日本酒「久保田」と楽しむ、山梨県のご当地グルメ3選
2023.02.15

特集

日本酒「久保田」と楽しむ、山梨県のご当地グルメ3選

毎回1つの都道府県にスポットを当て、久保田ファンと朝日酒造社員が一緒にご当地グルメと久保田を味わいながら、その地域やグルメにまつわるトークを楽しむオンライン飲み会「久保田ご当地グルメ部」。今回は、山梨県をテーマに開催しました。ファンや社員おすすめの、久保田と楽しめる山梨県のご当地グルメをご紹介します。

目次

  1. 久保田ご当地グルメ部とは
  2. 鳥もつ煮×久保田
    1. 鳥もつ煮の実食
  3. かぼちゃほうとう×久保田
    1. かぼちゃほうとうの実食
  4. 桔梗信玄餅×久保田
    1. 桔梗信玄餅の実食
  5. 久保田ご当地グルメ部 今後の開催予定

久保田ご当地グルメ部とは

久保田ご当地グルメ部

久保田ご当地グルメ部」とは、毎回1つの都道府県にスポットを当て、久保田ファンと朝日酒造社員が一緒にご当地グルメと久保田を味わいながら、その地域やグルメにまつわるトークを楽しむオンライン飲み会です。
ご当地グルメには、全国的に有名なものから本当に地元の人しか知らないものまで、様々なグルメがあります。そんな知られざるグルメと日本酒・久保田を、地元の方はどんな風に楽しんでいるのでしょうか。

今回は、富士山の麓に広がるフルーツ王国の山梨をテーマに開催しました。ファンの方おすすめのご当地グルメとともに、美味しく楽しめる久保田もご紹介していきます。

鳥もつ煮×久保田

鳥もつ煮 久保田

山梨県ご出身のファンの方からおすすめいただいたのが、B級グルメの「鳥もつ煮」です。鳥のレバー、砂肝、ハツ、キンカンなどを甘くて濃厚な醤油のタレで煮詰めたものですが、汁気のある牛や豚のもつ煮とは異なり、強火で短時間で煮込み、照りのあるタレを鳥に絡めさせています。「甲府鳥もつ煮」や「甲州鳥もつ煮」とも呼ばれています。

鳥もつ煮は、1950年頃に甲府市内にある蕎麦屋の「奥藤本店」の二代目主人が、肉屋から「捨てられてしまう鳥のもつをどうにかできないか?」と相談されて考案したメニューと言われています。まだ戦後間もない時代でしたので、安くて美味しいものになるように試行錯誤。当時は貴重だった醤油と砂糖を使ってこってりとした味に煮た「鳥もつ煮」が完成しました。

2010年に開催された「第5回B-1グランプリin厚木」に出場し、初出場ながら優勝を飾り大人気に。鳥もつ煮目当ての観光客も増えて、大きな経済効果を生み出したご当地グルメです。

鳥もつ煮の実食

当日鳥もつ煮を食べた朝日酒造社員は、実はレバー嫌い。そのため恐る恐る食べていたのですが、「意外ですね!レバー苦手なんですけど、甘くて美味しいです。レバー感がないので、これならレバーが食べられます」と、レバー嫌いを克服してしまうほどの美味しさ。甘辛の濃いしっかりとした味付けで、レバー独特の風味がカバーされるようです。

コッテリした鳥もつ煮には、爽やかなスパークリングが合う」とおすすめいただいたので、早速「久保田 スパークリング」と合わせてみると、「味が濃いのでのどが渇く感があり、さっぱりスカッとしたものが飲みたくなるので、スパークリングが合う。ぐいぐい進んでいきます!」と大絶賛。
ちなみに、卵黄に相当する部分のキンカンとスパークリングはあまり合わず、「久保田 千寿 純米吟醸」のようなザ・日本酒との方が合うようです。鳥もつ煮は、完全にお酒のおつまみの味わいなので、楽しむ際はお手元にお酒を用意しましょう。

かぼちゃほうとう×久保田

かぼちゃほうとう 久保田

ワイン好きでよく勝沼地方に行かれるというファンの方からご紹介いただいたのが、山梨県の代表的な郷土料理である「ほうとう」です。小麦粉を練って伸ばし太く平らな麺状に切ったものを、かぼちゃやじゃがいも、里芋、白菜、にんじん、ねぎ、ごぼう、しいたけなどたっぷりの野菜と一緒に、味噌仕立ての汁で煮込んだものです。山梨県には「うまいもんだよ、かぼちゃのほうとう」という言葉があるほど、ほうとうにはかぼちゃが欠かせません。

ほうとうの歴史や名前の由来は諸説ありますが、平安時代に貴族が食べていた「餺飥(はくたく・ほうとう)」と呼ばれる中国から伝わったうどんのような唐菓子が由来という説や、戦国時代に武田信玄が麺と野菜を味噌汁で煮込んだもの陣中食として振舞っており、その麺を武田信玄自ら宝刀で切ったからという説などがあります。

かぼちゃほうとうの実食

「山梨県に行った時には、小作のほうとうを必ず食べるんです」と話すファンの方。「かぼちゃがすごくいっぱい入っているかぼちゃほうとうが一番人気なんです」と、やはりかぼちゃがポイントのようです。

実際にお取り寄せした麺を見てみると、幅広で厚さもある麺です。下茹でをせずに具材と一緒に煮込んでいくので、麺の打ち粉が溶け、汁にとろみがついていきます。「麺はふにゃふにゃな感じですが、弾力もあって」と話される通り、柔らかく煮込まれた麺に、色々な野菜から出たうま味がぎゅっと染み込んでいます。そこにかぼちゃの優しい甘さが広がり、なんともほっこりとする味わいです。

このかぼちゃほうとうに合うとおすすめいただいたのは、オーソドックスな定番×定番の「久保田 千寿」。早速千寿と楽しんでいただくと、「かぼちゃの甘味と千寿の甘味がマッチングする感じです。あとお味噌とも合いますね」とのこと。千寿は辛口の味わいではありますが、ほのかにある甘味を感じていただきました。「ほうとうを作るとき、千寿を入れちゃってもいいかなと思う。もったいないけど美味しそう!」というご提案も。より久保田との相性が高まりそうです。

桔梗信玄餅×久保田

桔梗信玄餅 久保田

最後にご紹介するのは、全国的にも有名な山梨県の代表的な銘菓「桔梗信玄餅」です。きな粉をまぶしたお餅に黒蜜をかけて食べるお菓子で、一度は食べたことがある人も多いのではと思います。

なんといっても特徴的なのは、その包装。今でこそ類似の商品もありますが、風呂敷柄のフィルムで包み、きな粉一杯の容器に自分で黒蜜をかけて食べるスタイルは、発売当時は斬新なものでした。機械化が進んだ今でも、この包装は一つ一つ手作業で結んでいるとのこと!熟練職人であれば、本結びにかかる時間はおよそ6秒で、1日12万個もの桔梗信玄餅を手作業で包んでいるそうです。これは驚きです。この手作業により、手作りの温かさが生まれているのです。

ちなみに、桔梗信玄餅の名前に“信玄”とありますが、武田信玄とは実は関係がないそう。山梨県を代表するお土産になって欲しいという想いから、山梨県を代表する武将の武田信玄の名前を付けたそうです。

桔梗信玄餅の実食

これまで幾度となく食べたことがありますが、最近は食べていなかったので久しぶりの桔梗信玄餅です。手包みされた風呂敷をほどき、黒蜜をかけて一口。もっちりとした食感のお餅に、黒蜜のとろりとしたコクと風味、そしてきな粉の上品な甘さが三位一体となり、口の中に幸せが広がります。

桔梗信玄餅と一緒に楽しむならお茶でしょと思ってしまうところですが、お酒好きのファンの方は、日本酒とも合うと太鼓判。「久保田 純米大吟醸」が合うとおすすめいただいたので試してみると、合わせた瞬間のゴージャス感は最高ですが、桔梗信玄餅の甘味に負けて、後半は酒の辛味が目立つようになってしまいました。そこで、他の久保田とも合わせてみることに。「久保田 千寿 純米吟醸」だと、酸味が加わり味わいも広がりますが、後半は洗い流してしまうので物足りない感が出てしまいます。最後に「久保田 萬寿」と合わせてみると、きな粉×黒蜜の濃厚な甘味に萬寿の豊かな味わいが調和し、鼻に抜ける感じや余韻まで楽しめました。
ということで、桔梗信玄餅とのベストペアリングは「久保田 萬寿」に決定です。

久保田ご当地グルメ部 今後の開催予定

「久保田ご当地グルメ部」は今後も開催していきますので、縁のある県や大好きな県の回への皆様のご参加、お待ちしております!

■「久保田ご当地グルメ部」 開催概要
対象:「KUBOTA MAIL NEWS」メルマガ会員
会場:オンライン(Zoom)
参加費:無料
お申し込み:「KUBOTA MAIL NEWS」に既にご登録の方は、メルマガに記載の応募フォームからアンケートに答えてお申し込みください。
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定員:各回4名様(最小催行人数1名様)
次回開催予定:
「千葉県」 2023年3月28日(火)20:00~21:00(応募開始 2023年3月7日予定)
「島根県」 2023年3月29日(水)20:00~21:00(応募開始 2023年3月7日予定)