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みなさんの「久保田」の楽しみ方を紹介!おすすめのおつまみや飲み方アレンジも
「#久保田フォトコン」こと「久保田をもっと楽しむ!フォトコンテスト」で、日本酒好きのみなさんからご応募いただいた、久保田におすすめのおつまみや飲み方をいくつか紹介します。旬の味覚や洋風のおつまみと合わせてみたり、炭酸やフルーツをプラスしてみたり、楽しみ方は十人十色!気になったものはぜひ試して、久保田をもっと楽しんでみませんか?
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日本酒「久保田」は日本酒好きの間では有名な銘柄です。一度は名前を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。この久保田はさらにいくつかの種類に分かれており、それぞれ味わいが異なります。今回は久保田の中でも特に人気の高い商品である「久保田 千寿」について、その特徴や味わいとともに、美味しい飲み方などを紹介します。
目次
「久保田 千寿」とはどのような日本酒なのでしょうか。まずはその特徴や歴史、酒造りのこだわりなどをみていきましょう。
「久保田 千寿」は、1985年の「久保田」発売当初から、今日に至るまで高い人気を誇り続ける、シリーズを代表する日本酒です。製造元である朝日酒造の創業時の屋号「久保田屋」に由来する商品であり、酒蔵を象徴する銘柄として広く親しまれています。
「久保田 千寿」の日本酒としての分類は吟醸酒。原料米には、すっきりした飲み口の日本酒に適した品種である「五百万石」を使用しています。精米歩合は麹米50%、掛米55%。アルコール度数は日本酒として平均的な15度で、淡麗でキレのある辛口な味わいが特徴的です。
「久保田 千寿」の製造元は新潟県長岡市にある朝日酒造。1830年に創業し、以来200年近くにわたり、こだわりの酒造りを行ってきました。日本酒の質や味わいを決める重要な要素として、「水」「米」「杜氏」などがありますが、朝日酒造はそのいずれに関しても妥協せず、朝日酒造らしさを突き詰めながら日本酒に向き合っています。
水は創業地内を流れる地下水脈のまろやかな軟水を使用。この澄み切った水を仕込みに使うことにより、朝日酒造の日本酒の特徴の1つでもある、透明感のある味わいに繋がります。また、酒の品質を決めるのは米であり、「酒の品質は、原料の品質を越えられない」という想いから、酒米には一際のこだわりを持っています。創業地の越路地域は、米どころ新潟の中でも屈指の産地として知られる地域で、その環境を存分に活かしています。
また、越路地域は技術ある杜氏を輩出する地としても知られており、その歴史や蓄積されたノウハウをしっかりと受け継ぎ、酒造りに活かしていることも大きな点です。時代とともに多様に変化する人々の酒の好みをつぶさに感じとりながら、朝日酒造は常に人々の求める味を追求し、ときに大胆な挑戦をしながら、真摯に酒造りを続けています。
久保田のラインナップの中には「久保田 萬寿」というお酒があることをご存知でしょうか。千寿と名前が似ていますが、異なる点が多々あります。
千寿は、精米歩合55%の吟醸酒であるのに対して、萬寿は、精米歩合33%まで磨いた米を使った純米大吟醸です。また、千寿は醸造アルコールを添加しているため、よりすっきりとした味わいに、萬寿は、速醸仕込みと山廃仕込みを独自の割合によりブレンドしていることで、香りや深みがより印象的で、やわらかく華やかな味わいになっています。つまり、同じ久保田にラインナップする日本酒ではあるものの、すっきりとした飲み口の千寿とまろやかな深みのある萬寿は、それぞれ対極となるような味わいの違いを持っていると言えます。
萬寿は久保田シリーズの中でも高級で、贈答品などにも適しています。普段の食卓で料理と一緒に味わうなら、いつもの食卓を少し特別にする「食事と楽しむ吟醸酒」の千寿がおすすめです。
「久保田 千寿」はどのような味わいなのか、飲み口や美味しい飲み方などを紹介します。
「久保田 千寿」はすっきりとした透明感のある味わいが特徴的です。米の旨味がほど良く感じられ、軽やかで上品な風味を楽しめます。
久保田の発売当時、日本酒と言えば甘口でコクの強い味わい、というイメージが一般的に定着していました。しかし、朝日酒造はこの先はキレがありさっぱりした「淡麗辛口」が好まれると予見し、久保田を作りました。その結果、久保田は長きにわたり、人々に愛される日本酒として全国的に知られる銘酒に成長しています。口に含んだ際の淡麗な味、そして口の中にゆっくり旨味が広がっていくことによる味わいの変化で、千寿のもつ潔さが感じられます。また、飲み進めるごとに洗練さが際立ち、よりすっきりした味わいを楽しむことができる点も千寿ならではです。
クセのない飲み口で料理の邪魔にならないため、毎日の食卓にもぴったりでしょう。なお、これまであまり日本酒を飲んだことのない方の入門的なお酒としてもおすすめです。
特徴であるすっきりとした飲み口を存分に感じられるよう、ぬる燗・常温・冷といった、思い切って口に含める温度で飲むのがおすすめです。なお、洗練された辛口の味わいを薄めてしまわないために、氷などはいれず、ストレートで飲むのが良いでしょう。
合わせる料理を選ばないオールマイティさが、「久保田 千寿」の大きな魅力です。すっきりとした飲み口の酒とペアリングする際のセオリーであるさっぱりした料理のほか、オイリーな料理や重ためのメニューなどを合わせてもバランス良く味わえます。
そんな千寿にマッチする料理として、千寿の造り手である朝日酒造おすすめのメニューをご紹介します。
・肉の旨味がたっぷり溶け込んだ「牛すじ煮込み」
・コク深い味わいの「鰻のかば焼き」
・日本酒に合う料理の王道「旬の刺身」
・豆の甘みがさらに際立つ「焼き枝豆」
これらのメニューは、料理や素材の美味しさと千寿の味わいが引き立て合う、相性抜群の料理。千寿と料理の組み合わせの幅広さは無限です。ぜひさまざまな料理と一緒に楽しんでみてください。
最後に、「久保田 千寿」の商品ラインナップを紹介します。「久保田 千寿」はいくつかの種類があるので、ぜひ飲み比べてお気に入りをみつけてみてはいかがでしょうか。
千寿の中では最もベーシックなタイプです。自宅での晩酌用に、友達との飲み会に、さまざまなシーンにマッチする器用なお酒です。購入しやすい価格も大きな魅力です。
希望小売価格(税抜)
1,800ml 2,430円
720ml 1,080円
料飲店先行発売商品の千寿 純米吟醸です。ベーシックな千寿より、ほどよい酸味や旨味の余韻が特徴の純米吟醸です。口当たりはやわらかいながら、ドライな味やキレの良さがよりはっきりと味わえます。
和洋中などジャンルに関わらず、幅広い料理に合わせられます。料飲店で日本酒選びに困った際は、ぜひペアリングしてみてください。
冬の期間限定商品です。原酒らしいフレッシュ感と濃厚さがありつつ、千寿の持つすっきりした飲み口やキレも感じられます。キリッと冷やしお酒の輪郭を際立たせて飲むのがおすすめです。また、ベーシックタイプの千寿よりもアルコール度数が高く濃厚な味わいのため、ロックや炭酸と割ってすっきりと味わうのも良いでしょう。
希望小売価格(税抜)
1,830ml 3,120円
720ml 1,400円
「久保田 千寿」はお酒の温度を変えたり、多様な料理に合わせたりと、さまざまな飲み方が楽しめる日本酒です。さっぱりしたキレや飲みやすさがあり、日本酒初心者も日本酒通も、いずれの日本酒ファンも頷く満足感があります。味わいの特徴や酒造りのこだわりなど、千寿をもっと深く知ることで、より千寿ならではの個性にふれられるのではないでしょうか。この記事を参考にしながら、ぜひ久保田 千寿を美味しく味わってみてください。