日本酒「久保田」と楽しむ、神奈川県のご当地グルメ4選
2022.08.03

特集

日本酒「久保田」と楽しむ、神奈川県のご当地グルメ4選

毎回1つの都道府県にスポットを当て、久保田ファンと朝日酒造社員が一緒にご当地グルメと久保田を味わいながら、その地域やグルメにまつわるトークを楽しむオンラインイベント「久保田ご当地グルメ部」。今回は、神奈川県をテーマに開催しました。ファンや社員おすすめの、久保田と楽しめる神奈川県のご当地グルメをご紹介します。

目次

  1. 久保田ご当地グルメ部とは
  2. 崎陽軒のシウマイ×久保田
    1. 崎陽軒のシウマイの実食
  3. とん漬×久保田
    1. とん漬の実食
  4. しらす×久保田
    1. しらすの実食
  5. 三崎マグロ×久保田
    1. 三崎マグロの実食
  6. 久保田ご当地グルメ部 今後の開催予定

久保田ご当地グルメ部とは

久保田ご当地グルメ部

久保田ご当地グルメ部」とは、毎回1つの都道府県にスポットを当て、久保田ファンと朝日酒造社員が一緒にご当地グルメと久保田を味わいながら、その地域やグルメにまつわるトークを楽しむオンラインイベントです。
全国的に有名なものから本当に地元の人しか知らないものまで、様々なものがあるご当地グルメ。そんなご当地グルメと日本酒・久保田を、地元の方はどんな風に楽しんでいるのでしょうか。

今回は、全国屈指の観光都市である横浜を有する神奈川県をテーマに開催しました。ファンの方がおすすめする神奈川県のご当地グルメとともに、美味しく楽しめる久保田もご紹介していきます。

崎陽軒のシウマイ×久保田

崎陽軒のシウマイ

アンケートで複数の方からおすすめいただいたのが、横浜を代表するソウルフードの「崎陽軒のシウマイ」です。実は、横浜市はシューマイ消費額で全国首位を誇っています。

1908年に初代の横浜駅(現在の桜木町駅)で創業した崎陽軒。当時は、牛乳やサイダーなどの飲み物や餅、寿司などを売っていたそうです。その後、1915年の横浜駅の移転に合わせて一緒に移転し、駅弁の販売を開始。しかし、東京駅から近い横浜駅では駅弁販売に不向きだったため、「横浜の名物をつくろう」との想いから、1928年に生まれたのがシウマイです。冷めても美味しく食べられるよう、試行錯誤して豚肉と干帆立貝柱を混ぜ合わせたシウマイが完成しました。
今では、シウマイ単体はもちろん、シウマイ弁当などのお弁当も大人気です。

ちなみに、崎陽軒はシュウマイではなく、シウマイと表記します。その理由は、崎陽軒の初代社長が栃木県出身だっため、訛って「シーマイ」と発音していたからだそう。でも実は、本場の中国人に言わせると、シウマイの方が本場の発音に似ているらしく、「シウマイ」という表記になったそうです。

崎陽軒のシウマイの実食

事前アンケートでは、「シウマイ弁当と『久保田 百寿』を新幹線で食べると疲れが吹き飛ぶ」「シウマイ弁当に一品一品の味を際立てる『久保田 千寿』が最高」「シウマイと『久保田 千寿』のキリッとした味わいが特に合う」「シウマイと『久保田 純米大吟醸』はよかった。『久保田 碧寿』ともトライしてみたい」と、様々な久保田とのペアリングをおすすめいただきました。

当日ご参加のお一人は、シウマイと「久保田 紅寿」をペアリング。元々「久保田 千寿」をおすすめいただいていた方ですが、お酒を買いにいったら紅寿が気になったそう。紅寿と合わせてみていただいたところ、「シウマイの肉の旨味と日本酒の旨味が合わさってうまいです」。おすすめの千寿で朝日酒造社員も試してみると、「豚肉の味が強くて脂も感じる。豚の旨味と脂身が千寿の甘みとよく合って、最後にキレが流してくれるのでずっと食べてられますね」と、どちらもシウマイが進む組み合わせになりました。

もう一人の方は、シウマイ弁当と「久保田 千寿」で。「色々久保田を飲んでいるが、千寿が一番。久保田と言うと千寿」という千寿愛飲者のファンの方。シウマイ弁当はお取り寄せできないので、横浜市民のファンの方に買いに行っていただきました。「ほぼ全てのおつまみが揃っているので、コスパが非常にいい。食事をしながらお酒を飲むのが好きなので、シウマイ弁当の白いご飯とお酒で楽しむのが好きなんで」と、シウマイ弁当ならではのこだわりをご紹介いただきました。

他の方は、「シウマイと日本酒の組み合わせは思いつかなかった」という声もあり、横浜市民でもやったことがない方も大勢いるかも?シウマイと日本酒のペアリング、ぜひ一度お試しください。

とん漬×久保田

とん漬

続いて、学生時代を神奈川県で過ごしたファンの方からおすすめいただいたのが、厚木市の名物「とん漬」です。厚木と言えば、B-1グランプリでも優勝したホルモンが有名ですが、ファンの方が住んでいた当時は、とん漬が一番のお土産物だったそうです。

とん漬は、名前の通り、豚肉を特製味噌にじっくりと漬け込んで焼いたものです。
ルーツを調べてみると、江戸末期の頃に遡ります。荻野村にあった山中藩(現在の厚木市付近)で行われた人寄せの際に、料理が不足してしまったので、近くの山からとれたシシの肉に味噌を塗って焼いて出したそうです。この当時は、イノシシや牛などの四つ足の肉を食べることを嫌っていたようで、何の肉か分からないように味噌でごまかしたのですが、その味が意外にも大好評だったそう。これがとん漬の始まりです。

厚木には養豚場が多く存在し、ブランド豚肉も数多くあるほど豚肉が食べられているので、このとん漬の食べ方も厚木の名物として知られるようになりました。

とん漬の実食

「高校の恩師の家に遊びに行く時、お土産に何がいいかなと厚木の人に聞いたところ、厚木ならとん漬だと教えてもらったんです。それを持って恩師のところに行きまして、宴会で久保田を出してもらい、盃を交わしながらとん漬と飲んだという記憶があります」と、とん漬の思い出エピソードをご紹介くださったファンの方。他のファンの方も、厚木の方ではとん漬が贈答品に使われると話されていました。

その当時に飲んだ久保田が何かは残念ながら覚えていないようでしたが、今回合わせたのは「久保田 碧寿」です。「とん漬は味が濃いめなので、久保田も負けないのがいいかなと思って碧寿にしました。碧寿は山廃仕込みなので、酸味があって豚肉の味に負けないですね」とのこと。「碧寿は山廃仕込みの中でも飲みやすい感じがあって、あっさりしています。昔ながらの久保田の酒質の設計と聞きましたが、千寿とかよりもコクがある」と、碧寿の味も気に入っていただけたようです。

とん漬を初めて食べた朝日酒造社員も、「味が濃い!でも、碧寿のしっかりした旨味や酸味があって、発酵食品同士合っていますね。味噌の濃い味わいをやわらかく包んでくれる感じがする」と絶賛していました。

しらす×久保田

しらす

相模湾で獲れる代表的な魚である「しらす」も、日本酒のおつまみにはぴったりです。相模湾で漁獲されるしらすは「湘南しらす」とも呼ばれ、全国的にも有名なブランドとなっています。

湘南しらすは、一隻の船で網を曳く一艘曳き漁で水揚げされるため、鮮度が非常によく、濃厚な味が特徴です。毎年3月11日からしらす漁が解禁となりますが、4~6月頃の春と9~11月頃の秋に獲れるしらすが特に美味しいと言われています。

しらす自体は通年食べられますが、旬の時期の現地ならではの食べ方が生しらす。賞味期限がその日限りなので、現地でしか味わうことができません。さらに現地でも、天候不良で漁に出られなければ食べられず、行ってみないと出会えるかどうか分からないグルメです。

しらすの実食

日本酒といえば魚が多いので、実際に足を運んで美味しかったなと思ったのが、夏に食べた江の島のとびっちょのしらす丼」と話すファンの方。しらすの食べ方も色々ありますが、「米がある方が幸せなタイプなので、しらすよりしらす丼です」と、シウマイ弁当に続いて米と日本酒を合わせるのが好きな方が多いようです。

もともとしらすと合うとおすすめいただいていたのは「久保田 萬寿」でしたが、当日は「久保田 純米大吟醸」をご用意いただいていました。生しらすと純米大吟醸を合わせて楽しむと、「美味しいの一言。お酒と楽しんだ方が、気分がアゲアゲになりますね」とご満悦の様子です。
今回は運よく生しらすをお取り寄せできたので、実際に食べてみるとぷりぷりとした食感の中にほんのりとした甘み、そしてわずかに感じる独特の苦味がいい余韻となります。純米大吟醸を合わせてみると、華やかな香りがしらす特有の磯っぽさをやや立たせてしまう感もありますが、清々しい食後感を感じられました。

三崎マグロ×久保田

三崎マグロ

最後にご紹介するのは、シラスと並び神奈川を代表する魚「三崎マグロ」です。三浦半島にある三崎港で水揚げされたマグロのことで、全国的にも知られています。

マグロは基本遠洋で獲れる魚なので、獲られた海ではなくどの漁港に水揚げされるかで名称が変わってきます。
では、なぜ三崎港のマグロは有名なのでしょうか?三崎港は、世界中からマグロが集まる遠洋漁業の基地として発達してきました。遠洋漁業で獲れたマグロは、釣ってすぐに船内の冷凍庫で急速冷凍することで、鮮度がいい状態で三崎港に運ばれてきます。

マグロには色々種類がありますが、三崎マグロは主にメバチマグロです。メバチマグロは、柔らかくとろけるような肉質、ほど良い脂の甘さ、赤身の旨味などが特徴です。

三崎マグロの実食

マグロと合うとおすすめいただいのが、「久保田 萬寿」。魚の王様と言っても過言ではないマグロと、久保田の王様の萬寿。この組み合わせ、合わない訳がありません。

三崎マグロと萬寿、最高!」と絶賛のファンの方。「昔、会社の上司に久保田さんという人がいて、その人はいつも久保田を振舞っていました。三崎マグロと萬寿を何度もご馳走になり、そのシチュエーションも相まって私の中で思い入れのある組み合わせです」と思い出も加わり、最高のペアリングのようです。
実際にお取り寄せした三崎マグロを食べてみると、赤身は濃い赤色で噛むごとに旨味や甘みを感じ、そこに萬寿の甘みも重なります。中トロは脂のなめらかな甘みもあり、萬寿の深みや奥行きが脂身の旨味と調和しています。

他のファンの方も、「マグロが最高なので、日本酒なら何でもOK」「脂がいいので、すっきりとした日本酒の方が合う」など、誰でも一度は試したことがあるマグロと日本酒。ファンの方曰く、「マグロ自体の味は静岡や他のところとも変わらないと思いますが、三崎の町全体がマグロのテーマパークのようなんです」とのことで、日本酒片手に三崎の町を訪れて三崎マグロを味わってみたいものです。

久保田ご当地グルメ部 今後の開催予定

「久保田ご当地グルメ部」は今後も開催していきますので、縁のある県や大好きな県の回への皆様のご参加、お待ちしております!

■「久保田ご当地グルメ部」 開催概要
対象:「KUBOTA MAIL NEWS」メルマガ会員
会場:オンライン(Zoom)
参加費:無料
お申し込み:「KUBOTA MAIL NEWS」に既にご登録の方は、メルマガに記載の応募フォームからアンケートに答えてお申し込みください。
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https://www.asahi-shuzo.co.jp/kubota/mailnews/
定員:各回4名様(最小催行人数1名様)
次回開催予定:
「熊本県」 2022年8月24日(水)20:00~21:00(応募開始 2022年8月4日予定)
「富山県」 2022年8月25日(木)20:00~21:00(応募開始 2022年8月4日予定)