漬」。
秩父連峰から流れる多摩川源流の渓水を使って栽培された、奥多摩のわさびの新芽を特製の醤油ダレに漬け込んだもので、シャキシャキとした食感とピリッとした辛味がお酒の肴にぴったりです。
合わせるお酒は「久保田 百寿」。
香りの穏やかな日本酒が、爽やかなわさびの香りを引き立てます。
クセがなくスタンダードな淡麗辛口のお酒なので、シンプルな味付けのおつまみと相性抜群。
わさびをつまむお箸と、おちょこを掴む手が止まりません!
グルメとお酒の組み合わせが記載された専用のシートが用意されており、この上にグラスを置くと、今飲んでいるお酒がどれか分かるようになっています。
このあとも次々お酒が出てくると「さっき飲んだのはどれだっけ?」「今のはどのお酒?」と混乱してしまいそうなので、ガイドがあるのは嬉しいポイントです。
【久保田 百寿】
1,800ml 2,190円(税込2,409円)
720ml 1,020円(税込1,122円)
【大分】りゅうきゅう×「久保田 千寿」
続いて、大分県の「りゅうきゅう」が登場。
りゅうきゅうは、大分の地元で水揚げされた旬の魚をおろし、醤油・みりん・ごまなどで作ったタレに漬け込んだ郷土料理で、調味料に漬けることで通常のお刺身よりもトロッとした口当たりを楽しめます。ブリやアジ、サバ、イワシなどが一般的なようで、今回はアジをいただきました。
そんなりゅうきゅうに合わせるのは「久保田 千寿」。
あっさりとした飲み口で主張が控えめな、お魚本来の美味しさを素直に感じられるお酒です。
ほどよいキレを感じ、りゅうきゅうのとろりとした食感やゴマの香りともベストマッチです!
【久保田 千寿】
1,800ml 2,640円(税込2,904円)
720ml 1,200円(税込1,320円)
300ml 570円(税込627円)
【広島】コウネ焼き×「久保田 千寿 純米吟醸」
お次に登場したのは「コウネ焼き」。
牛の肩バラの一部で、牛1頭からたったの2kgしか取れない希少部位を塩こしょうで炒めた、広島県のご当地グルメです。
広島といえばお好み焼きのイメージが強いため、「コウネ焼きは初めて聞いた」という参加者もいました。
ジューシーなコウネ焼きと一緒にいただくお酒は「久保田 千寿 純米吟醸」。
スッキリとした辛口のお酒で、脂の甘味とのバランスがよく、サッパリといただけます。
ほどよいキレと上品な日本酒の香りが脂のこってり感を打ち消してくれるため、普段あまり脂の多いお肉を食べない私たちでも、ペロリと食べてしまいました!
【久保田 千寿 純米吟醸】
1,800ml 3,160円(税込3,476円)
720ml 1,470円(税込1,617円)
300ml 740円(税込814円)
【愛知】味噌カツ×「久保田 碧寿」
続いて、愛知県の名物「味噌カツ」が登場。サクサクのとんかつに八丁味噌をベースにした甘じょっぱいたれがたっぷりかかった、愛知県民のソウルフードです。
そんな味噌カツと一緒に登場したのは「久保田 碧寿」。
今回は、ぬる燗でいただきました。
伝統的な製法で造られ、日本酒らしい旨味を感じる久保田 碧寿は、お燗にすることでよりどっしりと深みが増します。濃い味付けの味噌カツにも負けることなく、お酒の味わいもしっかりと楽しめました。
以前に久保田 碧寿を冷やして飲んだときにはシャープなキレを感じましたが、温度によってこれほど飲み心地が異なるとは驚きです。もともとは、「お燗用につくられた純米大吟醸」という説明を聞いて深く納得しました。
【久保田 碧寿】
1,800ml 5,680円(税込6,248円)
720ml 2,540円(税込2,794円)
【奈良】柿の葉寿司×「久保田 萬寿 無濾過生原酒」
お次のメニューは、奈良県の「柿の葉寿司」。
江戸時代から親しまれている奈良県の伝統料理で、一口大に握った酢飯に塩漬けした魚の切り身を乗せ、柿の葉で包んだ押し寿司で、この日はサバと鮭の2種類が提供されました。
一緒にいただくお酒は、2月限定出荷の「久保田 萬寿 無濾過生原酒」。加水をおこなっていないためアルコール度数は高いですが、ツンとするような匂いは一切感じられず、エレガントな味わいです。
塩で締めたサバが乗ったお寿司に、搾りたての日本酒の柔らかく芳醇な香りが絶妙にマッチ。柿の葉の香りも相まって、より上品に感じられます。
お肉や揚げ物との相性もぴったりですが、やっぱり日本酒といえばお寿司!合わせることで、とても贅沢な気分に浸ることができました。
【久保田 萬寿 無濾過生原酒】
1,830ml 10,750円(税込11,825円)
720ml 5,360円(税込5,896円)
【山形】古鏡×「久保田 純米大吟醸」
イベントのラストには、デザートとして「古鏡」(こきょう)をいただきました。
小豆を使ったつぶ餡を鏡のように丸い形にし、その中に薄い求肥餅を入れ外側に砂糖をまぶした、山形県を代表する銘菓です。
最後にいただくお酒は、華やかな香りが特長の「久保田 純米大吟醸」。
甘味の中にもシャープなキレを感じるお酒は、和菓子とも相性抜群です。
古鏡をひとくち食べたあとに久保田 純米大吟醸を口に含むと、あんこの甘さと日本酒のフルーティーな香りが鼻の奥に一気に広がり、とても幸せな気分を味わえました。
【久保田 純米大吟醸】
1,800ml 3,870円(税込4,257円)
720ml 1,800円(税込1,980円)
300ml 860円(税込946円)
あなたの好きな『久保田』はどれ?お気に入りを見つけてみて。
数種類の久保田をじっくりと飲み比べることで、それぞれの違いをより深く感じとることができた「ご当地グルメ×久保田 体験イベント」。
お酒単体で飲んだ時と料理と合わせた時で、味わいがまったく異なる点も、大きな発見でした。
このイベントは参加者同士が相席となるシステム。
最初は少し緊張気味の人もいましたが、「久保田が好き」という共通点があるからこそすぐに打ち解け、終盤には和やかな雰囲気でおしゃべりを楽しむ様子が印象的でした。
今回登場したお酒は7種でしたが、久保田は全部で17種類のラインナップ。
合わせる料理やその日の気分によって、マッチするお酒を選ぶことができるのも久保田の魅力の一つ。
ぜひ飲み比べをして、あなたのお気に入りの久保田を見つけてみてくださいね。
この「ご当地グルメ×久保田 体験イベント」、4月開催分のチケットはすでに完売していますが、5月開催分のチケットは現在販売中です。興味がある方はこの機会にぜひ体験してみてください。
20〜30代限定の日本酒コミュニティ『酒小町』が運営するクリエイティブチーム。「お酒の場と交流が好き」なメンバーがそれぞれの得意分野を活かしあい、SNS投稿/PR/イベントの企画・運営など、多岐にわたる活動を行なっている。日本酒への偏愛から生まれるユーザー目線の意見や革新的なアイデアが強み。