「お酒に強くなる方法」とは?酔いにくくなる飲み方も紹介
お酒の強さは人それぞれ。たくさん飲める人もいれば、全く飲めない人もいます。しかし、巷では「お酒に強くなる方法」が囁かれているそうで……。この記事では、本当にお酒に強くなる方法があるのかを解説するとともに、お酒に酔いにくくする飲み方やおすすめの日本酒をご紹介します。
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世界には、ビールや日本酒のほかにさまざまな種類のお酒が存在します。あなたはいくつ答えられますか?この記事では、世界にあまた存在するお酒の種類について一覧で解説します。これであなたもお酒ツウ!
目次
「お酒は二十歳になってから。」とは言うものの、お酒とは一体どんなものなのか、はたまた世界にはどんなお酒があるのか、いくつ種類があるのか、実際に知っている方は少ないでしょう。改めて、お酒の基礎知識から紹介します。
世界にはさまざまなお酒が存在しますが、日本で定められている酒税法によると、お酒とは「アルコール分が1度以上の飲料」と定義されています。つまり、私たちが何気なく飲んでいるお酒には必ず1度以上のアルコール分が含まれており、法律上「酒類」と分類されるのです。
一方で、近ごろはアルコール分が1度以下の飲料も多く登場していますが、これらは酒税法において「酒類」には分類されず、ノンアルコール飲料と同様に扱われています。
酒税法において、世界にさまざま存在するお酒は大きく4つに分類でき、さらに17品目まで区分されています。
ビールや発泡酒などアルコール分10度未満で発泡性を有する「発泡性酒類」、米やブドウなど原料に含まれる糖をアルコール発酵させた「醸造酒類」、この醸造酒を蒸留させた「蒸留酒類」、そして醸造酒や蒸留酒にハーブや果実、香料、甘味などを加えた「混成酒類」の4つです。
では、これらのお酒はそれぞれどんな特徴があるのでしょうか。次の章で詳しく見ていきましょう。
発泡性酒類とは、アルコール分10度未満でシュワシュワとした発泡性のあるお酒のこと。
一般的にビールや発泡酒のほか、第三のビールや新ジャンルなどのビール風飲料、レモンやグレープフルーツなど果実の果汁が含まれている缶チューハイなどがこれにあたります。アルコール分が比較的低く、お酒に明るくない方でも手に取りやすいのが魅力です。近くのスーパーで購入して、自宅で気軽に飲めるのも嬉しいですね。
ちなみに、ビールは麦とホップ、水を原料としアルコール発酵させたもの。酒税法ではなく製造法で分類する場合は「醸造酒」となります。
醸造酒とは、原料に含まれる糖を酵母の力によってアルコール発酵させたもの。アルコール分は発泡性酒類と比べてやや高めの5〜20度程度で、割材を使用せずそのまま飲むのが一般的です。
上記で紹介したビールだけでなく、ブドウを原料とするワイン、米を原料とする日本酒などが該当します。
ワインにはブドウの果実や皮、種をそのまますり潰して醸す「赤ワイン」、ブドウの果汁だけで醸す「白ワイン」、赤ワインと同様にブドウを丸ごとすり潰したあと果汁だけを発酵させる「ロゼワイン」などさまざまな種類があります。アルコール分はおおよそ10~15度程度で、比較的飲みやすいお酒です。
また、ワインと一口にいっても原料はブドウだけではなく、さくらんぼや桃などの果実で醸したお酒も立派なワイン。実際にはブドウ以外の果実で造られた醸造酒は「フルーツワイン」と呼ばれ、ブドウで造られるワインと区別されています。
日本酒とは米や米麹、水を原料とする醸造酒のこと。私たちが普段食べている米ではなく、日本酒造りに適した酒造好適米を使用して製造されています。
一般的に日本酒のアルコール分は15度前後ですが、最近ではアルコール分8~14度という低アルコール日本酒や、アルコール分17~20度という高アルコール日本酒など幅広いタイプの日本酒が展開されています。
ただし、酒税法において「日本酒はアルコール分22度未満」と定められているので、これを超えてしまうと雑酒として分類されてしまいます。
蒸留酒とは、醸造酒を加熱しその蒸気を冷やしたもの。蒸留してアルコールの純度を高めているため、醸造酒よりもアルコール分が高く40~60度までのぼります。
蒸留酒はそのまま飲む場合もあれば、水や炭酸水、お湯などで割ったり、氷を入れてロックにしたりして飲むのも一般的です。
ウイスキーは穀類を原料として、糖化、発酵の後に蒸溜をおこない、木製の樽で貯蔵熟成させてできるお酒のこと。大麦麦芽のみを原料とした「モルトウイスキー」、トウモロコシなどの穀物を原料とした「グレーンウイスキー」、これらをブレンドした「ブレンデッドウイスキー」に分けられます。アルコール分はおおよそ40度前後です。
ウイスキーは木樽で何年にも渡り熟成させるため、まろやかでコクのある味わいに仕上がります。
ブランデーは果実酒を蒸留したもの。
使用される原料はさまざまで、ブドウやリンゴ、洋梨などからも造られます。芳醇で甘美な香りが特徴で、ゴクゴクと飲むのではなく香りを楽しみながら飲むのがおすすめです。
ウォッカとはロシア発祥の蒸留酒で、穀物や芋を原料としたもの。アルコール分は40~60度と高めで、中には96度前後のウォッカも存在します。無味無臭でクセのない味わいが特徴です。
本場ではキンキンに冷やしたウォッカをショットグラスに注いで一気に飲むそうですが、日本ではカクテルベースとしても大活躍。まずは飲みやすいカクテルからトライしてみては。
ラムとはカリブ海に浮かぶ西インド諸島を代表する蒸留酒で、主にサトウキビを原料としたもの。
カラメルのような香ばしくまろやかな香りが特徴で、お菓子づくりなどでもよく利用されています。アルコール分は約40~50度とやや高め。
ジンとは大麦、ライ麦、ジャガイモなどを原料とした蒸留酒に、ジュニパーベリーなどのボタニカルと呼ばれる香草や薬草類を加えたもの。
ジンと一口にいっても使用されるボタニカルは世界各国さまざまで、幅広い味わいを楽しめます。アルコール分は一般的に40度前後。
テキーラとはメキシコ発祥の蒸留酒で、アガベ(竜舌蘭)と呼ばれる多肉植物を原料としたもの。サボテンと間違いやすいですが、アロエに近い植物です。
テキーラは原産地呼称として保護されており、メキシコの5州で造られたもののみがテキーラと名乗ることができます。アルコール分は認定機関の規則で35~55度と定義されており、ウォッカほど高くはありません。
また、テキーラはブルーアガベのみを100%使用した「100%アガベテキーラ(プレミアムテキーラ)」と、ブルーアガベを51%以上使用した「ミクストテキーラ」の2種類に分けられます。
焼酎は日本発祥の蒸留酒で、酒税法では、連続式蒸留機で蒸留したものでアルコール分36度未満のもの、または、単式蒸留機で蒸留したものでアルコール分45度以下のもので、ウイスキー、ブランデー、ウオッカ、ラム、ジンなどに該当しないもの、と定義されています。
芋を原料とする「芋焼酎」や麦を原料とする「麦焼酎」、米を原料とする「泡盛」などさまざまな種類があります。
一般的に流通している焼酎のアルコール分は25度前後と高いので、水や炭酸水、お湯などで割って楽しむのが一般的です。
醸造酒や蒸留酒に、香味料や糖類、果実などを加えたものを混成酒といいます。カクテルで使用するカンパリやカルーアなどのリキュール類をはじめ、梅酒や料理で使用するみりんなどもこれに該当します。
梅の果実と糖類を焼酎などに漬け込み、熟成させたもの。日本では、弥生時代に中国から渡来したといわれています。
梅酒のほかにも、ビワやスモモ、アンズのほか、ブルーベリーなどさまざまな果実を使用した混成酒が存在します。
蒸留酒に、果実や薬草・香草などのフレーバーを加えてエキス分が2度以上のものをリキュールと呼びます。もともとは薬用酒として造られていたそう。
アルコール分は20度程度とやや高めですが、カクテルベースとして使用されることが多いため比較的飲みやすいお酒です。
世界には、まだまだ私たちが知らないお酒が存在します。今回紹介したのはその一部。いつも同じお酒ばかり嗜むのではなく、たまには世界中に存在するお酒にトライしてみて、新しい世界を見つけてみてはいかがでしょうか。