6月16日は和菓子の日。日本酒に合うご当地銘菓4選
6月16日は「和菓子の日」です。日本酒「久保田」ファンの方々に日本酒に合うご当地グルメについておすすめいただいた際に、和菓子の名前もいくつか挙がりました。ファンの方々の推薦をもとに、朝日酒造社員が実際に取り寄せて美味しかったご当地銘菓をご紹介します。「日本酒には羊羹」など、和菓子と日本酒を合わせて楽しんでいる方も少なくはありません。まだ試したことがない方も、この機会にお好きな和菓子と日本酒を一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?
特集
毎回1つの都道府県にスポットを当て、久保田ファンと朝日酒造社員が一緒にご当地グルメと久保田を味わいながら、その地域やグルメにまつわるトークを楽しむオンラインイベント「久保田ご当地グルメ部」。今回は、山形県をテーマに開催しました。ファンや社員おすすめの、久保田と楽しめる山形県のご当地グルメをご紹介します。
目次
「久保田ご当地グルメ部」とは、毎回1つの都道府県にスポットを当て、久保田ファンと朝日酒造社員が一緒にご当地グルメと久保田を味わいながら、その地域やグルメにまつわるトークを楽しむオンラインイベントです。
ご当地グルメには、全国的に有名なものから本当に地元の人しか知らないものまで、様々なグルメがあります。そんな知られざるグルメと日本酒・久保田を、地元の方はどんな風に楽しんでいるのでしょうか。
今回は、情緒溢れる銀山温泉といった見どころのほか、 日本三大和牛の米沢牛など特産品もいっぱいの山形県をテーマに開催しました。ファンの方おすすめのご当地グルメとともに、美味しく楽しめる久保田もご紹介していきます。
山形県といえば外せないのが「芋煮」。里芋の収穫シーズンである秋から冬にかけて食べられる定番メニューです。
旬の里芋を主役に、ネギやこんにゃくなどを入れるのが基本です。そこに加える肉は豚肉か牛肉か、味付けは味噌か醤油かなどといった点で、地域による特色が出ます。ファンの方によると、庄内地方では芋煮に酒粕やお酒を入れることもあるそうで、体がポカポカと温まりそうなひと工夫に雪の多い山形県らしさを感じますね。
芋煮の発祥は1600年代半ばまで遡るとされていて、当時の最上川舟運の船頭たちが始めたものだそう。
その時代には荷受人に舟の到着を伝えられる連絡手段がなく、舟の船頭たちは荷物の引き渡しまで長時間待たされることもあったそうです。そんな時、船着場の近辺で名産だった里芋を煮た鍋を囲み、退屈しのぎをしていたのが始まりと言われています。
その他にも、秋に新米や野菜を持ち寄り、神様に感謝し稲刈りの終わりを祝う収穫行事の名残という説もあるそうです。
現在では、芋煮会と呼ばれる河原で仲間同士わいわいと鍋を囲むイベントが山形県の秋の恒例行事となっています。大鍋に入った具材を重機で調理するスケールの大きな芋煮会もあり、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
今回は庄内地方(日本海沿岸部)の豚肉味噌味と、米沢牛で有名な米沢市を含む内陸地方の牛肉醤油味をお取り寄せしました。
はじめに、豚肉味噌味から食べてみると、味噌の風味は優しく、素朴な味わいです。
豚肉味噌味の芋煮には、ファンの方からおすすめいただいた組み合わせで「久保田 千寿」を。「お味噌系は、やはり千寿だと思います」と、和食の中でも特に味噌味のものと千寿は、間違いのない手堅い組み合わせのようです。 千寿の持つ米本来の旨味や酸味とともに味わうことで、芋煮の味噌の甘味やネギの出汁がさらに際立ちます。
続いて、牛肉醤油味を実際に食べてみます。見た目からはこってりと濃厚な味わいを想像しましたが、意外とあっさりしています。すき焼きのように感じられる甘さがあり、里芋にもその味わいがしっかり染み込んでいます。
牛肉醤油味の芋煮には「久保田 ゆずリキュール」がぴったりです。芋煮のすき焼きのような甘味にゆずのすっきりした風味が加わることで、爽やかな後味になります。
ファンの方のお手元にあった「久保田 純米大吟醸」とも組み合わせていただきましたが、「豚肉味噌味と牛肉醤油味の両方に合う」という嬉しいお言葉が。「どちらにも合うけど、醤油の方がよりマッチする」そうです。
丸い形が可愛らしい「玉こんにゃく」は、山形県発祥です。名前の通り3cm程度の球状のこんにゃくを串に刺し、団子のように頬張っていただきます。
山形県のお祭りや、観光地の出店では定番の一品で、ファストフード感覚で愛されているほか、一般家庭の食卓にも登場します。季節を問わずに食べられていますが、寒い季節の方がより美味しく味わえます。
芋煮同様、山形県内でも地域によって食べ方に違いがあり 、出汁とタレで煮詰めるのが庄内地方風、タレで表面だけに味付けをするのが内陸地方風だそう。
元々、山形県はこんにゃく芋の産地であり、一般家庭で手作りしたこんにゃくの名残が玉こんにゃくのルーツであるという説や、老舗のこんにゃく専門店が作り始めたものが最初であるという説など、その起源には諸説あるようです。
実際に食べてみると、醤油に砂糖を加えたような甘味があり、ほっとするのに飽きの来ない味付けです。
ファンの方からは久保田 千寿シリーズとの組み合わせをおすすめいただきました。 中でも「久保田 千寿 純米吟醸」との相性は最高の一言です。玉こんにゃくの出汁の旨味やまろやかな甘味に、千寿 純米吟醸の爽やかな酸味が調和します。
おすすめの飲み方は、千寿 純米吟醸に玉こんにゃくの出汁をちょっと足して飲むこと。日本酒感が和らぎ、柔らかく優しい味わいを楽しめますよ。
「古鏡」は、鶴岡市にある「つるおか菓子処木村屋」の創業以来、130年以上愛され続けてきた銘菓です。
鶴岡市にある出羽三山は、かつては「西の伊勢参り、東の奥参り」と称されたパワースポットであり、そのうちの一つ、羽黒山の祭殿の目の前の池からは、平安時代や鎌倉時代のものとされる古い鏡が多数発掘されています。その鏡を模していることに由来し、この名前が付けられています。発掘された鏡は数百面あり、そのうちの190面は重要文化財に指定されているそうです。
厳選された小豆を使ったつぶ餡を鏡のように丸い形にし、その中に薄い求肥(ぎゅうひ)餅を入れ、外側には砂糖をまぶしています 。地元の人だけでなく観光客からも人気の、山形県を代表するお土産です。
ちなみに、「つるおか菓子処木村屋」の名前は、あんぱんで有名なあの木村屋総本店より暖簾分けしたものだそうです。
手の平サイズの古鏡ですが、持ってみると想像よりもずっしりとした重量感があります。つぶ餡をぎゅっと丸くした見た目で、見るからにたくさんの餡が詰まっていそう。手にした時に感じた重みにも納得です。
実際に食べてみると、餡がぎっしり! といった見た目に反し、とても品のいい甘さが印象的です。また、外側にまぶされたシャリシャリとした砂糖、しっとりしたつぶ餡、真ん中に入っているもっちりとした求肥餅と、控えめな甘さもさることながら、食感でも飽きないような創意工夫が施されていました。さすがは山形県を代表する銘菓といったところ。これなら甘い物が苦手な人にもおすすめしやすそうです。
そんな古鏡とは、「『久保田 純米大吟醸』との組み合わせはどうですか?」とファンの方からご提案いただきました。実際に一緒に味わってみると、古鏡と純米大吟醸のどちらかが目立ってしまうということなく、両方の美味しさをバランス良く堪能できます。純米大吟醸の華やかな香りがふわっと感じられるペアリングです。
今回ご参加くださったファンの方は、イベント当日に、とっても秋らしいおつまみ「庄内柿と蕪のカプレーゼ風」を用意してご参加くださいました!
「久保田ご当地グルメ部」についてご自身のインスタグラムにて投稿くださいましたので、ご紹介させていただきます。
「庄内柿と蕪のカプレーゼ風」には、フルーティーな「久保田 純米大吟醸」が合うのでは?とのことで、実食していただくことに。結果、予想は的中! 「お酒の香りと柿の香りがよく合って引き立つ」とのコメントをいただきました。
「この記事を見て久保田と芋煮を合わせてみたよ」といったご報告や、「他にも久保田に合う山形のご当地グルメがあるよ」といったご提案などありましたら、ぜひ「#久保田ご当地グルメ部」をつけてインスタグラムに投稿してくださいね。
「久保田ご当地グルメ部」は今後も開催していきますので、縁のある県や大好きな県の回への皆様のご参加、お待ちしております!
■「久保田ご当地グルメ部」 開催概要
対象:「KUBOTA MAIL NEWS」メルマガ会員
会場:オンライン(Zoom)
参加費:無料
お申し込み:「KUBOTA MAIL NEWS」に既にご登録の方は、メルマガに記載の応募フォームからアンケートに答えてお申し込みください。
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https://www.asahi-shuzo.co.jp/kubota/mailnews/
定員:各回4名様(最小催行人数1名様)
次回開催予定:
第7回「静岡県」 11月25日(木)20:00~21:00(応募開始 11月5日予定)
第8回「徳島県」 11月26日(金)20:00~21:00(応募開始 11月5日予定)