初心者でも飲みやすい日本酒おすすめ4選!おすすめの選び方や飲み方も解説
「初心者でも飲みやすいおすすめのお酒はどれですか?」「自分に合った日本酒の選び方や飲み方を知りたい」こんな疑問やお悩みを持っていませんか?甘口のもの、辛口のもの、軽やかなものから濃厚なものまで、日本酒の味わいは多種多様。たくさんの日本酒の中から、自分に合ったお気に入りの1本を選んでみませんか。この記事では、普段日本酒をあまり飲まない方向けに、日本酒の基礎知識と飲みやすい日本酒の選び方、おすすめの日本酒などを紹介します。
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居酒屋などでよく目にする「地酒」という言葉。日本酒とはどのように違うかきちんと知っていますか? 本記事では、地酒と日本酒の違いを解説するとともに、地域ごとの地酒の特徴や地酒の楽しみ方を紹介します。
目次
普段、何となく耳にしている「地酒」という言葉。居酒屋の中には「とっておきの地酒を置いています!」という売り文句を掲げているところもありますよね。
ところでこの地酒について、なんとなく日本酒だとは分かるけど、「日本酒と地酒の違いは?」と聞かれても分からない、という人が多いのではないでしょうか。
ここからは、地酒と日本酒の違い、地域ごとの地酒の特徴や地酒の楽しみ方を紹介していきます。
地酒とは、日本酒の一種であり、読んで字のごとく特定の土地で造られた、その土地ならではの日本酒全般を指します。
一般的には、江戸時代から日本酒の名醸地として知られる灘(兵庫県)や伏見(京都府)以外の地域で造られた日本酒のことを指します。また大手メーカーの日本酒のように、全国で流通しているもの以外を指すとも言われています。
大きく日本酒としてまとめられることも多々ありますが、その中の一つとして地酒というグループがあるのです。
地酒が現在のような捉えられ方をされている理由は、江戸時代における日本酒の流通の歴史にあります。
当時は灘や伏見の日本酒ばかりが全国に流通していました。
これに対し、伏見や灘以外の地域で造られ、全国に流通していない日本酒が地酒と呼ばれるようになりました。よって当時の地酒は、名醸地の日本酒と比べて知名度が低く、少し格の低いものとして扱われていたようです。
そんな地酒の魅力が世間に浸透したきっかけは、1970年に当時の国鉄が始めた個人旅行拡大キャンペーンの「ディスカバー・ジャパン」でした。地方への旅行が活発になり、地方の魅力に注目が集まる中、その土地ならではの日本酒も地酒として一躍脚光を浴びるようになります。これがいわゆる、地酒ブームです。
地酒はその土地の米や水を原料とし、その土地の気候といった風土に影響を受けるため、味わいや香りにおける個性がはっきりしています。そんな個性的でかつ希少価値の高い銘柄は、幻の銘酒としてブランド商品となり、地酒ブームを象徴する存在となりました。
こうして地酒という言葉は、その魅力とともに世間に広まったのです。
日本各地でその土地の風土を反映した個性的な地酒が生み出されています。ここでは3つの県をピックアップし、三者三様の魅力に触れていきます。
日本三大杜氏の一つであり、日本最大の杜氏集団の「南部杜氏」によって造られている岩手県の地酒。歴史ある南部杜氏の技を受け継いだ製法で造られた地酒は、米の旨味が凝縮された、豊潤でコクのある味わいです。そんな飲みごたえある地酒は温めても美味しく、岩手県の厳しい冬にも寄り添ってきた存在であることがうかがえます。地酒好きにも愛される「南部美人」「七福神」「赤武」といった銘柄が有名です。
日本一酒蔵の多い新潟県。雪国かつ米どころというイメージを持っている人も多いでしょう。そんな新潟県で造られる地酒は、軽やかでなめらかな味わいを引き出すミネラル分の少ない軟水が使われ、雪深い時期に仕込まれゆっくり発酵されることから、繊細でキリっとした辛口の味わいを特徴としています。新鮮な魚介類によく合い、中でも「越乃寒梅」「久保田」「八海山」など、地酒ブームの牽引役となった銘柄がよく知られています。
灘、伏見に並んで「日本三大銘醸地」とされている町の西条もある酒どころ、広島県。中国山地、瀬戸内海および盆地に囲まれた温和な気候風土に恵まれており、軟水を使用した口当たりの柔らかな甘口、ふくよかな香りと旨味が調和した味わいが主流です。味の濃い食べ物と相性がいいのが特徴です。味の濃い食べ物と相性がいいのが特徴です。「雨後の月」「賀茂金秀」「宝剣」といった銘柄が代表的です。
地酒はそれだけで味わっても美味しいですが、食中酒として料理とともに味わっても楽しめます。その土地の米や水を使い、その土地の気候といった風土に大きく影響される地酒は、同じ土地の食材と好相性なものがほとんどです。
ぜひ地酒を育んだ土地の特産品や、名物料理とともに楽しんでみてください。
近年では見学ツアーを催行している酒蔵も多くなっています。これまで守り続けてきた伝統や信念に触れ、蔵人たちが丹精を込めて地酒を造っている現場を間近で見れば、今まで以上に一杯の重みが増し、味わいもさらに奥行きが出るはずです。
また、酒蔵によっては、全国にその名が知れ渡った地酒がある一方で、地元のみで販売されている地酒も存在します。せっかく酒蔵のある町を訪れたなら、地元の人になった気分でそういった地酒に触れてみるのも一興ですよ。
そして酒蔵がある場所は、清らかな水が流れ田園が広がる一帯であることがほとんどです。地酒を育んだ土地の美しい自然を堪能するのもお忘れなく。
土地ごとの風土が色濃く反映されている地酒。合わせる料理を考えたり実際にその土地を訪問したりすれば、その個性にさらにどっぷり浸れるはずです。ぜひさまざまな地酒を手に取ってみてください。