新潟のお土産ならこのお菓子! 日本酒「久保田」を造る酒蔵社員がよりぬき
3年ぶりの開催が迫った、新潟の食と地酒を楽しめるイベント「にいがた酒の陣」。今回は、酒の陣を目がけて新潟にやってくる人へ、新潟のお土産としておすすめのお菓子を紹介します。どれも新潟駅や酒の陣の会場の近くで手に入るものばかりですので、少しだけ足を伸ばしてみませんか?
探す
米どころ・水どころとして全国に名を馳せる新潟県には、個性豊かなおいしいものがたくさん。そんな新潟のお土産といえば笹団子やへぎそば、日本酒などが有名ですが、ほかにも限定のお菓子や地元の人から愛される人気の商品があります。この記事では新潟県の定番のお土産や、お酒好きに喜ばれるとっておきの日本酒、おつまみを紹介します。
目次
新潟は米の作付面積と収穫量が日本一で、全国有数のコシヒカリの産地としても知られています。そして新潟のお土産も、その美味しい米から作られたお菓子や日本酒が有名です。
日本海側に位置し、自然に恵まれた新潟には、定番土産のお菓子やスイーツ、ご飯のおともやおつまみなどがバラエティ豊富に揃っています。
米どころの新潟だからこそ、まずは米を使ったお土産を選んではいかがでしょうか。お菓子なら煎餅、餅、団子などの米菓、お酒は有名どころでいえば久保田や八海山などがあります。ちなみに県内には89もの酒蔵があり、日本酒好きにとってはたまらない名所です。
日本酒が好きな相手に贈るなら、新潟で造られたお酒を選ぶと喜ばれることでしょう。日本酒に合う独自のおつまみも豊富なので、ぜひチェックしてみてください。
相手の好みが分からないときは、ぜひ新潟で定番とされている商品を。誰に贈っても喜ばれる、新潟らしさを感じられるお土産を紹介します。
笹団子とは、新潟では定番中の定番とも言える伝統的な和菓子です。あんこの入ったよもぎ餅を笹の葉で包んで蒸した和菓子です。一口かじると、口の中に笹の風味ともち米の旨味が広がります。
イグサでしばった形が米俵に似ていて愛らしく、女性や子どもにも喜ばれるでしょう。もちろん老若男女問わず、甘いものが好きな人へのお土産としてぴったりです。
店によって様々なタイプの笹団子があり、こしあんやつぶあんのほか、枝豆やフルーツを使った餡や、きんぴらなどのお惣菜が入った笹団子も。個性ある笹団子が数多くあるので、色々買って食べ比べてみるのもおすすめです。
かんずりとは、唐辛子を発酵させて作った新潟県の伝統的な調味料です。からしの代わりに焼き鳥につけたり、タバスコのようにピザにのせたり、またワサビのように刺し身に使ったりと、さまざまな料理に合う万能さが魅力。他にもマヨネーズやしょうゆなどの調味料と合わせてドレッシングにするなど、幅広いアレンジも楽しめます。
辛いものが好きな人や、珍しいもの好きな人にも喜ばれるお土産です。
そば好きの相手におすすめしたいのは、緑色をした麺が特徴的な名産品のへぎそばです。新潟発祥のそばで、つなぎに布乃利(フノリ)と呼ばれる海藻を使っています。木製の「へぎ」という器に、一口大に束ねて盛り付けられたことからその名がつきました。
ツルッとした心地良い喉ごしと、コシのある歯ごたえが魅力で、新潟のお土産として支持されています。生そばと乾そばがあるので、購入の際は好きな方を選んでください。
定番のお土産に続いて紹介するのは日本酒です。新潟は酒どころとしても有名ですから、やはりお酒好きの相手には日本酒をお土産としておすすめしたいところ。ここでは人気の新潟のお酒を紹介します。
発売から35年を経て、2020年にクオリティアップして発売された「久保田 萬寿」は、数ある久保田シリーズの中で最高峰と言われる純米大吟醸。華やかな香りと深みのある味わいが重なり合い、奥行きのある口当たりが楽しめるお酒です。旨味・甘味・酸味がバランスよく調和しながら、心地良い余韻を喉元まで届けます。
「万物の寿を願う酒」というコンセプトのもとに誕生した、特別な時を彩るこのお酒は大切な人へのお土産にぴったりです。合わせる料理は魚介の天ぷらや鯛めしなどがおすすめです。
八海山と言えば、日本酒を飲まない人も含めて全国的に知名度の高い銘柄です。
「純米大吟醸 八海山」は、45%にまで精米した山田錦と五百万石に加え、美山錦を組み合わせることで、純米でありながら八海山らしい、切れのよい飽きの来ない純米酒に仕上がっています。透明感のある綺麗な味わいに、ふわっと広がる上品な甘やかさが料理を引き立てます。
八海山の製造元である八海醸造は、新潟で有数の豪雪地帯である南魚沼市に位置しています。長い年月を経て湧き出た清らかな水も、八海山の澄んだ味わいを生み出す大切な原料のひとつ。新潟が生んだ奥深い味わいを堪能できるお酒です。
八海醸造と同じ南魚沼市に居を構える髙千代酒造からは、新潟県内でしか手に入らない限定酒を紹介します。
「髙千代 純米酒 しぼりたて生原酒」は、今年の新米で仕込んだ、しぼりたての新酒です。無調整で蔵出しているので、そのままのフレッシュな味わいを楽しめます。
造りにおいては、「扁平精米」という通常の2倍もの時間が必要な精米方法により米を磨き上げることで、雑味の少ない味わいに仕上げています。酒米には、「一本〆」という希少な米を使用。しっかりとした米の旨味、一本〆らしいコクとキレをご堪能ください。
日本酒だけではもの寂しく感じる、または酒瓶を持ち帰るのが大変という場合は、おつまみをお土産に選んでみるのも手です。ここでは新潟らしさがあり、お酒のお供にぴったりな商品を3つ紹介します。
ピリッとした辛味がお酒のおつまみに最適な柿の種は、実は新潟生まれの米菓です。日本で初めて柿の種を作ったのは長岡市にある浪花屋製菓ですが、こんな面白い誕生秘話があります。
もともと小判型だったあられの金型を創業者の妻がうっかり踏んでしまい、仕方なく歪んだ金型を使ってあられを作りました。すると「柿の種の形に似ている」と逆に評判を呼び、商品名も「柿の種」にして販売を始めたのです。これが1924年のことで、以来柿の種は90年を超えて愛されています。
昔ながらの定番品の他に、柿の種をチョコレートでコーティングした柿の種も登場しており、新しいもの好きの人へ贈るのにもおすすめです。
次に紹介するのは、おつまみにもご飯のお供にもなるサーモンを使った塩辛です。
脂がたっぷりとのったサーモンのハラスに、塩糀と調味料とあわせて低温熟成した後、新鮮なイクラをぜいたくに加えています。
もともとは新潟県内のみで販売されていましたが、銀座のお米専門店で取り扱いを始めるやいなや評判を呼び、いまや大人気商品へと成長を遂げました。
一口ほおばれば旨味と甘味が口いっぱいに広がり、ねっとりとしたサーモンとプチプチのいくらとの絶妙な食感がやみつきになります。
亀田の柿の種などで有名な「亀田製菓」が、新潟県内限定※で販売している「サラダホープ」。細長い形のひとくちサイズの、あっさりした塩味のあられです。
※一部地域を除きます
県外ではなかなか手に入らないためプレミア感がありますが、地元では半世紀以上にわたって親しまれているロングセラー商品。新潟出身の相手からは、子どもの頃に食べた懐かしい味として喜ばれるかもしれません。塩味の他にも、えだ豆味や、コーンポタージュ味などの期間限定の味もあります。
一度食べ出すと止まらない、サクサク食感のあられは、おやつにもおつまみにもってこいです。
新潟県は食の宝庫で、魅力的なお土産がたくさんそろっています。もちろんここでは紹介しきれなかった、おすすめのお菓子やお酒、おつまみもたくさんあります。新潟を訪れた際には相手の好みに合わせて、喜んでもらえるものを選んでみてください。
なお新潟限定の商品を購入したくてもなかなか現地へ足を運べない場合は、通販で購入可能なものもあるので、ぜひチェックしてみてください。