日本酒をもっと楽しむおつまみレシピ|レンコン焼き出し豆腐
2023.10.25

楽しむ

日本酒をもっと楽しむおつまみレシピ|レンコン焼き出し豆腐

料理家・高橋善郎さんが提案する、日本酒のおつまみにぴったりの一品をご紹介。 「久保田」と一緒に、ご自宅での上質なひとときをお楽しみください。

目次

  1. 常備食材の豆腐を秋冬仕様にアレンジ
  2. 「レンコン焼き出し豆腐」の作り方
  3. 「レンコン焼き出し豆腐」に合わせたい「久保田 千寿 純米吟醸」
  4. 高橋善郎さんからのワンポイント

常備食材の豆腐を秋冬仕様にアレンジ

れんこん焼き出し豆腐

冷蔵庫に常備してある食材の一つである豆腐。豆腐はしょうゆをかけるだけで食べられる手軽さに加えて、タンパク質が豊富な優秀な食材です。どのご家庭でも、たいてい冷蔵庫の中に豆腐はあるのではないでしょうか。
しかし、毎回しょうゆとネギで冷奴ではマンネリに。また、寒い時期になってくると、温かい料理を欲するもの。そこで、豆腐を使ったひと手間かけた料理をご紹介します。

豆腐の温かい料理というと、湯豆腐や揚げ出し豆腐が定番。揚げ出し豆腐は揚げるのが面倒という方も、焼き出し豆腐であればより簡単に美味しく作れます。
さらに、レンコンやしいたけを加えて秋仕様に。レンコンの代わりにかぼちゃやお好みのきのこ類を焼いて一緒に盛り付けると、より季節感も出ておすすめです。夏の名残食材のミョウガやパプリカも加えて、季節感のある見た目と味わいに仕上げます。

しょうがの香りが溶け込んだサッパリしたみぞれ出汁は、純米吟醸タイプの日本酒と香りのバランスも好相性。「久保田 千寿 純米吟醸」とは、豆腐の優しい味わいに加えて、素材を焼いた力強い香ばしい香りとも良く合います。

「レンコン焼き出し豆腐」の作り方

【材料(2人分)】 ※所要時間:約25分
・木綿豆腐:300g 
・大根:200g 
・レンコン:80g 
・ミョウガ:2本 
・しいたけ:2本 
・パプリカ(赤):1/2個 
・ごま油:大さじ2 
・片栗粉:適量 
・小ネギ:適量

A 
-水:150ml 
-白だし:大さじ1と1/2 
-濃口しょうゆ:小さじ2 
-おろししょうが:小さじ1 

【作り方】
①レンコンは、皮付きのまま1cm弱の半月切りにする。ミョウガは縦1/4等分に切る。しいたけは石づきを切り落とし、半分に切る。パプリカは、へたとわたを切り落とし、乱切りにする。小ネギは小口切りにして水にさらし、ザルにあげ、水気を切る。

材料の下準備

材料の下準備

②大根をすりおろす。小鍋にAを入れ、すりおろした大根を約半量、汁ごと入れてひと煮たちさせたら火を止める。

ひと煮立ちさせる

ひと煮立ちさせる

③木綿豆腐は水気を切り、6等分に切る。ペーパータオルで水分をふき取り、全面に片栗粉をまぶす。フライパンにごま油をひき、豆腐を入れて中火前後で全面に焼き目をつける。ペーパータオルをひいたバットに移す。

豆腐に焼き目をつける

豆腐に焼き目をつける

④ ③のフライパンを再び温める。レンコンを入れ、中火前後で加熱して裏返す。残りの切った野菜も加え、両面に焼き目がついたら火を止める。

野菜に焼き目をつける

野菜に焼き目をつける

⑤ ③、④、残りのすりおろした大根、小ネギを盛り付ける。軽く温め直した②をかけてお好みで白ごま(分量外:少々)をふる。

「レンコン焼き出し豆腐」の完成

「レンコン焼き出し豆腐」の完成

「レンコン焼き出し豆腐」に合わせたい「久保田 千寿 純米吟醸」

久保田 千寿 純米吟醸

「久保田 千寿」の旨味や飲み応えを踏襲しつつ、純米吟醸らしいきれいですっきりとした要素も加わった「久保田 千寿 純米吟醸」。上品で澄んだ香りでバランスのとれた、料理の邪魔をしない味わいです。口当たりはやわらかく、ドライな飲み口を楽しめます。冷やすとほどよい酸味とキレを、常温になると酸味がたち、旨味の余韻を感じられます。
温かい料理と千寿 純米吟醸を飲み合わせることで純米吟醸らしさも楽しむことができるので、この秋冬にぜひそのペアリングを楽しんでみてください。

久保田 千寿 純米吟醸
1,800ml    3,160円(税込3,476円)
720ml    1,470円(税込1,617円)
300ml    740円(税込814円)
※商品の価格は2023年10月25日時点のものです。

高橋善郎さんからのワンポイント

◆木綿豆腐は焼きすぎると固くなってしまうので、全体に薄く焼き色がつく程度でOKです。
◆白だしに濃口しょうゆも加えることで香りがさらに立って千寿 純米吟醸とのペアリング効果が高まります。
◆白いりごまの代わりに七味や一味をかけてピリッとした要素を加えても美味。

profile

料理家 高橋善郎

料理家 高橋善郎

東京都世田谷区にある和食店「凧(はた)」グループのオーナーシェフ。料理人である父の影響で、幼少期から実家の店舗で料理の基礎を学ぶ。調理師免許、きき酒師、ソムリエ(ANSA)、野菜ソムリエなど食に関する資格を有し、きき酒師の上位資格である日本酒学講師を当時史上最年少 で合格。素材の持ち味を活かした和食をベースに、エスニックからイタリアン、オーガニックと幅広いジャンルを得意とする。